2018年02月10日

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●「唐代胡人俑 シルクロードを駆けた夢」@大阪市立東洋陶磁美術館

http://www.moco.or.jp/exhibition/current/?e=440

 夜さあ寝よか、と布団に入りますと江口さんから連絡があり、「展覧会へ行く」と誘われたので夫婦で参加。平塚から江口さん夫妻にFさんも参加して5人で中之島。

 とにかくダイナミックで躍動感があり、楽しい。

 唐は最盛期にはいまのNYやロンドンのような、多民族が入り乱れる国際都市だったそうです。「胡人」とはソグド人をはじめとする中央アジア諸民族のこと。
 僕の妄想ですが、漢民族の陶工が副葬品としての「俑」をこさえるときに、やっぱり身内だと真面目にリアルに作らないと怒られそうではないですか。秦の始皇帝の兵馬俑もそうですよね。その分、胡人なら多少デフォルメしたり、おもしろい表情をさせたり、変わったポーズを取らせたり、思い切って楽しく作れた、のではないかと。

●リアルにしよう、とか、美しく形作ろう、という作為はある程度は必要だろうと思うのですが、その気持ちがあまり先走ってしまうと、作品の生命力や勢いを殺してしまいます。
 といって逆にワーッと無茶苦茶やってやろう、とすると、これまた観るものに伝わりづらい。
 そのへんがちょうどいいバランスです。
 併設展で現代の作家さん達が人間をモティーフに造った像、それに常設展として中国・韓国・日本の古陶の名品がズラリ揃っているので、それらと比べるとなおのこと「これちょうどいいな」感が増します。
 それは別に洋の東西を問わず、たとえばベルヴェデーレのトルソとか観ても、あれリアルか、というと疑問があってちょっとやり過ぎ。でもその「ちょっと盛ってる」ところが「いいな」と思うスイッチになってる、のではないかな。

●公式のビデオ
特別展「唐代胡人俑−シルクロードを駆けた夢」ビデオ 「黄土の魂 唐代胡人俑の世界〜生を写して、気で満ちる〜」(上映時間:約13分)
https://www.youtube.com/watch?v=TL3M5u0PpL4

●大阪に住んでいながら初めてこの美術館へ行ったのですが、
建築としてもとてもガッチリしたいい造り。設立1982年、バブルに向かう直前の「ちゃんとしてる」感じがとても心地よいです。
 安宅コレクションがここに収まる経緯もまた当時の(関西)経済界のまともさを現していて、なんだか懐かしい。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%98%AA%E5%B8%82%E7%AB%8B%E6%9D%B1%E6%B4%8B%E9%99%B6%E7%A3%81%E7%BE%8E%E8%A1%93%E9%A4%A8

●ちなみに館長のお名前は「出川哲朗」さんとおっしゃるのですが
もちろん別人です。

●観る前に近くでお茶して、観た後また近くの別の店舗でお茶したのですが、経営が同じらしく同じカフェオレが出てきました(笑)

●夕ご飯をご一緒に、ということで地下鉄一駅乗って拡大されたルクアのB2「バルチカ」へ行ってみたのですが、芋の子を洗うような混雑で、「昭和のデパート」感がしてなんだか懐かしい。
 B1にできたばかりの「キュッフェ ニューミュンヘン」に行ってみました。
http://www.newmunchen.co.jp/shop_kuche.html

 あいかわらず唐揚げ美味しいです。

●江口(旦那)さんは美術館・博物館系のお仕事をされていて、もちろんお仕事柄、毎日のように各地から送られてくるフライヤーを多数見ておられるわけですが、この虎パンツの胡人俑のフライヤーを見た瞬間
「ん!?」
となったそうで、巡回展でもないし行かざるを得まい、ということでご夫婦で新幹線に飛び乗って来られました。もちろん日帰り。
 これを本物のセレブという。

 ビールを飲みながら素晴らしい素晴らしいと唸っておられたのが印象的。
 プロもおすすめの展示です。

posted by ながた at 00:00| 雑記