2018年10月12日

メカ最適解


 F-4EJ(改)まだ現役。

https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1147141.html

「ファントムII」初飛行1958年、実に60年選手。(もちろんこの個体が60年飛んでるわけではないですが)そういえば、と調べてみると

・F-5 タイガーII 1959年
・A-4 スカイホーク 1956年
・MiG-21 ”フィッシュベッド” 1955年
・B-52 ストラトフォートレス 1955年
・C-130 ハーキュリーズ 1956年
(参考・CH-47 チヌーク 1962年)

 このへんでジェット軍用機はメカ的にサチュレート(飽和)してしまって、以降改良してるのはつまり素材と加工技術と電子機器。だからおそらく、腕利きの駆るF-4で格闘戦限定であれば最新の新兵さんの乗るF-22を墜とせる。
 もちろんミサイルが使えればF-22がおそらく100戦100勝なので、そんな比較は無意味といえば無意味なのですが、「ジェット軍用機」というメカが実用化されたのはメッサーシュミットMe262、初飛行1942年で、わずか20年にも立たないうちに飽和するというのは凄いなあ、と思った次第。
 いや、「ああいう形」で言うと1909年に初めて「軍用飛行機」が現れたそうなので、それでも50年でライト兄弟からファントムか、と思うと凄いですね。コンピュータの発展よりスピーディなんとちゃうか。

 航空機みたいな大きなものでも50年もやれば最適解へ到達してしまうもので、スマホぐらいならむしろ10年もよくまだ変化させられてるもんだ……

 なんて思ってたら光岡自動車がロードスター・ベースの新型を出す

https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1147360.html

 シボレー・コルベットの2代目いわゆるC2ルックがなかなかいい感じですね。僕光岡のクルマで初めて「ちょっと欲しいかも」思っちゃった。
 ロードスターはこれ以外にすでにフィアットに「124スパイダー」のベース車として提供されており(エンジンがフィアット、メイクはマツダ)、この調子でMGや果てはロータスが「エラン」て名前で……などと妄想は膨らむばかり。両者現在は中国資本なので、「ガンガンやりなよ」と一言言ってくたらおもしろいんですが。

 それはいいんですがこのロードスターてのもほぼ「最適解」で、人間が人間である以上、その身体に「きもちいい走り」を感じさせるならこのサイズ、4000ちょいの1700ちょいの、重さは1t前後でエンジンは1600cc前後、パワーは120馬力程度……が「ベスト」なんですわつまり。
 で、ここ狙って作るとつまりロードスターみたいなものにしかならず、差の付けようがない。あるとするなら唯一デザインですが、初代NAがあまりに完璧だったのでそこもつけ入る隙が無い。
 ここで高馬力エンジンなんか載せたら終わり。そのために各部を補強しまくる必要が生じて重く高価になり、それを多少なりともカヴァーしようと既存FRセダンのプラットフォームとか使っちゃうと分厚くブサイクになって死ぬ。
 もちろん操舵の気持ちよさで落ちるFFやどうやったってピーキーかドアンダーの二択のMRは論外、4座にして後輪をドライヴァーから遠ざけるのもナッシング。
 1989年にデビュー以来、幾多のメーカーから幾多の「ああいうの」が出てきたのですがまだ残ってるのはもはやスポーツカーとはカウントしにくいラグジュアリーなSLK(SLC)とダイハツ・コペンぐらい。あとはS660……はビートの後継とはメカ的にもコンセプト的にも認めづらいので(なにせホンダ自身がそう見られたくないっぽい)、まあ次期型が出てから話をしましょう。
 1発やったら出せるんですよバルケッタだってMR-Sだって。
 継続して、つまりビジネスにしてる、てのがエライ。

 まあつまりなにが言いたいかと言うと、メカてのはわりと最適化が早いし、最適化されたものはえらい長持ちするな、ということです。
 物理法則がモノを言うからでしょうね。

posted by ながたさん at 00:01| 雑記