2016年06月04日

アーロンチェア最強伝説・継続中



 奥さんはハーマンミラー社のセラチェア

http://www.hermanmiller.co.jp/products/seating/performance-work-chairs/celle-chairs.html

に座っていたのですが、引っ越しの作業都合上持ってこれず、代わりにわたくしが虎の子のアーロンチェアを貸与しておりました。

http://www.hermanmiller.co.jp/products/seating/performance-work-chairs/aeron-chairs.html


実に購入2004年、遂に保証も切れたのですが(12年もあります)こんなに長く愛用したものは他に無いかも?というぐらいの。
 で、そろそろ半年になるのでなんとかセラを持ってきますかいね、でもわたしアーロン気に入った、そいじゃ僕が新しいの買うって手もあるなゲヘヘ、新しいの買うならわたしが買うよウヘヘ……と物欲丸出し夫婦は何かと話題の「大塚家具・南港ショールーム」に向かったのです。ATC内。

http://www.idc-otsuka.jp/showroom/osaka/

 以前母と伺った時には説明員さんがくっついてくるシステムでしたが今はどうぞお好きに、しかも「SOHOコーナー」ができてて(7F)国内外の高機能チェアがあれもこれも座り放題。もっとアピールすればいいのに。果たしてアーロンの後継機は見つかるのか。

・エンボディ(ハーマンミラー)

http://www.hermanmiller.co.jp/products/seating/performance-work-chairs/embody-chairs.html

「いつまでもアーロン一本足打法では」と危機感を抱いたハーマンミラーが打ち出した渾身の一作、価格も高くwebカタログ上もアーロンより前に掲示する気合の入れよう。
 個人的には座面はサイズ調整機能、座り心地ともパーフェクト。なのですが、背もたれのご自慢のこの脊椎支持システムがイマイチ。ハーマンミラー製オフィスチェアの多くが持つ弱点なんですけど「樹脂に当たってる」感じが強くて、それもセラやミラよりも固い。それらなら「まあ背もたれはね」と諦めもつきますがこれは「そこに力入れてます」と言ってこれはどうなのか。
 というかハーマンミラーで樹脂っぽい背中を嫌がるとほぼアーロンしかないのもどうなのか。
 そういえばデビュー直後にも見たけど、ここが今ひとつだなと思って買い替えは控えたんだった。

 クルマ好き向けに言えば「911に対する928」て感じです。
 お好きな人もおられよう。

・ミラ2(ハーマンミラー)

http://www.hermanmiller.co.jp/products/seating/performance-work-chairs/mirra-2-chairs.html

 カジュアル版アーロン。前作ミラの弱点だった樹脂樹脂した背もたれに一枚メッシュを被せてさあどうだ。
 でも僕は
「半額ならともかく、このぐらい出すならアーロンかな」
と感じました。(若干安いだけ)
 華やかなカラーあり、素材に樹脂が多くてやわらかい印象、座面の張りはアーロンより緩くて万人向け、と美点もあります。もしアーロンの経験が無ければ、むしろこちらを好む人もいるやも。
 911に対する944かな。

・リープ(スチールケース)

https://www.steelcase.com/asia-ja/products/office-chairs/leap/

 アーロン最大のライバルと言ってよい名作。オフィスに大量導入されるケースも多く、その中古品が市場に豊富にあるのでネット上で話題になったりも。
 わたしリープ座るの初めてだったんですが、ぴったり包まれる感覚はなかなかいい。おそらくウレタン座の椅子の中では最高峰ではないですかね。
 ただし現在の目で言うと、座面がリクライニングと連動して前後移動するのはちょっと考え方が古い。最近は座面と背もたれの関係を変えずにまとめて動かすのが主流。また当然ながらウレタン座ということは経年劣化も避けられません。
「いいけど若干古い」て感じ。
 911に対してならコルベットですかね。いや速いし楽しいし豪快だし、いいんだけどOHV。
 キーボードマニア向けに言うなら、アーロンが静電容量スイッチのRealForceならリープはメンブレンラバードームのLibertouchです。
 余計わからんわ。

・ゼスチャー(スチールケース)

https://www.steelcase.com/asia-ja/products/office-chairs/gesture/

 スチールケースも時代に合わせるつもりが無いわけではなく期待の新作がこれ。椅子自体が柔軟に動くことで、多様化する作業姿勢に対応する……というコンセプトです。
 確かにいろんな姿勢にじんわり付いてきてくれます。メッシュやふかふかのクッションならともかく、こういうカッチリした見た目の椅子がやわらかく動くのはおもしろい。
 ただし、その分若干「たよんない」感じがします。「安っぽく感じる」という声が多いのも、このなんとなく始終グネグネしてる感じからかも。コンセプトどおりなので間違ってはないのですが……慣れるのかな。
 てな感じであまり好評/好調でもないようで、値段は安いです。リープ+数千円という感じで。
 ただこれもお好きな方もおられるとは思う。
 リープをヴェットだとするとこれはバイパーですかね。良くも悪くも「やっちゃってる」という感じが。


 ……ということ、で。
 国産勢、バロンやコンテッサはアーロンを買う時落としたわけですし、その後殴りこんできたエルゴヒューマンも廉価が売りなのでご遠慮。いろいろ座った中ではイトーキのヴェントは個人的に良かったです。ただこれも82500円と安価ではない。これ5万ならなあ。
 となると未だに、冒頭、「アーロン最強」が継続中、というのが「僕の」結論です。
 もし今何かの事情でアーロンが壊れたら、またアーロン買うと思う。

 張りの強すぎる座面(特に中央部)、それにともなう姿勢の強制、当たると痛い金属フレーム、すぐ朽ちる座面前端裏クッション、ヘッドレストがオプションでも無い、などあからさまな弱点を抱えつつも、
「でもなんだかんだ言ってもこれなんよねぇ」
という感じが、ポルシェ911そっくりです。
 デビュー94年、もう20年を超えて後継者が現れないあたりも。
 一旦決定打が現れると、人間(社会)の方がそれに慣れちゃって、変えるのに大きな慣性を乗り越えなければならなくなるようです。次に現れる椅子はぜんぜん違ったコンセプトや素材や造りかも。いや、エンボディもゼスチャーもそれを狙っていたことは十分伝わるのですが……
 エンボディの背中側メッシュにしただけではいかんのか。
 デザイナーが納得せんのやろなあ。

 マツダ・ロードスターの椅子も弾性ネットの上に薄いウレタンを載せる構造だそうです。
http://www.mazda.com/contentassets/c8bdee142bcb4b3b8da1a0f9b4a46785/files/2015_no029.pdf
 旅客機や列車のシートでもネットタイプ増えてるようですね。

 半年アーロンに座り慣れた奥さんも 、
「わたしがアーロンのAタイプ(小さめサイズ)を買うのはどうか」
と言うので、まあ当面はなんとかセラを持ってくる方向で。

 座業で腰痛など身体の変調にお悩みの方はまずいい椅子を。たとえばこちら「椅子王国プレミアム」↓

http://chair-kingdom.com/

などであたりをつけて、南港ショールームのような試座できるところへ。
 たとえばアーロンなら15万ですが、パソコン1台、あるいはちょっといい薄型TV1台と考えりゃ安いもんでしょ。健康は金では買えませんぜ。
 いい椅子は絶対のオススメです。

 何も買いませんでしたが納得というたいへん貴重なものが得られましたので、感謝をこめてIDC大塚家具・南港ショールームのURLをもう一度。

http://www.idc-otsuka.jp/showroom/osaka/

 お昼はそのすぐ下、5Fの「太陽のカフェ」でした。

http://www.atc-co.com/restaurant/taiyounocafe/

 お野菜がおいしかったです。パスタも女性・お子様向けっぽい優しいお味で。海とさんふらわあ号が見える、眺めがいいお店です。

posted by ながたさん at 05:20| 雑記