2017年09月27日
電動ドリルドライバー「DF330DWSP」マキタ
はいDIY男子が腰に備えるネイキッド・ガンといえばこちら。電ドリ。
わたしも長年憧れていたのですが、買うと1万円だし、毎回大物IKEA家具組み立てたって20本やそこらですから「まあいいか…」とスルーし続けてきました。
が、ピクチャーレールをキッチンパネルにネジ止め、となると手では下穴錐が到底入らない。
「これはもう電動ドライバーやな!」
この、やっと「買う理由」を見つけた時のモノ好きの爽やかな笑顔といったら。
しかし初めて買うものなので右も左も分からない。いろいろ調べると、
・ドリルドライバー
・インパクトドライバー
・振動ドライバー
という三種類があるらしい。
ドリルドライバーが普通のネジ締め・ドリル兼用。インパクトはある一定トルクで回転方向に衝撃(インパクト)を与えて、強力にネジ締めするタイプ。ログハウスとか組む時はこれ。振動は前後方向に振動を加え、強力に掘り進んでいくタイプ。コンクリ掘るならこれ。
つまり小物DIYならドリルドライバーで良いようです。
さて次はパワー(サイズ)。
これはどれだけの電圧、ボルテージが供給されているかでmaxトルクが変わるようで、電圧によってクラス分けされています。
ご参考・マキタ↓
https://www.makita.co.jp/product/li_ion/index.html
たとえばIKEAのそこかしこで「ご一緒にドリルはいかがですか?」と売られてる1500円のモデル、あれ3.6Vであれが最小クラス。上は18Vの2丁掛けまで。
だいたいプロが使うのは14.4V〜、DIYでなら7.2V〜という感じのようです。小さいのは手軽でいいのですが普通にトルク不足な局面が出てくると。
そしてメーカー。
これはもうネットを斜め読みしてプロのご意見を伺うしかない。
Pana、RYOBI、BOSCH、B&D(ブラック・アンド・デッカー)と百花繚乱の中でもプロの信頼が厚いのは日立(工機)とマキタ。
よしじゃあマキタで。
という流れで選んだのが上掲のモデルです。
さすがプロの道具、と思いましたのがこれ同じモデルで「本体のみ」「本体+バッテリ1個+充電器+ソフトケース」(これが上記)「本体+バッテリ2個+充電器+ハードケース+ホルスタ」の3パターンある。
買う時間違えないでくださいな。
兄弟機に030というモデルがあって、こちらは六角ビットしか使えない代わり若干安くて軽いモデル。330は「キーレスチャック仕様」という、ビットくるくる回して締め付けるタイプなのでいろんなビットが使えます。
ビットはAmazon先生の言われるがままに
そして保険としてぜひ同時購入をオススメしておきたいのが、ネジ頭を舐めた時用のビットセット。
いやわたしアホですから、ドライバとビットが届いた時点で嬉しがって試運転・慣熟訓練もそこそこに本番ネジ回したんですよ。そしたらあーた途中まで良かったんですが、キッチンパネルの向こうにさらに合板かなにかあって、これが固くてちょっとトルク強めに掛けたらあっという間に舐めちゃった。
あー。
ということでこれをすぐAmazonでポチして作業は翌日。
これ凄いですよ、説明書通り作業するとちゃんと舐めたネジが抜けました。ぜひ同時購入で。
その後はちゃんと下穴を大きく・長めに開けて、ゆっくり本ネジを進めていく、という感じで無事3本ねじ込めまして、ウソのようにピタッ、とピクチャーレールが付きました。
ばんざーい。
電ドリすばらしいです。
この自分の能力が高まった感。
これぞ文明の利器。
なぜもっと早く買っておかなかったんだろう、と頭抱えて後悔するレベルです。
コロンビアに農業指導に行った恩師によると、コロンビアの男たちは皆マチェーテと呼ばれるナタ型小刀を腰に差すそうですが、われわれコンクリート・ジャングルに生きる男たちのマチェーテこそ電ドリ。
あるいは「オレのはコルト」「S&Wに決まってるだろう」などと愛銃を自慢し合う西部の男たちを羨む必要はもう、ありません。
「オレはマキタ」「わしは日立」
とビット交換の手際を競い合えばいいのです。
実際作業してわかったんですが、ホルスタ、あれ便利だと思いますよ。手回しドライバーならそのへんへポイと置けるし、高所作業でもポケットに突っ込めますが、電ドリぐらいの質量になると、腰のホルスタにぶっこむのが一番合理的っぽいです。カッコのものじゃないんですよ。さすがプロの道具。
どうすか電ドリ。
一家に一台。
いやホントに。
posted by 犀角 at 00:00| ガジェット