我らが針中野駅には昭和の昔から(うわ洒落にならん)洋菓子店「サフラン」があって
http://www.safran.co.jp/index.html
絶滅危惧種の「街の洋菓子店」なのですが、一周回って地元民がみなその良さを再確認したらしくいまも繁盛しています。
そもエース「サフラン」からして上面バタークリームコーティングというこの懐かしさ。
しかし「サフラン」で買っていったものならだいたい間違いがない。
ここ以外にも以前にはいろいろあったり今もあったりするのですが、ここよりケーキが(あるいは店舗も)綺麗なお店はあまたあれど、ここほど安定しているところはない。
ひょっとすると常にレシピを時代に合わせて微調整しているのかもしれませんが、まあ「変わらない」というのもこの1年でゲームのルールそのものが変わるご時世には魅力や美質になっちゃうのかな、と思いました。
最近パンにも力を入れてて、小麦粉の扱いが上手なのか、けっこう美味しいのです。特に惣菜パンは、パンそのものがいいのでしっかり美味しい。
ピザでもバーガーでもそうですが、パンを土台と考えてできるだけ味付けしない方向か(マクドナルドはその筆頭ですな)、パンが主食と考えて美味しいパンを使うのか、それはコンセプトの違いなのでどちらがいいとは言い切れません。
ただどっちかというと市販品は前者が多いように感じますので、ギャップ作って注目させるには後者の方がいいかも。もちろんその分コストはかかりますが。
あと、甘すぎないのもGood。
アップルパイの中身やさつまいも餡など、普通これでもかと甘くしてあるものですが、こちらはあっさり。後口が甘すぎて飲み物をガブ飲みする、なんてことはありません。
むかしは寺田町本店と針中野の2店舗だけだったと記憶するのですが、気がつけばじわりと4店舗。昭和42年創業、僕より4つ年上、頑張って欲しいものです。
2018年01月15日
洋菓子店「サフラン」
posted by 犀角 at 00:00| 食