2018年01月19日

「ジブリの立体構造物展」@あべのハルカス


・公式
http://www.ytv.co.jp/ghibli2017/highlight/index.html
・ハルカス美術館
https://www.aham.jp/exhibition/future/ghiblis3dmodel/

 行ってきました。
 良かったですよ。

 油屋、サツキとメイの家、カルチェラタン、ハイジのおんじの家、ソフィーの帽子屋の机、アリエッティの暮らす部屋、湿っ地屋敷&大岩家……と観ただけで「あのシーン」を思い出す立体物が実寸大からジオラマまでたんとあって、
「あ、あれは本当にあったんだ!」(ない)
と嬉しくなるととともに、たとえば『ラピュタ』がブリューゲル(の『バベルの塔』)だと、指摘されて立体物を観てようやく、
「そうかひらべったく潰したバベルの塔か!」
と初見以来何十年目かに感心したり。
 湯屋(『千と千尋』)って中層階に入り口があって、上が客用、下が従業員用&ボイラー室なんですね。わたし方向音痴なもんですから画面観ててもぜんぜん把握できてなくて、千尋が従業員部屋から外を眺めるとずいぶん見晴らしいいみたいだから上の方にまとめられてるのかな、そうヨドバシ梅田の駐車場のように、とか勘違いしてました。
 そういうのが一目でわかる。

 何度も何度も観てるんですけどねえ(笑)
 その上で行われる芝居、あるいは周りを取り巻く自然にばかり目が行って、舞台装置の堅牢さまでにはなかなか思いが至りませんでした。
 建築系とか志してる若い方がご覧になると、いいかんじに道を誤るかもしれない。

 白眉は藤森照信先生がコツコツ丁寧にご監修の図録で、わたしこういうのはもう一度見て書棚に飾るだけだから買うまい、と心に決めていたはずなのに、見本ペラペラめくって買っちゃいました。舐め回すように観て読んでます。
 いい。
 いみじくも藤森さんが「『懐かしさ』だ」と看破しておられますが、なぜこんなにアニメ背景と化すとすべてが美化されてほのかな胸の疼きだけが喚起されるのか。
 なにやら芸術の根源に触れるようです。
 人間はなにかいいものを見たり聞いたりすると、なんらかの手段で記録したくてたまらず(方法はその人による)、またその記録物を見ると自分が経験したものではないものにさえ懐かしさを覚えて心が緩む。
 その媒介物が芸術作品ってもんなんでしょう。
 いいそれは惹起力が高く、それほどでもない品は低いだけで、本質的には同じ。
 図録もぜひ。

 ミュージアムショップにジジ(『魔女宅』の黒猫)のぬいぐるみが多数売られていたのですが、同じようなのが家に居るので買いませんでした。むしろ買って置いとくとどんな反応するか観てみたい気もしましたが。
「……これは……うち?」

●ハルカスでは2/5まで。
 金昼ですでにちょい混みだったので土日はお覚悟。
 2/14まではバレンタインフェアもやってて、
https://abenoharukas.d-kintetsu.co.jp/event/1/201801valentine.html?
イートインでうまーいソフトやアイスがいくつもあるのでこちらもぜひ。
『エス コヤマ』のショコラソフトめっちゃ美味かったッス。

posted by ながたさん at 00:00| コンテンツ