2018年09月11日

映画『ジュラシック・ワールド』(2015 監督:コリン・トレヴォロウ)



 こないだやってたのの1つ前、シリーズ4作目です。AmazonPrimeVideoで。

 非常に丁寧にできてますね。
 大ヒットしただけあって。
 正直「カイジュー映画」としては『シン・ゴジラ』なんかの方がよほど破壊、恐怖、気持ち悪さ、それに人類の知恵と勇気が堪能できると思ったのですが、そこはそれ子どもたちがメイン顧客、「怖すぎて逃げ出す・泣き出す」まで作り込んではいけません。このぐらいがプロが弾き出したボーダーラインなのでしょう。

『プリキュア』の映画でもアクションあれ好き勝手やってるようで、メイン顧客の未就学女児が「怖がる」までいかないように細かくチューンしてあるそうです。
 というか、1回ブラックとホワイトが関節決め合いっこしたら客席がパニックに陥って、「しまった」ということでそれ以降。

 だから大人から見れば管理された暴力、そうプロレスをダイナソー達が行うわけですが、じゃプロレスおもしろくないかというとそんなことはなく、その分「ここでこの技」「ここでこう返す」の筋書きが練られており、愉しめます。
 それに至るアクション・シーンも、滝壺へ飛び込むとか古ジープを直してカッ飛ぶとか、子どもたちのやってみたいことてんこ盛り。トリケラトプスの幼獣に乗れるとか。お兄ちゃんの方が、彼女がいるのに園内の女の子に色目を使ったりするの、あれも小学生ぐらいの子どものイメージする「イケてるお兄ちゃん」の像ですよね。
 主人公のマッチョマンとヒロインの辣腕管理者のラブストーリーはあっさり、グロいシーンも起きていることはちゃんと描きつつも映像としては刺激少なめ、など細部までワンカットワンカットよく考えられている、と思いました。
 まあ映画で、しかも超ヒットシリーズの久しぶりのナンバリング・タイトルなんだから気合いも入りますけども。

 製作総指揮もちろんスティーブン・スピルバーグ、おっさんいくつになってもいつでも上手いですね、こういうのがね。ホントに。なんていうの、センス・オブ・ワンダー? 脳内で観てるイメージが普通の人より鮮明なのかもしれませんね。

 子ども引っ張れると親、ファミリー、友達、あるいは数家族団体で、と客数どんどん増えていきます。興収も上がるし、このクオリティなら大人が観てもまあ楽しい。「しょうがなく付き合った」というレベルではない。みんな幸せ。
 「映画館で観る」という行為はよほど映画好きな方以外は時間手間金銭コストがけっこう高いわけで、僕なんかも「シンプルエンタメはもう映画館で観んでもええわ」などと斜に構えてるわけですが、配信でメシ食いながらサクッと観られるのなら話は別。いやむしろこういうものの方が、夕食時に家族で観るなら適。
 そういえば子供の頃はよくTVで映画観たなぁ、と思い出しました。

 余談ですがいまや「恐竜」は男の子だけでなく女の子も大好きで、以前地元・大阪市立自然史博物館で恐竜展やってた時に友人の息子さん方小学生男子三人と一回りしたのですが、4割ぐらい女の子でしたよ。
 カッコイイですからね、恐竜。
 謎に包まれていてホントのところはわからない、ってのもいい。

posted by ながたさん at 08:48| コンテンツ