2018年09月27日

居酒屋「ひゃくばん」なんば


https://nanba100ban.owst.jp/

 で、「もちょい呑むか」と二軒目。
 と言ってもあては無し、「肉美味かったからいっすよチェーンとかでも」とO君は気を遣ってくれるも旅先でいつでも行けるところに入るのもちょっとなぁ……と道頓堀方面へ向かう鼻先に、
「ひゃくばん」
のひらがな看板。
 あれ? ……「百番」?
 大阪のサラリーマンならおそらく一度は行ったことがおありでしょう、ロケ抜群でリーズナブル、もちろん飯酒まずくない。使いやすさ抜群のあの「百番」です。

 いまちょっとなんか時代にしがみつく感じで(失礼な表現だなおい)アップ・トゥ・デート、上記webなんか見ますと昨日今日開店したみたいなノリですが、あの激戦地なんばの一等地で何十年も営業続ける老舗居酒屋です。
 僕大学生の頃から行ってる。
 webご覧になるとわかりますがリーズナブル・プライスで懐かしい惣菜からもちろん舟盛りまで、お酒もお馴染みの面々から「獺祭・島耕作」まで、幅の広さとテライの無さがウリ。
 呑み屋と言えばコダワリと効率化の二極化、そんな腐れマーケター共の診断などどこ吹く風。「ジャポンのイザカヤなんでもあるね!」とパリジャン・パリジェンヌを驚かせた30年前のあの輝きがいまもここに生きている。
 わたしたちゃ本当にこの30年なにをやってきたんでしょうね。

 ということで階段降りて入り込むと小ブースみたいな居心地いい席で、造里七種盛りを前に焼酎ロックとプレモルで再乾杯。
「……美味いっすね」
とだし巻きを頬張るO君。肉が詰まる胃袋にも、美味い肴はまた別腹。
 値段的に素材のコストは高くできずとも美味いのは、おそらく客から見える板場で、白い調理服を着込んだ板さんが作ってくれるから。よしんば実はバイトだったとしても、立ち位置・服装だけでも気が引き締まるものです。
 むしろ記憶の中にある「百番」より美味い気がする、と言ったら失礼かなあ。

 30年一世代、この30年を生き延びた例えば本屋さんなんかが閉まり、地元商店街でも僕が子供の頃から知ってる文房具屋・傘屋・花屋・和菓子屋・ミシン屋などが次々に閉まるのですが、そのサイクルを乗り越えることができたということは、いい後継者にバトンタッチできた、ってことでしょうかね。
 なんだかちょっと嬉しくなりました。

posted by ながたさん at 21:44|