2019年02月22日

2019 明治安田生命Jリーグ開幕戦 フライデーナイトJリーグ(長い)  セレッソ大阪 1-0 スター軍団ヴィッセル神戸@ヤンマースタジアム(こちらは長居)


「あ、開幕戦ヴィッセルか、チケ取ろうかな」
と思ったらもうゴール裏しか無い。ご存知の通りゴール裏は熱すぎて平熱サポには若干敷居が高いので自宅DAZN観戦です。
 ダブルホームの一つキンチョウ・スタジアムがいよいよ改装に入り、今年いっぱいは大箱のヤンマー(長居陸上競技場)を埋め尽くす必要に迫られているセレッソ、開幕戦のお相手はありがたくも奇しくも、「ワールドチャンピオン・ビッグ3」すなわちポドルスキ、イニエスタ、ビジャが話題沸騰のヴィッセル。目論見通り? 42000を超える観衆でほぼ満員です。

 試合はそのビッグ3にボールが入らないように守備をハメ切ったセレッソ、観てて「点入るとするならセットか柿谷のロングカウンター」とセレサポ誰もが予想したとおり、セットプレーから木本がスラして山下のヘディング一閃、すなわちCBコンビで1点。これで勝利。
 注文通りの勝ち方ですが、この注文を通せたのにはロティーナ監督のスカウティングと指導の賜物。なんかイキイキしてるジーニアス、完調なら相変わらず絶品の清武、後半1列上がったらここぞとばかりにミドルをブッ放しまくる頼れるソウザ……のおなじみのメンツに加え、SB舩木、CMF奥埜、交代で出たCF都倉と新戦力も十分マッチしており、期待の持てるシーズン初戦でした。

 ビッグ3はボール持つと超怖ぇえのですが、3トップワイドに右ポドルスキ左ビジャ(イニエスタは0トップ気味に中央低め)、と張ってくれたのでおたがいの距離が遠く、コンビネーションを出しづらい形だったのが助かりました。もちろん相手両サイドバックもそれぞれに絡むのですが、いかんせん「チャンス側に大物が動くだろう」という予測も立つのでなんとなく守れる。
 リージョ監督はいま最もホットな戦術概念、ポジショナル・プレーの総本山みたいな方なので、やりたいサッカーとしてはわかるのですが、むしろロティーナ監督に「そうやってくると見越してそこを切る」と狙い撃ちされており、今回はロ監督の勝ち、という感じ。
 蛍にデ・ブルイネの代わりはさすがにムリッス。

 その山口蛍、昨年までのセレッソ大阪のキャプテンですが、なかなか奮闘してたと思います。
 試合後ゴール裏前まで来てサポ挨拶してたのですが、藤田と都倉の古巣・神戸に対する挨拶が温かさに満ちたものに比してブーイングと拍手が半々。
 でも私もずっとセレッソ応援してるんで言わせてもらえれば、そりゃ、

・リージョの指導を受けられて
・イニエスタのそばでプレーできて
・ビジャとポドルスキにパスが出せて
・お給料倍(推定)

 そら行くで。
 行かん方がおかしい。
 選手生活が終わったあと、指導者でも解説者でもやること考えたら、これ絶対行っといた方がいい。
 蛍はJ2の時も2冠の時も、代表と掛け持ちながら奮闘してくれたんだから、気持ちよく送り出してあげましょうってばよ。
 蛍さんにも「愛情の裏返し」だと思っていただければ。いつまでもセレッソ卒業生です。
 香川も乾も南野も貴宏も龍もみんな「うちの子」ですからね!

 今戦はちょっと特殊な相手だったので特別作戦を用意してそれがハマった格好ですが、次戦は知将・風間率いる、得点王ジョーがちょー怖い名古屋グランパス。この調子なら守備はイケそうですが攻撃の形を探り探りかな。都倉入れてからの都倉1トップに柿谷・清武2シャドーがよく効いてたので、最初からあれでもいいのかも。さあロ監督どうくる?
 楽しみです。

posted by 犀角 at 00:00| 雑記