2019年03月12日

美しい肌を取り戻せ。イボ、痛くも痒くもないんだけど見栄え上なんとなく気になるアレを灼き切る、現代医学の粋を掻き集めた巨神兵の一撃。



 これが沁みるのなんの。

・スピール液 ニチバン



 またいつものイボ出来たのですが、右手小指側側面手首前、という自分があんまり見えない場所にあるうえ、サイズ的にも小さかったのでなんとなく放置してました。
 ら、奥さんに見つかり絶叫とともにレベル4バイオハザード隔離施設行き。(伝染るんです、ウィルス性イボ)
「Treat it! Treat it!」
と二重ガラス越しに指示されて、いつものスピール液買ってきて治療始めてます。

 浸透していくサリチル酸でウィルスの要塞みたいなのを灼き締める、という原始的作戦なのですが、結局皮膚科のお医者さん行っても「液体窒素かレーザーで焼くだけなので同じ」とかかりつけ医に言われて、ずっとスピール液です。
 この類だとイボコロリ↓が一番メジャーだと思いますが、実は同じような値段でサリチル酸濃度が5ポイント大きいのでスピールの方がお得です。足や胴体など衣服と接触してる部分でしたらテープタイプがいいのですが、僕は手なので液体で。添加のコロジオンがすぐ膜はってくれるので、水仕事やお風呂も大丈夫ですよ。

 最初のイボに被せてる時はいいのですが、それを何回か繰り返すとイボ部分の繊維質が粗方取れ、ベース部分、だけど色が白かったりして明らかに異物とわかる、という状態になります。
 ここからが痛い。
 ここだけに液を載せられればいいんですけど、標的小さい上に粘性高い液体をガラス棒で塗る、という手先器用選手権の様相で、しかもこれを日になんどもこなすので、当然ハミ出ます。
 健康な皮膚でしたらブロックしてくれるのですが、ちょうどその、イボ部分と健康部分とのキワ、ここに沁みてきて、もう。
「……ッー……」
とか言いながら我慢。
 要はウィルスの増殖速度 vs こちらの灼き切り速度なので、凹んだからといって止めちゃダメなんです。

 と、まあこういうのを何ヶ月か続けてると、ある日最後まで抵抗してた「芯」がポロッと取れて、人類の勝利が確定する。もちろんその後も一週間ぐらい、キレイな皮膚が再生して傷跡が目立たなくなるまで予断は許さない。気分は『ナウシカ』の序盤で胞子見つけて焼く風の谷の村人。

 持病といえば「近眼」と臆面もなく言うぐらい大病と無縁で来れてるわたくしですが、強いて言えば何年かに一度復活してくるコイツが持病かもしれません。
 一般的にヨクイニン(ハトムギ)の内服が効くそうなのですが、私にはまったく効き目ありませんでした。また、ヨクイニンは妊婦さんは控えた方がいいようです。


・イボコロリ 横山製薬



・ヨクイニン 松浦薬業



posted by 犀角 at 09:35| 雑記