2019年03月14日
松坂さんの三十肩
いや本当のところはもちろんわからないんですけどね。
あれ四十肩みたいなもんなんじゃないかなあ。
先日ご紹介した『内村さまぁ〜ず』で内村さんが
http://rakken.sblo.jp/article/185692743.html
バナナマンの企画で、「転がっているフラフープをくぐる」という遊びで右手首をグギッとやっちゃって。診断は「捻挫」だそうですが、8年経ったいまでもたまに激痛が走る。
わたくしも昨秋、ある日突然右肩に激痛。
腕をどの角度に動かしても痛いし、負荷なんか掛けようもんなら「あでででで」とのけぞるような状態でした。
もうちょっと歳いってると腱板断裂なども疑われるので整形外科を受診したところですが、諸症状からどう考えてもいわゆる四十肩だろうと思い、しばらく様子を見た後あまり好転しないので、かかりつけの鍼の先生に6回ほど施術してもらって、だいぶ回復して現在に至る。
いまも、2パターンほど「こうやると痛い」というのが残ってて、その動きを避けて生きてます。
その1つは肘を体側に付けたまま腕を「開く」、もしくは閉じる時に負荷を掛ける、という動きで、これ意外に使うんです。たとえばコンセント抜いたり、左に閉まる雨戸を閉めたり。
痛い。
ので、腕(正確には肘)を固定して体ごと回転あるいは移動して対象物を動かしたり、左腕を無理矢理使ったり、いろいろします。
そしてこの痛い「感じ」が、日によって違うんです。
痛みの出る動きそのものはほぼ同じような動きなのですが、出るところは上腕部だったり、肘の周りだったり、肩甲骨の奥の方だったり。
このへん大小いろんな筋肉があり、神経もいろいろ走ってますから、その日いちばん調子の悪いところからアラートが出るんでしょうか。
でタイトル。
わたし松坂投手の「痛い」は具体性がない上に年単位でえらい長引くので、心因性だろうなどと思っていました。
でも普通に、四十肩的なことで普通にああいうの起きます。
そして治し方も無い。
ぼくもストレッチや運動の類はいろいろ漁ったのですが、始めてしばらくは効く気がします。でもすぐに効かなくなる気がして、止めます。たぶん人によって痛めている中心場所が違うので、その場所に応じた施術でないと意味がない、ヘタをすれば逆効果。
「結局日にち薬」という諸先輩方の慰めを心の支えに、でもウッチャンみたいに10年ものになったらヤだなあ、と怯えながら。
松坂さんはなんとか投げられるように復活されたのですが、たぶん「うまいごまかし方」を見つけられたのでしょう。その筋肉を使わずにそれ以外でなんとかする、みたいな。
だからちょっとしたはずみでそのバランスが崩れると、また痛い。
例の「引っ張られた」事件はそんなバランスの崩れじゃないかな、と思います。だから犯人探しをしないのは、動き自体はほんのちょっとしたどこでも起きる「キュッ」てぐらいなので意味がないし、もちろん元々悪くて事件のせいにしたわけでもない。
このへん、四十肩・五十肩経験者、いや「原因不明の疼痛」に悩まされたことのある方ならよくわかると思うのですが、逆に知らないと「なんだそれ」と訝しんでしまうのも仕方ないな、と思います。僕もそうでしたから。
他人の痛みというのはなかなか想像できないものです。心のものでも身体のものでも。
posted by 犀角 at 09:40| 雑記