2019年03月25日
イチロー・スゥズゥッキー
イチロー選手がついに引退されましたが
本当にご苦労さまです。スーパーヒーローでした。
2010年までは超一流、いま45歳ですから36歳、この手のスピードタイプはピークアウトがとても早く、25ぐらいから下り坂30超えると控え(たとえばロッテの小坂さん)、という常識を覆しすぎです。その後も2016(42歳)ぐらいまで戦力にはなってて、まあすごいとしか言いようがない。
元オリックス長谷川さんの話で(だから話半分に聞いたほうがいいんですけど(笑))、彼は高卒のドラフト4位なんですが入団当初から「こんど入ってきた鈴木ってのが凄いぞ」と噂の新人で、高橋智や中島聡といった当時の主力選手達連れ立って練習見に行ったとか。
まあわかる人にはわかる、っておはなし。
ただ僕は、この野球固有文化、「公式戦を引退試合に使う」のが嫌いなので、試合観ませんでした。先日、これも大レジェンドの岩瀬さんが引退試合をされましたが、「翌年のオープン戦で打者1人」という誰からも文句つけようのない形で、こういうので良かったんではないかなあ、と思います。
スポーツにはそれぞれに文化ってもんがあって、サッカーだって「ダイブ(を含む演技)」とか「引き分け狙い」とか「時間稼ぎ」など、ヤなのあります。モータースポーツでも生死に直結する「故意にぶつける」(しかもミハエル・シューマッハやロリス・カピロッシのようなチャンピオン級がやる)がありますし、自転車なら「ドーピング」でしょう。最大の大会7連覇の人がお薬でした、と言われてファンはどんな顔すればいいんですか。最近隠しモーターまで使うらしいですよ。
ほんでまたその競技のファンは、サザエのワタを「この苦いのがいいんだ」とやせ我慢して食べるようにそれを受け入れてしまうので、直らない。
でも競技の持続可能性、新しいファンを引っ張り込む、込み続ける、という意味では、何も知らない人が「えっ、なにそれ?」と思うようなことは減らしていった方がいいんではないんですかね。
去年日本シリーズにパ2位のホークスが出てそのまま日本一になったじゃないですか。
妻に「なんで?」と問われて
「あそこは2回ほどシーズン1位なのに日シリ出れなかった悲しい過去があって」
と話をすり替えてしまいました。
まあCSももうちょっと考えた方がいいと思います。わたし思うのは交流戦と合流させて、リーグ戦と並行して12球団のカップ戦やったらいいんではないですかね。セ1位vパ6位……と並べたトーナメントを7試合(4試合先取)ずつで。
それはともかく、王さんの全盛期に物心がついてない我々としては、
「むかしイチローっていうもんの凄い選手が居てね」
と自慢していきたい。
そう、超人と言えば昨日、横浜FCv岐阜の試合を観ました。
52歳・キング・カズ・先発。
負けてられませんぜ団塊ジュニアー。
posted by 犀角 at 11:29| 雑記