2019年04月01日

PayPay使ってみました



「中国ではQRコード決済が……」というニュースを聞いて以来、興味があったのですがいよいよ本命「本気の孫正義」が殴り込んできたというのでトライしてみました。

 概要は公式サイトで↓
https://paypay.ne.jp/

 流れとしては

・アプリをスマホに入れる。銀行口座かクレジットカードを紐づけておく。
・お店での払い方には2パターンあって、
 a)コンビニなど大手資本(バーコード支払い)
  「ぺいぺいで」と言って、アプリの画面に出るバーコードを店員さんに読んでもらいます。
  おわり。
 b)小商店など(スキャン支払い)
  「ぺいぺいで」と言いつつ、アプリの画面をスキャンモードにして、お店のレジの片隅あたりに置いてあるだろうQRコードを読みます。
  金額入力の場所があるので、いま買った金額を入れます。
  店員さんに画面を見せます。その下の「支払う」ボタンを店員さんが押します。
  (自分が押しちゃっても次の画面に取引詳細が出てるので、だいたいOKだと思います)
  おわり。

 文章で説明されると「?」と思われるかと思いますが、実際やってみると超簡単です。それでも及び腰の貴方はこういうのに強くて既に使ってる友達に付いてきてもらいなはれ。
 ぼく? 真夜中のコンビニと馴染みの八百屋さんで「やってみたいんですけど」と言いながら試しました(笑)

 これよく「現金の代わりに」という文脈で語られますが、ぼくの感想としてはむしろ「現金以外を殺す」という感じ。キャッシュカードや非接触交通カード系決済みたいなの。
 現金に対するメリットはご想像どおりなので割愛して、非現金系に対してのアドバンテージは、
 ・本当にその取引が行われているかどうか不安で、紙のレシートをジッと見る
  →支払い履歴はスマホの見やすい画面で即座に見れる
 ・この支払い方法がスッと通るかどうか不安で、言い出しづらい
  →どちらの方式でも店員のオペレーションが簡単なので、「対応してます」とうたってる店舗で店員が迷う余地は無い
 つまり「見える化」と言いますか、ぼくdysonの掃除機の最大のイノベーションはサイクロン・エンジンではなくて
「透明なゴミ入れ」
だと思ってて、あれが掃除のモチベーションと達成感を爆上げするんです。
 この決済も同様で、現金が非現金系に対して持ってた絶対のアドバンテージ、
「いま・こんだけ・払った(貰った)」
という体験の視覚化、これを現金よりさらに強固にやってのける。
 これが大きい。
「貨幣」(通貨)というのは突き詰めれば「信頼」であり、信頼を毀損するもの、すなわち不安が発生しているのは貨幣として不完全とすら言える。そこを潰してる、っていうのが大きいんです。たぶん。

 取引さえ可視化、さらには記録までできれば別に貨幣でなくてもいいわけで、(昔の商店は大福帳で取引してたわけだし)そういうものですねこれ。
 中間に入る決済業者が何をやってるかというとその「記録簿」が記録簿として正確かどうかを担保すればいいだけなので、特に資本がなくても多少社会的信用がある大きめの企業ならどこでもできる(だからこそいま雨後の筍のように乱立してるわけですが)。金融系である必要はもちろん無い。
 これって貨幣に対する思い込みを破壊してくれる、たいへんいいもの……かどうかはわかりませんが、「あっ、そういえばそうだ」と思いました。

 MMT(自国通貨を持ってさえいれば財政赤字はいくらあってもOK!)など新しい理論が湧いてきてますが、ひとびとが持つ「お金ってなに?」が変わってくると、経済すなわち世の中の動きも変わるのかもしれませんね。

 店舗側からしても
・短期的には手数料などゼロ
・導入コストもゼロ近い(QRコード1枚)
 (なぜこれが実現されるかというと、滞留する莫大なキャッシュを銀行に預けて(ソフトバンクならおそらく自グループ内で)他の金融商品に投資して利益上がるからです)
・以上によりキャッシュカード使われるよりはるかにマシというディフェンスの側面
・ペイペイの場合アリペイと提携しているので、インバウンド需要が多少でもありうる地域/業種なら損はなし
ということでウチの近所(大阪市南部)では「えっこんなお店まで」という勢いで増えており、これは大きなムーブメントだなぁ、と。

 スマホ使ってる人ならとても便利です。
 おすすめ。
posted by 犀角 at 18:38| 雑記