2019年04月09日

「iPad mini (第5世代 early 2019)」 Apple


 5年半ぶりぐらいのパワーアーーーーップ!




 3月の「サービスいろいろ始めるよ」イベントの直前、イベントではサービスに集中して欲しいからか突如いろんな「既存モデルのスープアップ・モデル」が乱射されまして、これもそのひとつ。
 以下のように↓ 
http://rakken.sblo.jp/article/81554327.html

手持ちのApple製品の中ではiPhone/MacBook Air/AirPodsと並んで愛用中なのがiPad mini(2、Retinaになったはじめてのやつ)。一も二もなく購入です。
 発売開始のすぐあとに注文したのですが、すでに4月10日ぐらいの到着予定、4月入ってからも音沙汰無いのでAppleの公式サイトを睨みます。
「オンラインサイトから配送では在庫がないが、店頭受け取りを指定すると在庫がある可能性がある」
のです。案の定2日ぐらいした昼下がり、目当ての上記256GB/スペグレ/WiFiが心斎橋で「在庫あり
」になったので、すっ飛んで行きました。
 春休み夕刻のAppleStore心斎橋は激混みだったのですが、受け取りは優先してやってくれるようで、入り口で掴まえられた(掴まえた、ではない)店員さんが手続き全部やってくれて、あの角のカウンターのところで突っ立ってるだけでブツがいただけました。(決済は注文時にサイトで終わらせておく)

 そうそう、最近エコの観点から袋タダではくれないそうですので、なんか持っていった方がいいですよ。僕はいつもどおりリュック背負ってたので大丈夫でしたが。
「ああこりゃバーバリーから来たセールスの副社長辞めるわ」
あそこシーズン在庫焼き捨てますからね。文化が違いますな。
 それはいいとして。

 家帰って見てくれがテーブルの上にある2と同じなので失笑しながら設定を進めるのですが、いまのApple製品は別のApple製品持ってるとそれを近づけるだけでぜんぶやってくれるという親切設計。
 現在の環境のコピーもできるのですが、今回もまっさらから必要なものだけ入れていきます。
 iOSえらいなあ、と思うのが、SafariでYahoo!のトップページとか見てる限り、ほとんど2も5も変わらないんですよ。CPU/GPUはめちゃくちゃ進歩してるはずなんですけどね。
 だから逆に感動がなさすぎる(笑)
 ただ動画読み込んだりするのはさすがにちょっ速。

 それよりなにより、感動なのは今回から対応されたApple Pencil。



 実はありがたいことに結婚パーティの時に友人たちに貰ったブツが既にありましてですね。
 いつか使えるiPadを買わねば、と思いつつ、しかし10インチのiPadを持ってるにも関わらず主力で使っているのがminiでしたので、「大きいiPadをお絵かきのためだけに、てのはなぁ……」と二の足を踏み続けて早3年。
 すいません。
 ついにその力を解放する時が来た!

 解放した!
 すげえ!(笑)

 いや、もちろん店頭で何度も何度も試し書きとかしましたよ。Apple StoreとかヨドバシのAppleコーナーとか行くたびになんか書いた。
 あれね、Procreateが悪い。あれパッと見でよくわからないじゃん使い方。
 標準添付の「メモ」の方がわかりやすいです。
 ペン先(というかペンか)を鉛筆系とかマーカー系にすれば、「固い板に固いペン先で書く」違和感はだいぶ無くなります。
 そして!
 miniならではの小柄な感じが、ちょうどA5ノートっぽくてメモ用途にぴったり。
 文章でもイラストでも、「さあ書くぞ(描くぞ)!」という構えが要らなくて、いつでも手元にサラサラサラ、という感じで。
 古くはSHARP謹製の電子手帳「Wiz」から、これ系の「デジタルメモ」みたいなものをいろいろ試してきましたが、「ようやくここまで……」と目頭が熱くなりました。
 ペンタブレット、わたし最初に買ったWacomのはADB接続でMacにつなぐ奴ですわよ奥さん。5万した。
 しかし一度経験すると、もう「板タブ+PC画面見上げる」には戻れません。iPadじゃなくても液タブでもSurfaceでもなんでもいいんですが、直接画面に描き込みたいところです。

 メモや描画アプリの話はまたいろいろ使ってみてから。
 メモしつつも基本はiPadですから、Kindleで新書を読んだり、DAZNでF1を観たり、Spotifyで三浦大知くんを聴いたり、twitter見てweb見て……
 1日休まる暇がなくてバッテリが足りないぐらいです。
 このサイズ感、やっぱり最高。
 むしろこれと、iPhoneはSEみたいな4インチ機とをセットで持ち歩くのがベストちゃうやろか。iPad miniからの通信はテザリングで。
 いや逆にこっちを母艦にしてCellularも載せて、手元の方をカンタンな通話端末みたいにするとか。電車の中やOn the wayでもこのサイズならイケますからねえ。
 などともう7〜8年決着のつかない話をしてみる。そのコンビの方が、折りたたみスマホ1台より筋がいい気がするのだが。

 ケースは安いのにしました↓
 Amazon's Choiceだけあって十分な品質で、満足です。(色だけ、グレーにしたんですがものすごい色でした。15年使ったスチール机の天板みたいな色。まあ値段考えると仕方なし)
 4用とは微妙に違うので、5(あるいは2019)専用品買うべし。



 ペーパーライクフィルムはMSファクトリー製。他社製との差はわかりませんが、これ単独でなかなかいいものです。すごく描きやすくなる。
 ただ、やっぱり画像や動画はアンチグレアになって若干鈍るので、そっち用途がメインの方は貼らない方がいいかなあ。



 Pencilそのものも、単独でみるとツルツルしすぎ、長すぎる、重心が後ろ過ぎる、キャップが無くなりそう、お尻突き刺し充電が不安すぎる、などなどもう散々言われてるようないろいろを感じないわけではありませんが、それでも使いたくなるぐらいの性能です。

「まあそろそろ容量/速度とも厳しいしな、更新しないと」
ぐらいの気持ちで期待値が低かったせいもあってか
「ええもん買うた〜」
感がすごい。もうこの勢いで同日デビューのiPad Airも買いたいぐらいです。Pencil使い回せるので。
 iPadいっぱいあるように見えますが、要は、

        7.9 10前後 12.9(サイズ)
 無印(梅)  ー  ○   ー
 Air/mini(竹)○  ○   ー (Pencilは第1世代)
 Pro(松)  ー  ○   ○ (Pencilは第2世代)

 こういう感じ。
 Appleがおそらくベストサイズだと考えている10前後に3グレード、小うるさい客の多そうな小さいのは中間グレード1つ、プロしか使わない大きいのは最高グレード1つ。
 小さいのはAmazonがFireを投げ売り続けてるので安いモデルに到底勝ち目がなく、逆に大きいカジュアル機を作っても可搬性の低さから買われない、という判断でしょう。(個人的にはWin機にあんだけ2in1があるんだから、カジュアル13インチはアリだと思いますが)

 まったく余談ですが、MacBook Airやこの新しいiPad、ちょいと前にはMac miniなど、「もうディスコンか」と思われた製品ラインが華々しく・ユーザーの期待にピッタリ沿うような形で復活してきてるところを観るに、iPhone SE2の希望もまだ捨てきれませんぜ旦那。

 いろいろ言いましたがとにかく、5年半分の技術の進歩を噛み締めているところです。
 やっぱええわこれ。

posted by 犀角 at 23:36| ガジェット