2019年06月06日

宿題の添削


先日中学高校時代の恩師に宿題を頂いたので
http://rakken.sblo.jp/article/186044220.html

藻掻き苦しんで(嘘)提出しましたら、添削返送いただきました。
先生、恐縮すぎます。

 解答、
「皆の顔容は黄昏の夕陽が丘のまま」
のところが意味わからないから減点−14とのこと。
 ウチの学校は地名でいうと「伶人町」なのですが最寄り駅は地下鉄谷町線「四天王寺前夕陽ヶ丘」で、「夕陽が丘」でつまり「あの学校での日々のまま」と表したつもりでしたが、ちょっとコンテキスト依存過ぎましたね。
 甘えです。
 このコンテキスト依存部分を「わかるやろ」と攻め込みすぎるの、僕の昔からの悪癖です。
 直すつもりなーし。(悪いと思ってない)

 いただいた先生の模範解答をば。

「皐月の蒼穹の下の同窓会。懐旧・回顧を催す皆の顔容は黄昏の夕陽のよう。この邂逅この縁、言語に絶する。帰還の途、老師に伝え忘れたことや会話せぬままの友を思って悔恨に咽ぶ。自宅で庭の躑躅と妻とにさらに乾杯。」

 ちょうど100字。
 さすがです。
 散歩と絵画の悠々自適な日々に引っ込まれてからずいぶん経つと思うのですが、まだ下手な現役が裸足で逃げ出すこの添削力。一旦手に入れた言語能力は簡単に落ちないんだな、と勇気をいただいた所存です。

posted by 犀角 at 23:23| 雑記