2020年11月22日
MacBook Air M1
ごぶさたしてます。
子育てってたいへんですねぇ。
息子さん最近は動き回れるようになりましたので、1秒も目が離せない。これすなわちエテクシに「自分の時間」なんてものが1秒も無い、ということと同義でして、いやあホンマにジョーダン抜きで人生で一番忙しいッス。
とは言うものの今はスマートフォーンなどという便利グッズがありまして、あれホンマに「スマホ育児」なんてお叱りの対象になってますけどとんでもない、スマホ以外なにもできないんですってTVも観れないしDAZNなんか課金止めましたよ本ももちろん読めない引っ剥がされるだけだしラジオ?配信音楽?息子がプーさんの曲をメリーゴーランドの台の部分ので掛けてるんですよ邪魔しちゃ悪いでしょう?Spotifyも止めましたよサブスク時代に逆行じゃーい!
すみませんつい。
というようなことでiPhoneに齧りついて11月のAppleのイベント観ました。遂に、というかようやく、というかAppleシリコン、iPhone・iPadでおなじみの自社設計・Arm系のCPUを使ったMacが出る。喜び勇んで即注文。イベント語られたバラ色の未来話半分聞き流し、僕の予想では、
・バッテリは持つだろう、なんたって出自がモバイル用だもん。
・熱も少なそう、なんたって(同上
という2点。だけでも、まあご祝儀込みで買い換えましょう、と。
エテクシMacintosh PowerBookDUO280c以来、久しぶりに買ったMacはintel CPUになった2代目のMacBookもちろんBlack、いわゆるマックブック・クロでした。
次に買ったのが栄光の初代Air、今は亡きジョブズ先生がマニラ封筒からスッ…と出す瞬間をリアルタイムに目の当たりにしたのも懐かしすぎる思い出です。いまあんな薄型フォームファクタあたりまえになってますが、あの頃はあれ衝撃的だったんですよ? みんなもっと弁当箱みたいでね。だからMac「Book」なわけです、AirだったらMagazineじゃん。
次が11インチ版の最初の、その次がAirじゃないけど12インチMacBook、その次が初の筐体フルモデルチェンジ版のAir、その次がこの春に買った4コア版。ざっくり節目節目ごとに買ってい……
本題に入れ?
いや私がいかにモバイル機にうるさいかという証をですな。
もホント老害。
来年50やもんなぁ……
速い。
ちょう速い。
ほんでバッテリがおかしいぐらいもつ。いつまでたっても動いてる。ほんとに充電の仕方がスマホみたい。寝る前に挿す、OK、みたいな。
もちろんファンレスなので無音そして低温。
一言でいうと、すごい。
ものすごい。
二言いっちゃった。
これはすごい。
三回目。
まあ僕がごちゃごちゃ言わんでもtwitterでも検索していただければユーザーたちの歓喜の舞がたくさん見られると思いますが、なにかズルしてんじゃないかと疑うぐらいぶっちぎっています。
「すべてを過去にする」
という名コピーがありますが、それ。
逆に各媒体や専業ライターの方がこれからWindowsPC系のお仕事に差し障りが無いように丸めて薄めて和らげて
「……うん、まあ、いいね?」
と震える声で言ってるぐらい。
えげつない。
うちには他にThinkPad T495sがありまして、これRyzen5の4コア8スレで立派な準新鋭機なんですが、このM1-MBAに比べればGで始まる4文字もしくは2文字の罵倒語にしかなりません。
同じ仕事させた時の快適性が、リッツ・カールトンとアパホテルぐらい違う。
両方泊まったこと無いけど。
こんなに「同じフォームファクタで圧倒的性能ジャンプ」ってわたし長い人生でも……おうちにADSLが来た日と、Dysonの掃除機が来た日と……ぐらいしか思い出せない。
父のカローラ(80系)がクレスタ(90系)に替わったときも「速くなったなあ」と思ったけどそれは価格も倍近ければ排気量も倍近いですしね。そりゃ当然です。
そう、しかもこのAir、こないだまで売ってたintelのモデルより安いんですよ。
アホみたいな話でしょう?
またtwitter見てください、16インチMBP特盛50万、みたいなの使ってた人が乾いた笑いしてる。「なんだこれ」とか言いながら。
イノベーティブとかゲームチェンジャーとか、褒め言葉いろいろ思いつきますけどあまりに凄いと人は冷静になっちゃうのかも。
ほいでもこれ、PC-Windowsからユーザーをガバッと奪えそうな強力な武器であり、これはもうAppleの株を買うしか……
と奥さんに伝えてる最中に思い出したのが、AppleにとってすでにMac商売はiPhone商売の10%だかなんだかの売上しか無い、という事実で、たとえば昨年の3倍バカ売れしたところで……まあもちろん悪いことではないですが。
文字通りCoolなパソコンです、「スマホやタブレットじゃ物足りない、パソコンが1台欲しい、Windowsじゃなくても別にいい」というならこれ一択。8G-256の一番安いので十五分です。
ちなみに個人的に、前回はシルバーのUSキーボードにしてみたのですが、今回はスペグレのJISに戻しました。
近いReturnやBackSpaceは便利で、「そうそうこれこれ」と喜んでたのですが、僕思ったよりFn+F11、F12で音量の上げ下げしてたり、左親指がcommandキーを押す時にギュッと中まで押し込んでたりとか、こまかーいところで違和感があったりなかったり、期待してた「見た目シンプルでカッコいい」も実機触ると2日ぐらいで慣れてあんまり感動無く、なによりUSキーはAmazonでは買えないので溜まったAmazonのポイントが使えず、などなどで戻しました。
個人的にはまあどっちでも、です。
下取りでもUSは減点にはならないし。
シルバーの筐体も、ディスプレイ側の外側の枠としてチラッとシルバーが見えるのですが、これが意外に目障り。そういえば旧筐体はディスプレイの額縁そのものがシルバーだったので外側の枠は目立たなかったのか。といってもたいしたことではないので、これもお好みですね。Apple的にはAir(に限らず非Pro)はシルバー推し、Proはスペグレ推しですが。
あと今回はまるでintelとの差をあからさまにするかのように筐体チェンジ無しでしたが、これを活かした12インチMacBookの(後継機の)復活も希望したい。それと、16インチMBPやiMacなど、さらに熱・電力に余裕ある機種での高速Ver.のエゲツなさにも期待が持てますね。
BootCampもAppleによると「MS次第」らしくて(Arm版Windowsはすでにあるので)、もし実現するとMacにWindows入れたのがベストWin機、みたいなアホみたいな事態が……
ジョブズが生きてたら殊の外喜んだだろうな、と思ったり、いやあの人なら今頃Macはおろかコンピューティングにも興味無くて他のことしてるかもしんない、とか思ったり。
あの人さえ居ればぼかぁ今頃「iCar」に乗ってたろうになぁ。
いや久しぶりにパソコン本体で興奮しました。
その画面で観てるものではしょっちゅう興奮してますが。
ペップ・シティ対ビエルサ・リーズとか、ガスリーが勝ったF1イタリアグランプリとかですよ。
posted by 犀角 at 04:26| ガジェット