2009年06月09日

リスクとは

「サッカーにおいて、リスクを冒さないことほど危険なものはない」
 ──ジョゼップ・グアルディオラ(バルセロナ監督)


日本代表W杯予選突破おめでとう〜。
ありがとう〜。
おめでとうを言う立場でもありありがとうを言う立場でもあり。
嬉しいですなとにかく。

先制点にして決勝点、憲剛のパスが素晴らしかったですね。
ゲーム見てるみたいでした。
いい時の憲剛の躍動感はまさに天使のよう。
ルイコスタを思い起こさせるとまで言うと誉めすぎか。
もちろん泥臭く跳ね返りを押し込んだ岡崎も素晴らしい。
みんなが若かりし頃の中山ゴンを重ねてると思いますが、
ほんと、これからFW陣の中核を担ってもらいたいぐらいです。
気迫と実力が今ちょうど釣り合ってますよね。
いいかんじです。
もちろんDF陣も頑張りました。
シドニー五輪チーム覚えてますか?トルシエ指揮下の。
いわゆるゴールデンエイジ、
シンジはケガ上がりで居ませんでしたが
中田英、俊輔、稲本、高原、柳沢……
テクニシャンがズラリ並んでる中で
一人だけ超ヘタクソで、
ボール回ってくるたびにひやひやしたセンターバックが
中澤でね。
また不要にバックラインでボール回すんだあのチーム。
観てるこっちも
「まぁでかいの一人要るからな、どうしてもな、バックにはな」
とかムリに納得してた。
それがあなた。
今や一国をW杯に連れていく大キャプテンですよ。
いやぁ……
「日々是努力」
はアスピリンぐらい普遍的特効薬です。

ま、
「4.5も枠あって日本が出れないはずがない」
というのも事実なんですが、
当たり前のことを当たり前にこなすのも、
これ大変なことです。
スポーツには好不調・運不運が憑き物ですし。
岡田監督のチームもまずまず形になりましたね。
やはり、日本は個で突破できるタレントが
特にFWに正直居ないので、
もちろんそれは恥ずべき事ではなく、
「一人で何とかしてくれる」
なんてFWは世界に10人いるかいないか、
それはしょうがない。
また足元技術的なことを言いましても、
いや結局、中盤から後ろに
「足元不如意だけど外すわけにはいかない」
という選手が必要でして、
そう若き日の中澤選手のように、
どこもかしこもがバルサみたいなサッカーができるわけじゃない。
「3m以上のパスが出せない」
とまで言われるクロード・マケレレを失っただけで、
レアル・マドリードが何年も深刻な不振に喘いだのは
ついこないだのことです。
と、なると、
やはり走り倒してスペースを作り出し、
そこへパスを出し、そこへ走り込み、
撃って撃って撃ちまくる。
(その意識の面で本田君の存在も効いてましたなここ3試合)
天才がワンタッチで稼ぐコンマ何秒を、
3人の真摯な秀才がパスアンドムーブで
稼げばいいのです。
……と、言うは易し行うは難し。
今まではその戦い方を「やろう」とすることに手一杯で、
「試合を勝ちきる」
というところまで意識が回ってない感じでしたが、
この試合はさすがに
「勝てば決定」というニンジンがあったからか、
戦い方が勝ちの方向をうまく向いていました。
チームって、成長するもんですなぁ。
最初の頃は
「こんなんホンマに成立するんやろか」
と泡食いながら観てましたが……
岡田監督は見た目よりはるかに、
オフェンシブです。
その哲学はおそらく、冒頭に記しました、
先日三冠を達成した彼と同じ。
停滞は(ほぼ)退化を意味します。
ナウシカ(マンガ版)の名台詞ではないですが、
飛び続けたいならば、
血反吐を吐き続けるしかない。


posted by 犀角 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | お言葉
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