2009年07月17日

ATOK2009




今年も税金の季節がやってまいりましt
今回の目玉は「英語」入力関連です。
「きせき」と打ってctrl+4で「miracle」が出てくる。
セットの辞書を持ってるとその横にさらに説明も出てくる(笑)
電子辞書の出番が減りそうですな。
さらに英語の横で「かな」キーを2度押すと確定前状態に戻ってくれる。
(これはMacだけかな?)
特にビジネス・パーソンには非常に心強いのではないでしょうか。

これ毎年言ってる気がしますが、
パソコン上で日本語をたくさん打ちまくる人間としては
もはやWinでもMacでも他の選択肢が絶滅、
ATOK様におすがり申し上げるしかありませぬ。
マジメな話ATOKを失ったら文章の実作成効率が3割は落ちる。
最近あんまりWin上で文章打つ機会無いので、
Mac版だけでもいいかなー、と思いつつも
今回もWin+Macセットになってるタイプを買いました。
お布施です。
ジャストシステム(&キーエンス)には
頑張っていただきたい。
というかむしろもはやこうなってしまった以上、
MSとAppleがジャストシステムにお金を出すべきではないかと。
日本におけるパーソナルコンピュータのユーザー体験を、
こんなに簡単に安上がりに上質にできる手段は
他に無いと思うのですが。

標準でもそこそこ用は足せるものがあるのに
(ことえりorMS-IME)
1万円近い金額を払って新しく買う、
ことには非常に抵抗があると思いますが、
それはしかし5万出して電話機を2年ごとに
買い換えることを考えれば安いもの。
ジャストのライセンスポリシーは
「1人が、同時に使わなければ何台にインストールしてもよい」
というものですので、
一本買えば自宅用と会社用(許されれば、ですが)
に使えます。

「変換効率」と簡単にくくられがちですが、
最近のATOKの強みはATOK側が人間のやりそうなミスを
カヴァーしてくれる点で、
「n」が一個多いとか、
そういうのを「これですね?」とシレッと
何も言わずに変換してくれちゃうのです。
(ちょっと最近やりすぎじゃないかと思うほど)
このへんが素晴らしい。
そういう技術が投入された直後は
「おせっかいだ」とよく言われるのですが、
やり続けるとやはり洗練されていきます。
最近はあんまり「これは余計」ってなことは無くなったかなぁ。

あとこれは僕の妄想なのですが、
RenaultのF1チームのように
どうもATOK開発チームには2チームあって
奇数バージョンがアタック・バージョン、
偶数バージョンが完成度向上バージョン、
のような気がします。
正直なところ2008(Ver.21)は完成度がちょいと低くて、
ATOKらしくもない「ぇっ!?」という変換がたまにあり、
長年ATOKを使い続けて(もう15年)はじめて、
「前バージョンに戻そうか」
と一瞬思いました。
今回はまだちょろっと触ってるだけなのでなんとも言えませんが、
偶数番なので期待してます。

余談ですが、
思い出ブーストが掛かってると思うのですが、
非常に高バランスだったのが14だったと思います。
OSがXPまでなら14がベストじゃないでしょうか。
あそこで文節単位での漢字変換効率はすでにキャップに到達してて、
僕は基本的に文節で変換していくタイプなので、
(この文章なら
「僕は・基本的に・文節で・変換していく・タイプなので」
 あるいはことによると
「僕は・基本的に・文節・で・変換・していく・タイプ・なので」)
そこから以降はあまり進化の恩恵を被っていない気がするのですが、
でも実際に他の入力手段、
といってもMS-IMEかことえりかしか無いのですが、
を触ってみると「わーんやっぱATOKじゃー」と逃げて帰ってきます。
知らないところでうま〜くなにかしてくれてるみたいです。

あ、ひとつお小言。
今年はキー入力スタイルの引き継ぎがうまく行かず、
(Win/Macとも)
例のATOK標準、「↓部分確定←→文節伸縮」にされてしまいました。
Winの方はスタイル一覧に
「ATOK2009:↓次候補←→文節移動」
というのがあるのでそれぷちぷちっと二度押すだけで
(ここがダブルクリックというのもよくわからんUIですが)
いいのですが、
Macの方はカスタマイザでぷちょぷちょ弄る必要がありました。
(カスタマイザ自体はずいぶん整理されてわかりやすくなってましたけども)
これはATOKの敷居の高さの一つになってると思いますので、
もうそろそろデフォルトをMS-IMEやことえり同様
「←→文節移動」
にしてしまってもいいんじゃないかと思います。
今ATOKに必要なのは「新しく使ってくれるお客さん」ではないかと。
古くからのユーザーさんだけは
インストールの最後に聞く、とかで。

ましかしそれは細かいこと、
基本は今回も大助かりでございます。
ATOKよ永遠なれ。
posted by 犀角 at 11:46| Comment(0) | TrackBack(0) | ガジェット
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