2014年01月06日
タブレットPC「IdeaPad Miix2 8」Lenovo
さて新春一発目のガジェットは話題沸騰品薄騒然の「Windows8タブレット」です。
まず結論から言おう、
「とりあえず待て」。
この「Windows8タブレット」という存在は去年の秋頃突然現れて「えっこれひょっとして超お得じゃね?」とガジェット界隈の話題を攫っている物体です。
(ほぼ)フルスペックのWindows8.1パソコンでありながら、4万円前後でなんと「Office付き」という、まさに価格破壊商品。しかもLenovo、DELL、Acer、東芝と実力実績十分の大メーカーからこぞって発売されたものですからたまりません。
(各機種の差はこちらの記事でも↓)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/topic/feature/20131203_625179.html
要はスマートフォン・タブレットなどモバイルデバイスをARM系に席巻されたintelが発狂しながら作った新型Atom(CPU、コードネームBay Trail-T)と、同様にスマホ・タブをiOSとAndroidに席巻されて涙目のMicrosoftという長年連れ添った古夫婦が「Wintelパソコン」という家庭の危機に際して突然ガッチリ手を結び直し、またタブレット市場をiPadとNexus銘(を与えられた1社)と一部市場ではKindle、に支配されている事態に憔悴しきっている斜陽産業「PCメーカー」と組んで、他の状況一切無視してでっち上げた商品がこれ。
だってこんなもの売られたらMicrosoft自身が売ってる10万のSurface Proとか誰も買わないじゃん……そのぐらい、「さっぱりわけがわからない」商品なのです。
で、ここから僕の個人事情なんですが、僕はMacBookAirとWindowsデスクトップを併用してるのですが、年に1、2回ずつぐらい
「Officeの載ったWindowsノートパソコンさえあれば万事解決」
というシチュエーションにぶち当たるんです。
でも持ってないので、昔(06年)に買ったMacBookにBootcampでWindowsXP走らせてWindowsノートとして使うことでしのいできました。でもこの子が寄る年波でACアダプタは半壊れだわ液晶が見辛いは……ということでつらいのはつらい。
そのたびにAmazon覗いて5万前後の「低価格ノート」見るのですが、やっぱり寂しい。2013年14年にシステムドライブがSSDでないパソコンなんか使えませんて。
と思ってましたらこれがどんぴしゃり、まさに「Officeの載ったWindowsノートパソコン」しかも4万数千円、ということで思わずポチリ。
長々僕のこと言いましたのは、僕みたいな事情の人にはいい商品だと思います。
つまり「たまにノートPC欲しいんだけどそんないいの要らん」という方。
往年のネットブックよりはいいと思います、うまくソフト・ハード環境を整理すれば短時間の作業には耐える。
逆に「よく使うノートPC代わりに」という用途には「絶対に」オススメしません。普通のをもうちょっとお金出して買いなはれ。特にモバイルならレッツとかあのへんの定評あるものを。
また、「タブレット」が欲しいのなら素直にiPadにしなはれ。Appleが嫌いならNexus7にすりゃいい(ちゃんと使ったこと無いのでこれは自信なし)間違ってもこれを「いわゆるタブレット」として使おうというのは自殺行為です。
つまりその、Windows8.1というOSがタブレット用というにはかなり辛いOSなんです。デスクトップ用とタブレット用(いずれはスマートフォン用も?)を統合しようとして無理したOSで、デスクトップで使う分には慣れた手順を無理矢理変えさせられた面倒と不満ばかりが募りますし、タブレットとして使うにはiOSや最新Androidの足元にも及ばない。
だって同時にBluetoothのマウスも買って接続したのですが、指タッチするよりマウス使ったほうがよっぽどいろいろ捗るもん。iOSやAndroidじゃ考えられませんて。
「その分今までと変わらないWindowsアプリケーションが使えるじゃないか」
というのは全くその通りなんですけど、8インチで1280×800というのはやっぱりかなり精細すぎて、たとえばテキストエディタだと18ポイントとか20ポイントとか使って表示してしまいます。つまり「なんでこんな狭いとこ覗きこまにゃならんのだ」的な。
モバイル言いましても結局Bluetoothのキーボードとマウス(&簡単なタブレット・スタンド)を電池込でセット持ち歩きしますと700gを優に超え、金さえ出せばLaVie Z(NEC)のような700g台のノートPCあるわけで。
ま最近大学生とかだとiPadやNexusにキーボード繋いでレポート書いたりするらしいですから、あながち「それはちょっと」とおっさん目線で言いにくいのですが。
たぶん一番この商品に「釣られる」(表現悪いですが)人はiPadもノートPCも持ってなくて
「タブレットにもなるしノートパソコンにもなる、これイケるやん!」
と思っちゃう人ではないかと思うのですが、どっちにもなりません。どっちの体験の5割……6割……という感じですね。その5万円で中古の世代の古いiPadと世代の古いLet'sNoteとかMBAとか買う方がいいと思う。
でも「ダメ」といわずに「待て」と言ったのは、これでOSが、せめてWebブラウジングだけでもタブレットモード専用のUIのIEを用意するとかなんとか、OSやアプリ側でもっともっと「8インチWindowsタブレット」を前提にしてチューニングすれば、かなり変わると思うんです。
そうなれば普段WindowsPCを使い慣れてる人がベッドに寝転んで使うのには最高のタブレットになる可能性も……可能性も……いやもうChromeとか使えば全デバイスでブックマークどころか今観てるタブとか同期されますしね……メールなんかどこからでも見れるGmailですしね……twitterもFBも専用クライアントありますしね……
うーん(笑)
まあWindows8.5とかWindows9とかを期待を込めて待ちますか。
いや、まあ、もう人類は「Windows文化」に辟易してるかもしれないかもしれないかもしれない。
そう、喫茶店で嬉しそうに高そうなケースに入れたiPadを使いこなす熟年の方々を見るにつけ、これの弱点はむしろ「Windowsであること」じゃないかな、と存在そのものを否定しそうになる。いわゆる勝ちパターンこそが次代の負けパターンという、「イノベーションのジレンマ」状態です。
僕SONYのVAIO C1XFとか使ってましたんで、「ちっちゃいマシンで動くWindows」って結構好きなんですけど……時代は、変わった。環境も、変わった。Windowsが、変わらなくても。
そんな感じです。
様子見で。
posted by 犀角 at 00:42| ガジェット