2019年07月11日

誕生


 子どもが生まれましてですね。

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posted by 犀角 at 01:44| 日記

2019年05月15日

マイケルも旅立つ


マイケルが亡くなりましてね。

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posted by 犀角 at 00:00| 日記

2019年03月08日

ゆるパン



 昨今は肌にぴったりしたボクサータイプが流行ってますが、拙者あいかわらずのゆるゆる派。
 だけど近所のスーパー・マーケッツにはいいのがない。ピッチリボクサーの次はラクダ色のおじいちゃん申又。
 なんで団塊Jrはパンツまで氷河期なんだ!
 しょうがないので通販。

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posted by 犀角 at 10:06| 日記

2019年02月09日

大阪オートメッセ2019


https://www.automesse.jp/

 2/9(土)から11まで、@インテックス大阪。
 行ってきました。
 お目当ては新型マツダ3、ハッチとセダンの2台。

https://twitter.com/KazuhisaNagata/status/1094053532381003776

 先日の東京オートサロンで国内初お目見え、その時現地の声として
「実車見るとハッチがいいぞ」
と聞いたのですが、なるほどいいです。僕も写真・動画ではセダンがいいなあ、と思っていましたが、現車ではむしろハッチかも。
 ハッチの方が「あんまり見たこと無い」感じ。ゴルフを筆頭とする「5ドアハッチバック」感が薄くて、クーペ/スペシャリティカーっぽい。ちょい懐かし目の。マツダで言うとランティスの5ドアが思い起こされました。
 このSUV/ミニバン流行りのご時世で、正直このサイズ(Cセグメント)ではハッチやセダンに合理性は低いので、このぐらいエモーションで無いと確かにダメかも。
 ちょいと若かりし頃の前田育男(現デザイントップ)が3代目デミオをデザインする時に、大好評だった箱型ミニワゴンスタイルを潔く捨てた、のと同じ考え方、と見た。
 会場にあったクルマでハッチの全長4460ぐらいのクルマといえば、たとえば三菱のエクリプス・クロス(もちろんホンダ・ヴェゼルやトヨタ・CH-Rでもよい)ぐらい。背の高いSUVは中広いので、このハッチとエクリプス並べるとユーティリティでは勝てないです。
 合理性で勝てないなら「カッコいい」とか「高級感」とかぐらいしか無く(あとは「安い」とか「スポーティ」とかもありますが、安くては儲けは出ず、スポーティさはSUVが元々強い)そこピッタリ合わせてきたマツダ3に世界の市場がどう反応するか、注目です。

 もう3月にはジュネーブでこれをベースにしたCX-3(?)を出すそうで、そちらが本命の市場も(日本を含め)多そうです。
 お尻だけのティーザー出てますが、期待大。
https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1168306.html

 セダンは思ってたより「アクセラセダン感」が強くて、安心すると同時にちょっぴり残念。Cピラーから短いトランクリッドにつながってるあたりがもう紛うことなき歴代アクセラ・セダンそのもので、まあもちろんヘリテージは繋いだ方がいいのでいいことなんですけど、「すごいカッコいい新型セダン」という感じはなかったです。一般の人にはアクセラ自体そこまで存在感無いので、そう思う人の方が多い、と言われればそうかもしれませんが。

 までもどっちもキレイなクルマでした。
 朝早く起きてバスとニュートラム(笑顔フェイスの200系)乗り継いで観に行った甲斐はあった。以下雑感五月雨。

・オートメッセてのはカスタムの祭典なので、主役はカスタム・カーです。
 なのでカスタム範囲の広いミニバン・ワンボックスが最もお客のヒキが良かったですね。
 SUVも並んでるんですけど、アルファードやハイエースには敵いません、という感じ。

・カスタムには大きく分けて
 「走り系」
 「ファッション系」
 「道具系」
の3系統があって、昔と違うのは後者2つ特にファッション・カスタムが隆盛を誇る上にずいぶんセンス良くなってるところ。
 ハイエースなんか興味ない僕でも「あこれいいなあ」という個体もいくつかあったりして、すごく上手く夢というか大げさに言うとライフスタイル提案ができてると思います。
 まもちろん小なりといえどもショップの売り物なので、ある程度の完成度があって当然、なわけですけども。

・といってもメーカーが送り込むカスタムがカッコイイのも当然なのですが、個人的に一番いいなと思ったのはトーヨータイヤのデモ車ハイラックス。
 トーヨーはライトトラックの演出最高ッス。

https://twitter.com/KazuhisaNagata/status/1094056884699422720

・帰りに必ずフードコート&物販の棟を経由する動線で、「巧いなぁ」と思いました。
 グッスマ初音ミクコーナーだけ冷やかした。

・カスタムって言えばパロディみたいなもんなので、つまりコミケ的な雰囲気もあったりなかったりして、つまり「客」じゃなくて「参加者」って感じがして、なんとなく気恥ずかしかったです。なんとなく。

 楽しかったです。

posted by 犀角 at 15:38| 日記

2019年01月28日

母校のゼミへ行ってきました。



 わたくし中高(一貫校でござる)では何の因果か地理歴史研究部、略して地歴部に在籍しておりました。
 早い話がブラタモリ部。
 そこの4期後輩で、僕らが高2の時かわいらしい中1だったSさんがいまや母校の立派な教諭。彼が土曜にゼミをやっています。外部から講師を招き、それもサイエンス、プログラム、アートの3系統同時進行。
 今の子はホント贅沢ですねぇ。
 僕らだってそんなの受けたかったですよ。

 でそのS先生から、
「ながた先輩、講師にどなたかいい方いませんか」
とまるで婚活のように相談されたので、手元の電話帳をめくりめくり候補を上げたら2人採用されて、それが当ブログでもおなじみのサイバー黒魔術師・F先生と、同期卒業生のHさん。
 F先生には去年の10月27日にご登板いただいて、この1月26日にHさんにご登壇いただきました。どちらも紹介した私がいかんわけにもいきませんので聴講させていただきました、とまあこういう流れ。

 Hさんは歴史家、専門は近世史。
 当日のテーマは緒方洪庵と適塾。
 カッコイイですね、洪庵は。
 人生すべてを教育に捧げたような人です。
 卒業生が医師に限らないのがまた適塾の素晴らしいところ。政治家(橋本左内)、軍人(大村益次郎)、教育者(福沢諭吉)と多分野にわたる。
 でもやってることは医師の教育(オランダ医学書の読解)だ、というところに、なにやら「若者の教育」における普遍的な秘訣みたいなものが隠れてるような気がしたりしなかったり。

 しかしHさんという人は史家になるべくしてなったような人で、なんとなれば先年卒業25周年同窓会をやったときに、35期の「中1の時の時間割」などというもう世界のここにしか残ってない資料を持ってきて幹事団誰しもの度肝を抜きました。
 なるべくしてなる。

「でも日本史いま人気があるからいいじゃん」
「でも必修になってるのは世界史やで」
 えっ。
 それは順番が逆では……

 あとは「幕末・維新(を専門に研究する研究者)の熱さには他の時代(が専門)の人間には触れない」という話がおもしろかった。近世史も「嘉永まで」(〜1855年)なんですって。それ以上踏み込む場合は「洪庵」とか幅決めて乗り込まないと火だるまになるそうです。
 怖い(笑)
 まあ気迫があるのはいいことですが。

 楽しかったです。

posted by 犀角 at 22:08| 日記

2018年08月30日

ハルカスで四国物産展


https://abeno.keizai.biz/headline/2962/

 シンクロニシティで、ちょうどうどんの山田家さんの記事書いたら、山田家さん来てたので、いただきました。
http://www.yamada-ya.com/

 ぶっかけ。天ぷら付き。
 もちろん、美味いッス。
 物販でも購入。

 あとは愛媛「まりーな亭」さんの「宇和島鯛めし丼」。
http://marinatei.bona.jp/

 鯛のお刺身をのせた丼に、生卵とお出汁と薬味諸々を混ぜたつゆを掛けていただきます。
 鯛が抜群なのはもちろんですが、卵と鯛の相性が意外にいい。白身魚のねっとりした感じと卵のとろみがおたがい引き立て合う。ちょっと甘い四国系のお醤油がまた鯛の甘さをスープアップ。
 海鮮丼一般の問題点は上の具と下のご飯が味・食感バラバラ、というところですが、これはうまーくシナジーが起きてます。
「鯛めし」と聞くと米と鯛を一緒に炊いてほぐし身をまぶすアレを思い起こしたり、あるいは鯛茶系のサラサラ行くのを想像しますが、いやこれも良し。まだまだ開発の余地があるもんですねえ。

 佐田岬半島行きましたよ。M澤先輩、g石アナ(当時大学生)とともに。ぼくのホンダ・プレリュード(VTEC 1993y)で。
 道狭いんですよね、離合困難みたいな山道をわりと延々走った気がします。もちろん佐田岬灯台まで行きました。
「げんちゃんのセドリックにしよう」って言ってるのに二人共「いやプレリュードで」って言うから。あれ後席狭くて身体曲げながら嵌まり込まないといけないので……カセットテープいっぱい抱えてね。
 四国中をウロウロして、清流・四万十のほとりでキャンプしました。星が綺麗でした。帰りはフェリー。
 懐かしいなあ。
 四国はええとこです。

「霧の森菓子工房」や「安岡蒲鉾」など人気店には長蛇の列。
 9月4日まで。急げ。

posted by 犀角 at 22:20| 日記

2018年08月04日

帽子かぶり



 きょうも爆暑でしたね。
 今年の夏はあまりにあまりなので、コミケに備えてバッテリ駆動の小型扇風機買っちゃった(上記)。
 据え置き・手持ち両用で結構な風量があり、しかもUSB接続充電式で何時間も持つ、となかなかのスペック。さっそくテストで使ってみても問題なし。
 もちろん暑い部屋で回しても熱い空気掻き回してるだけで、そない快適ではないのですが、まあ「無いよりはマシ」です。汗をすばやく気化してくれるのでベタつかないのもよい。

 いやね、近くの公園で大きなコンサート(僕でも知ってるぐらいメイジャーなグループがやってくる)ていうんですよ。で、物販やるじゃないですか。これがこの酷暑の中、長蛇・長蛇の列。
 それはいいんですけど、みんな帽子とかあんまり被ってないの。
 死ぬよ?
 いやもう何人か死んでるけど芸能界の闇の掟で報道されないとか……

 コミケには毎夏のように出て、一般入場待機列を尻目にサークル入場を繰り返してきたわけですが、さすがにあそこに来る猛者どもはもう少し武装してきますよ。帽子、日傘、サングラス、襟首にタオル、冷えピタやアイスノン、上のような手持ち小型送風機、そもそも服自体が吸汗性の高いスポーツand/orアウトドアウェアだったり、最近では送風服も。

 若いからと油断せず、できることはやった方がいいッス。
 せめて帽子かぶりなはれ。

 最近、神様にお願いごとをすることが多くなったのですが、お賽銭を投げガラガラを鳴らす時には帽子を取りサングラスを外します。
 礼儀でもありますがむしろ「わたしが頼みに来ました」と個体識別してもらうために。
 ステージ上の人々はファンにとっては神様みたいなものですから、そういう意味合いで素顔に素肌、剥き身ネイキッドで向かい合おうとされているのかもしれませんが、どっこい神様からはあんまり見えないもんでねあれ。舞台って。ライト浴びせられてるから逆光でね。立つとわかる。ちっちゃい企画で演劇があったら、一度は舞台立ってみるといろいろ理解できてその後の人生いろいろ楽しいですよ。それは余談。

 若い子に「帽子かぶり」言うなんてもうお父さんスキップしておじいちゃんやないか。

posted by 犀角 at 23:03| 日記

2018年02月21日

2/21

●給湯器の風呂場リモコンが
「液晶表示の下半分が欠ける」という症状が出て、これ買い替えてすぐにも「表示点かない」ので交換したものだったのでぷりぷりしながら設置してくれた工務店さんに電話すると、調べてくださって結果リコール。これ↓

http://www.noritz.co.jp/info/33.html

 早速ノーリツに電話して状況を訴えると折り返し掛かってきて「あと20分で行けます」というマッハ対応にもほどがあり、サービスさん来て30分ほどで交換完了。

 水回りみたいな10年15年は無事で当然、みたいなところでリコールはいただけませんが、対応が迅速なので許そう(偉そう

●そういえばダイソンのDC35も
 母が「おかしい」というので触ってみると、トリガー(スイッチ)を引くと「ウィンウィンウィンウィン……」と断続的にモーターがONOFFを繰り返す。酷使7年目
http://rakken.sblo.jp/article/52208135.html
寄る年波かとも思ったのですが、モーター不調ならこんな動きはしないだろうし、バッテリ寿命ならなおのこと動かなかろう(バッテリは1度交換してます)、ということで分解清掃。
 ……するまでもなく、本体にアタッチメントを接続するところの口、サイクロンの入り口ですが、ここに逆流防止フラップが付いてて、スイッチONで吸引力が発生した時だけ内側(サイクロン側)に開く。ここの蝶番部分に大きめの猫砂が詰まっちゃってて、つまりこれでフラップがちゃんと動かない。
 この部分だけなら水でも丸洗いできるので、洗いながら指突っ込んだり竹串突っ込んだりして清掃。ついでにフィルタも水洗い。これもまたえらい汚れてたのでマジックリンなど使うとドバッと茶色い水出てギャー。

 主婦というのはなぜあんなにフィルタを掃除したがらないのか。
 心理学者に研究していただきたい。

 ともあれ乾燥後組み立てるとしっかり作動しました。よかった。
 もうしばらくがんばってね。
 買い替えはV8(現行機)の後継機種が出たあたりかなあ。

●クルマの暴走事故のニュース
https://www.asahi.com/articles/photo/AS20180218001394.html

 テレビで第一報観た時は実車無かったのですが、これ昨年秋にデビューしたレクサスLS、つまりトヨタの1000万する最高級車で、自動ブレーキ関連で取り残され気味だった大トヨタがまさに乾坤一擲の大逆転を狙って開発した最新最高の安全システムをありったけブチ込んだクルマです。

 これで無理だったら現状、国産・外車・クラス(値段・サイズ)問わず全部ダメだ。

「同乗者がトランクの荷降ろしをしてる最中に」と聞いたので、おそらく前方がクリアだったので、飛び出し防止みたいなのは作動せず、その時点でハンドル操作を誤り(進行方向と逆側向いてるので、おそらく対向車線を突っ切った)、しかし歩道のガードレールや電柱等は細すぎて認識できず(ブレーキも掛からず)、歩道ちょっと突っ走って(おそらくこの時に人をはねてて、それも認識or認識後の反応ができてない)店舗に斜めにズドン、これにも前方障害物ブレーキ間に合わず。突っ込む角度が浅すぎるので障害物と認識してくれなかったのかも。
 と、いちいちの段階を想像すると、ありえない事故ではない感じもするのですが、結果の激しさを観ると「こんな大きいのも止められないのか」とガッカリしますね。しかもゼロ発進からですからね。

 亡くなられた方に弔意を表しますとともに、まだぜんぜんこれ系デバイス頼りにならない、とキモに銘じて安全運転で。
 いやウチの子たちにはなにひとつ付いとらんのですけども。
posted by 犀角 at 17:31| 日記

2018年01月26日

1/26

●久しぶりにFBを開けると江口友子先生が
http://eguchitomoko.net/
「いつも必要なことを必要な分だけ話をするなぁと感心する友人の永田和久さんが」
と書いてくれたはってですね。
「…ぼかぁ無駄なことを言い過ぎてるといつも思っているんですけどね」
と奥に伝えると、
「いや、あなたはむしろ必要なことも話さない」
と返ってきました。
 そうかなあ。

 肝心のエントリは「過ぎる」ジャズシンガー・藤村麻紀の紹介です。
http://www.maki.tv/

●その奥の名言が

「『せえへん』っていうのはできへんねん」

 お酒を呑まない、とか。
 部屋を散らかさない、とか。
 だからダイエット(食べない)は難しいんですな。
 まだ「する」ならなんとかなるので、「せえへん」をしなくてもいいぐらい「する」のがコツっぽい(適当

 まあこれ言ってる人は
「やりたくないからといってやらないという選択肢はない」
という一文を読んで
「ああっ」
とのけぞって後頭部打つような人なので、話半分で。

●そして同一人に
「さいきん、昔話が多い」
と叱られました。
 よろしくない。

 明るい未来へゴーアヘッ。

posted by 犀角 at 22:06| 日記

2018年01月20日

1/20

●柚子りんご

 昨日ぼんやりweb見てたら土井善晴先生が表題のようなステキなものをお作りだと聞き、たまさかいい林檎があるのでさっそくスーパーで柚子を調達。

https://togetter.com/li/1191286

・林檎 1個
・柚子 1個
・砂糖 50g

・荒く皮を剥いた林檎を、種付近だけ取ってあとは一口大に。柚子も種を取って林檎よりは小さめに刻む。
・混ぜて3時間以上放置。ビニール袋に詰めてやればまんべんなく蜜が回るのでよろしかろう。

 美味しかったです。柑橘ならなんでもいけそう。砂糖も蜂蜜でもいけるようです。レモンなら自家製・無農薬・有機肥料?のがあるので、次回はそれで。

●昨日の夕食は
どこかレストランでもよかったのですが、朝からほっつき歩いて疲れたので『551蓬莱』で豚まん餃子焼売を、『RF1』でサラダを買って家でもしゃもしゃ食べました。
 嫁はんと『おじゃる丸』で笑いつつ食べる。

 で、今日はその残り、だけでは寂しいので麻婆豆腐、を作ってたら母が余ったあんかけ焼きそばをくれる。あともやしきのこスープ。そして録った『カリオストロの城』。
 この歳になると「伯爵かわいそうやなぁ……」という感想しか出ない。あんな石造りの城に独り住んでお供は変な爺と大男、仕事は偽札造り。やっと年の差婚ができるかと思いきや泥棒に花嫁盗まれて仕事場焼かれて……
 我が身の幸せを噛みしめるわ。

●この話前もしたと思うんですけど、あの作品DVDに特典映像として「音声そのままで絵コンテを流す」というものがあって、これが恐ろしいことに十二分に楽しめるの。まもちろん何度も観てるので脳内補完してる面もありますけど、絵はレイアウトというかダイナミズムというか、ディテールではなくて「これは、こう」という説得力みたいなものが重要なんだなあ、と思います。
 ともかく凄いです。
『ルパン』という制約があったからこそ光る技とセンス、という感じで、僕宮崎監督のベストを問われたら(自分のフェイバリットなら『ナウシカ』即答なんですけど)、『もののけ』でも『ラピュタ』でもなくこれを挙げるかもしんない。

●いちばん好きなセリフはジョドーの
「お叱りはあとで」
posted by 犀角 at 00:00| 日記

2018年01月12日

1/12

●トレハロースの件。

論文紹介:食品に添加されたトレハロースがクロストリジウムの流行の原因だった(西川伸一) - Y!ニュース https://news.yahoo.co.jp/byline/nishikawashinichi/20180107-00080202/

まだ人間の体内ではどうなっているかわからない、ようですが、大量使用開始の時期と病気の重篤化が被ってる以上、避けるに越したことはない感じでしょうか。
 アスベストもフロンもそうでしたが、都合良すぎる物質ほど、思いもよらぬ場面で跳ね返ってくることがありますね。

●ひさしぶりに夕食にカレーを作ったら
 美味しかったです。
 僕のは給食のカレーみたいなおっとりした味と食感のものなんですけど、まあパンチの効いたのはお店で食べられますしね。

●以前、母のswatchが止まったと言うので
ひっくり返して見てみるとコインネジで開けられる。
 パカ、と開けると普通にボタン電池が出てきて、ブツは珍しい型番だったので近所には無かったのですがAmazonには普通にあったので(しかも200円ぐらい)購入して交換。
 ロバストでええわ。
 と、ランニング用GPSウォッチの類をwebで眺めながら呟く。
posted by 犀角 at 00:00| 日記

2018年01月11日

1/11


●年末に突然階下のメイン冷蔵庫(3台あるんです)が使命を果たし終えられて、あればかりは緊急性が高いので遺体発見は朝、朝一でいつものJoshinへ飛んでいって買ったんです。
 選んだのは三菱の最新鋭機MR-WX52C。
https://www.mitsubishielectric.co.jp/home/reizouko/product/wx_2017/wx52c/

 31万もする。
 するだけあってわずか幅650で14年前の前の子(740mm)よりも25Lも大容量(奥行きはほぼ同じ)、断熱材の進化を思い知りました。
 決め手は「切れちゃう冷凍」だそうです。
 ウチの母は小嬢様育ちなので30万程度の買い物だと一瞬も迷わない。毎回惚れ惚れします。
 僕だと一月悩むなあ。

 三菱は製氷システムの経路が丸ごと水洗いできるのですが、取説読むだけでゲンナリするほどの部品点数で他社がやらんのもよくわかる(あるいは特許かも)。
 お客にバラさせるとやれあれを無くしたこれを壊したとサポートの手間ばかり増えるしねえ。

●で、翌日Joshinの方が配送に来てくれて、一部始終立ち会ってたのですが、いま冷蔵庫って歩かせたりしないんですね。

・「歩かせる」というのはこういう移動方法です↓
Easter Island’s giant statues “walked” to their locations
http://po.st/iw2dee

 お客様のものだから、ということでしょうか、それともその方が効率いいのでしょうか、下に養生毛布敷いて、その毛布ごと引っ張り回すスタイルでした。まあこれなら床傷つける不安も無いですな。

●幅の縮小でちょっぴり台所が広くなったのも嬉しいのですが、ひっそり騒音もちょっと下がってて、スペック見ると15dBと夜中耳すまさんと聞こえないレベル。
 これは素晴らしい。
 逆に文句あるとすれば、最近のトレンドで扉にガラスが張られており、マグネット等々であらゆるものを貼り付けておけない、という家庭の主婦にとっては死活問題。
 知らずに買って母「ギャーッ」。
 店員さんにとっては既に常識かもしれませんが、冷蔵庫なんてだいぶ前の機種からの買い替えに決まってんだから、あと10年は注意喚起して欲しい。

 これも最近は間取り的に冷蔵庫はキッチンの奥にねじ込むようになって、みんなから見える目立つ位置に立たなくなったので、連絡板としての役割を果たさない子が増えたのかもしれない。特に大型機は。

 しょうがないのでテープで貼ったりしてますわ。まあ磁石付くタイプのホワイトボードを貼り付けてしまう手もあるし。
 冷蔵庫になにか貼り付けオタクの方は、買い替え時要注意ですぞ。

 あ、あとちっちゃい文句ですが、室内灯がLED化されてる、のはいいのですが、色味が青白い。あれもっと暖色にすべきだと思う。僕らの世帯の使ってる中型機(日立)もそうなんですけど。
 なにかいわれがあるのかな?

●ちなみにそのちょっと前にフリーザーがいよいよおかしくなってきたのでこちらも三菱のMF-U12B
https://www.mitsubishielectric.co.jp/home/reizouko/product/u_2016/u12b/

「単身向け2ドア冷蔵庫」ならまだ少し製品数ありますが、「フリーザー」はほぼ選択肢が無いです。ウチの子も基盤の都合か「警告点滅が出っぱなし(冷えるのは冷えてる)」という変な症状で、使い勝手などに文句は無かったので直接後継機のこちらにしました。

 この時も僕が入れ替えを担当したのですが、肉魚乾物、ちょっとした食料品店が開けるぐらいの充実の量と品ぞろえで、ウチの母が何を目指しているのかよくわからない。

●一緒に買いに行って500Lクラス見てますと店員さんが
「ご家族は何人?」
「いえ私ひとり……」
「そ、そうですか、えー、ま、大きいの使っておられると小さくなると不便ですからね!」
 まあ冷蔵庫とパソコンのメモリは大きければ大きい方がいいです。
posted by 犀角 at 22:10| 日記

2018年01月10日

1/10


●母はやはりインフルBでした。
 先日の記事によると今年のワクチンはA(H3)向けのようなので、ハズレ。
 ワクチンのおかげかそうでないのか不明ですが立ち上がりが遅くて「インフルではないかな?」と医療機関受診が遅れた(連休もあったし)りもしたり、これ予防接種打って外して罹ったの2回めなので
「もう注射止める!」
と駄々をこねる始末。
 ということで打ったからといって安心してはいけませんぞ。
 僕もなんとなく調子悪いので養生してました。
 伝染らないように手洗いとか別タオルとか用心もしてます。

 各人の免疫は「このぐらいまでなら耐えられる」という閾値があって、それ以下なら多少ウィルスに曝露していても発症しないそうです。つまり物理的な曝露量減は効果あるので、人混みでのマスクなんかもバカにできないようですよ。

●先代から掛かってる古なじみの医院なのですが
 今年からインフルと分かると待合室へ帰されず別口から退出させるようになったそうです。

posted by 犀角 at 20:24| 日記

2018年01月08日

1/8


●母が風邪に倒れ(インフルでは無さそう)、奥さんも調子悪い。ついでにネコもひとりお腹を壊している。この季節のはひとり罹ると家庭内パンデミックになりかねないので、よく手を洗う。

 わたし自身はジョグ効果か、今シーズンまったく風邪引いてないのが逆に怖い。でかいの来ませんように、なむなむ。

●インフルワクチンって
ワクチンの株と罹った株とが合ってないと有効性が著しく落ちるそうで、たとえば去年豪州ではA(H3)タイプに対しては17%程度しか効かなかったりしたそうです(『日経メディカル』12月号より)。
 つまり打っててもまるで安心できない。
 ほな打つだけ無駄ちゃうか、と思ったりもするのですが、抵抗力の弱い高齢者や乳幼児、あるいは持病をお持ちの場合、すこしでもリスクを避けたくなるのも人情。
 それに「打ったから大丈夫!」というプラセボもまた非常に大事ですしね。
 難しい。

 ワクチンってつまり生き物なので「理由わからんが今年は育たない!(生産量が増えない)」などということが普通にあるらしく、今年もたいへんなようです。最前線の関係者の皆様には奮闘おねがいいたしたく。
 われわれは手を洗いましょう。

●「昨日の敵は今日の友」
という慣用句そのままのニュースがこれ↓
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/1099879.html
つまりいまのintelの敵はAMDではなくNVIDIAだと。(Armはまたビジネスモデルが違う)

 テスラ(EV)が日本でも突如大流行して、慌てたトヨタが日産リーフ(EV)のドライブトレーンをそのまま買ってきて自社のプリウスに載せてるような感じ。
 ……と書くとあんまり衝撃的でも何でもないなあ。
 忙しい時代ですねえ。
posted by 犀角 at 22:55| 日記

2018年01月06日

1/6


●友人宅までまた別の友人と特急に乗って赴く。
 M-1の勝者は誰かという話になり、関西人たちは口々に「和牛だ」と叫び合う。友人の息子氏(小2)などはそれまで夢中のスーファミミニの手を止めて
「和牛だ」
と真顔で訴える。しかし私は審査員を擁護する、
「和牛は去年より今年の方が良くなった。まだ伸びるならまた来年観てみたい、と思うではないか」
と。
 とろサーモンも普通におもしろかったしね。
 ミキもまだ荒削りだし。わずかな期間であそこに居るのも凄いけど。
 友人が目を細めて問う。
「ジャルジャルは?」
「練習で練ったもの=『凄い』は漫才には不要、と切り捨てた審査員が凄いと思った。ほとんどベテランなのにその価値観を持ち続けられるのは偉い」
 相当練習したんだろうなあ、すごいなあ、と思いましたけどね。
 松本さんが一番評価してたのが印象的でした。
 登美丘高校ダンス部が準優勝にも関わらず話題を独占しているように、負けてよかったんではないでしょうか、和牛。
 知らんけど。

●関西もぜんぜんウカウカしてられないなあ、と思ったのが東西ネタ合戦みたいな番組みてるともう東西でぜんぜん差がない。
 トップバッターが東サンドイッチマン、安定感抜群の見てくれどおりの横綱相撲に銀シャリをぶつけなあかん時点で結構。
 NGKでライブの番組を観るとまた大花、トミーズ、カウスボタンといったおなじみの面々が若干ハイコンテキストな一世代古いネタ構成(たしかにホームグラウンドかつお正月に十八番以外の選択肢は無い、とはいえですね)で、ピンマイク無しで距離取ると聞こえにくくなる舞台装置も相まって、取り残された地方都市感満載。
 いや実際にそうなんですけど。
 食に続きお笑いも、となるとあと何が残ってるかなあ、と考えて何も無い。
 すかーんと晴れわたっていいと思います。
 焼け野原だからこそ新しい芽が伸びうる。

●最近いつもクルマでお邪魔してたので、「お酒が出る」ということを忘れてノー・ディフェンスで立ち向かって轟沈しました。いやもうまったく面目ない。
 ことし47やで……
 最近、「呑む前にのむヨーグルトを入れておくといい」というTipsを耳にし、年末に恩師を囲む会や恒例大晦日スペシャル「マシンガンの弾を避けきったクリーンな田中支店長(仮名)を賛美する会2017」ではR-1のちいさいボトルをコンビニで買って呑む直前にグッといってみたんです。
 そしたら随分良かったんで、「あこれ習慣にしよ」と思ってたのですが……
 ハイチオールCもいいと聞くので(元々は二日酔いのクスリとして売り出したそうです。僕らだともう肌荒れのイメージですよね)今日買いました。
 得意技:泥縄。
posted by 犀角 at 22:19| 日記

2018年01月02日

1/2

●今日おもしろかったのは

・箱根駅伝「薄底vs.厚底」靴の知られざる闘い ナイキ驚異のイノベーションが歴史を変える
http://toyokeizai.net/articles/-/202761

 わたしよく誤解されますが、基本的に科学の子で家にダイソンが4台あります。iOSデバイスなんか数えるの怖いぐらい。
 だものでこの手の、
「科学の力が属人的職人芸を粉砕する」
という話は大好物です。(もちろん逆パターンもよく起きますが)
 これつまりいわゆる「イノベーションのジレンマ」で、「巧いこと行くやり方」が確立しててしかも長い間効果があると、どうしても保守的になってゼロから見直した革新は極めて起きづらい。
 むしろ追いかける方が「なんとかせねば」という意識からこういう思い切ったことができる。

 実は去年の夏からゆるゆる走り出したのですが(詳細は明日にでも)、そのバイブルに「フォアフット走法がいいよ」と書いてある。
 上記記事にもありますが、足の指の付け根の膨らんだところから着地すると、衝撃をよく吸収できて(その場でジャンプする時をご想像なされい)疲れないしケガもしないよ、というもの。
 でいろいろ意識してはいるのですが、自分でできてるかどうかイマイチわからない。年の瀬にプチ同窓会があったのでランナーの友人(フルを何十回と走る)に聞いてみたら、

「いやそれはもっと上の方の人の話。私らベタ足でいい」
「いや……えー……あんまり意識したことないなあ……」
「それはわからんけど、視線が上下しないようにはしてるかなあ」

という感じ。そんなもんかいな、と思ったのですがトップランナー(の一部)はこういう科学の力を用いてフォアフット・フォームを作ってるわけですなあ。
 いまこれ2日の夕方に書いてるのですが、この新コンセプト・シューズを履く東洋大がとりあえず往路優勝しました。
 さあ明日どうなりますことやら。

●文章書きは──すくなくともわたしは──基本的にはソリッド、シャープ、「言いたいことだけピシッと過不足なく言えている」という文章が書きたいものです。
 しかしこれも実は「文章書きのコンテキスト」に過ぎず、お読みになるふつうの方は別にそんなん気にしてない……のかもしれない、と、いまさらながら、一巡回って思ったりもします。
・「なにを」「どう」書くか
と二つの視点から見てるつもりでやってきたのですが、この「5年でちゃぶ台返し」みたいなゲームのルールがコロコロ変わる時代では、そういう余裕はなくて(あるいは単純に時間がなくて)、どっちか片方で手一杯。
 どっちか選ぶとするなら「なにを」ですかね。
 どうなんだろう?
 新春初笑い系番組で、いまもなおおもしろい阪神巨人師匠やカウスボタン師匠を観て「どう」もいいかな、と思うのですが、それが合うか合わないかはまた別。
 今年の年賀状は、去年ようやく18年ネタのミラクル年賀状が終わったので、シンプルにしてみました、というのは負け惜しみ、「年賀状のネタ出し」のやり方をすっかり忘れ去っており、なにも出ないのでタイムアップでシンプルにせざるを得なくなり、
(途中美しいポエムを書いたのですが、歌人の娘に(案の定)ボロカス言われて棄却しました)
しかしまあできあがってみれば「これでいいか」などと思ってみたりもしたり、「いやいやこれでは」と思ってみたりもしたり、あいかわらずよくわからないです。

 人生ってむずかしいなあ。

posted by 犀角 at 23:30| 日記

2017年11月03日

11/3


・ちょっと風邪引いてしまいましてね。
 相変わらず鼻グズグズ言わせてます。

・デミオを車検に持っていく。
 ついでに置いてあったおろしたてアクセラ、アラウンドビューモニター付き、をちょちょっと転がさせて貰う。
 360度モニタは便利なんだか不便なんだか個人的にはよくわからないです。画面ばっかり見ちゃうから逆に危ない気がするんだけど……バックカメラの時は一目で便益がわかり過ぎたんですけど、何が違うんでしょうね。
「俯瞰」というありえない視点に脳を切りかえるのが巧く行かないのかな。僕方向音痴で、地図もロクに読めませんが(元ブラタモリ部なのに)、なにか関係あるのかも。

・そのアクセラには新ソウル赤(クリスタルの方)が塗られていて、意外に合ってた、というか、1ランク車格が上がったような気すら。
 車両が小さくなるに従って、深みがある色よりパーッと元気な色の方が似合う、という固定観念があったのですが、いや良かったです。この分だとデミオに塗ってもイケちゃうかも。

・で、代車が同じDE(旧型)デミオの、
 バーガンディレッドと迷ったラディアントエボニーの、
 黒内装と迷ったアイボリー内装の、
 13C-Vと迷った13SKYACTIV
でした。おおげさな言い方をすると
「選ばなかった未来」
を経験してる、ような(笑)

 くるっと転がしてみたのですが、やっぱり試乗時に感じた
「いや、これSKYより通常型の方が運転しやすいよね」
というのは間違ってなかったように思います。低中速トルクが若干豊かなのと、トルクの出方が素直。あとSKYは上もすぐ詰まる。
 もっと言うと13C-Vよりただの13Cの4ATの方が良いです。C-Vはエンジンがミラーサイクルなので若干ながら出力が落ちてるのと、やっぱりCVTよりコンベンショナルATの方が操り易い。
 だからデミオの1300は安いグレードの方がいいです。でも中古で買うならだいたい後期はSKYかC-Vしか無いので悩ましいところ……MT車が見つかればおすすめですな。
 現行DJと比べてもやっぱりDEの方がデザインはカッコイイと思う。チーフデザイナーは前田育男、イエス、現デザイントップです。

 デミオの良いところでもあり悪いところでもあるのは4代ともキャラがぜんぜん違うので、「これぞデミオ」という固定イメージが無いんですね。ピッペンのCMしてた箱型のから、今の革内装でディーゼルのヤツまで、初代の最後の方は値引き込み車両75万ぐらいで買えたはず。それが今や油断すると250万ぐらい出ささせられちゃいますからね。
 フィットやスイフトがどの代も「こんな感じ」というイメージがあってそれをメーカーもオーナーも大切にしているのとぜんぜん違う生き方で、もちろん良し悪しじゃないんですけど、それでも名を継ぎ続けられる、というのもおもしろいな、と。普通コンセプト変えるなら名前変えて気分一新して進みますからね。

・11/3文化の日は
 ウチの母校で「スクールフェア」という文化祭の日です。
 昔は9/23秋分の日ぐらいに体育祭があったので、それが終わって10月一杯は文化祭の準備、僕らにとっては劇の準備でまあめいっぱい。
 なんかいつも追われてましたが、毎年なんとかなりました。不思議なもんで。
 先日35期の同窓会があった時に、会場機材を使って校歌や「箱根山体操」(曲は『箱根八里』)の音出しをする、つまりPA役をやったわけですがこれがもう楽しくて楽しくて。
「ああ俺はやはり舞台袖の人間だ」
としょうもない感慨に耽っていました。
 舞台でもなく、客席でもない。
 そんなことが刷り込まれたのもスクールフェアの舞台ででした。
 最近は女子もたくさんやってくるらしい。
 羨ましいというか、なんじゃそりゃ。
 うちはー
 硬派で鳴らすー
 男子校ー
 フヒヒ拙者オタクなぞではござらぬよ
posted by 犀角 at 03:42| 日記

2017年09月22日

小豆島旅行 2日め


 さて朝。といえば風呂。
 ざんぶと入るとここはもうパラダイス。
 爽やかな風に心地よく吹かれながらの露天風呂。
 たまりませんなあ。

 朝食バイキングでは「おにぎり握ります」おばさんがおられたのですが、小豆島名物「ひしお丼」などご飯っ気は足りており人気がなくて手持ち無沙汰のご様子。あとパンが弱い。しょうがないかも。しょうゆの島ダシ。
 とはいっても味は良く、二人でもりもりいただきました。

 9時すぎにチェックアウトして一路、草壁港へ。10分ほど。
「……あれ? 船が無いぞ?」
 港が全体的にのんびりしている。
 確認すると出港時間間違えてて、9時発でした。
 しかし慌てず騒がず『るるぶ』をひっくり返して池田港から9:50が出ると知る。フルスロットルをくれると猛然と40km/hでダッシュするぼくらのオデッセイ……前のおっちゃんがそのぐらいのスピードで……
 しかし大きくない島なので、余裕で間に合うタイミングで乗り場に辿り着き、切符を買う。ターミナルの賑わいが本州側とぜんぜん違う。特に印象的なのはトラックなどの生活・業務関連車両の多いこと。
 船は国際フェリー。
http://www.kokusai-ferry.co.jp/
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 小豆島は四国文化圏でした。岡山より高松。

 という感じで高松ゆきジャスト1時間。
 2日めはあいにく曇りから小雨。
 しかし水蒸気に煙る瀬戸内もまた日本的。
 太平洋戦争前、つまり空路が極めて特別な時代は、海路外国から日本に帰ってきた人々は一様にこの「煙る海」に「ああわが故郷」と郷愁を感じたそうです。

 さて、高松は都会。
「四国一の大都会」の気概横溢、訪れたことある地方都市では岐阜とか山口とかよりだんぜん都会。
 それって要はどんだけ「エエカッコするか」なので、気合さえあれば他特段何も要りません。人間気合がだいじ。
 まあ都会だからっていいことは特に無いんですけども。
 特に都会から来た者にとっては……

 まずは栗林公園へ。
https://www.my-kagawa.jp/ritsuringarden

 わたしも若きみぎりには地理歴史研究部などという(要はブラタモリ部です)偉そうな部活に所属していた不良部員の割には(これ偽悪的にカッコつけてるんじゃなくてホントに不良だったの。詳細は上山全自動先生に聞いてください)チリに疎く、「サ・サコンビ?」とか言い出す始末で、とどのつまりは初耳だったんですけど、なぜこんなに知名度が低いのか、というぐらい、なかなか素敵な庭園でした。
 僕が行ったところでは、兼六園(金沢)や後楽園(岡山)よりもスケールが大きいと思います。
 ちょっと整いすぎてるからかな?
 ヴェルサイユ宮殿の庭って、ものすごい手入れされてピシーッと造り込まれてるんですけど、「すごい」と思うのですがあんまり心に染み入る感動みたいなのは少ないんです。
 ちょっとそんな感じもした。
 だからむしろ外国人観光客向けかもしれない。
 と言うまでもなく、ミシュラン・ガイドで3つ星貰ってるそうです。
 庭園好みが無い方でもうどん腹こなしに最適、高松行くならここはおすすめ。

 庭内には古典的な茶屋式おみやげ&軽食売店もあるのですが、(もちろんそういうところの方が懐かしい昭和的観光旅行気分が満喫できます)こちらにはその名も「Garden Cafe RITSURIN」というオサレカフェがあり、そちらでお茶いただきました。
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 ドリングもスイーツもなかなかしっかりしてて、こういうところによくある「カッコだけ」店舗とは一線を画す。プリンと心太をいただきました。
 各施設の詳細は上記栗林公園のwebをご覧あれ。
 ちなみに北口と東口があるのですが、見回り易いのは東口だと思います。クルマもしくはレンタサイクルなどで行かれる際はそちらからアプローチされるとよし。わたしら北口から行ったもので割と歩きました。まあそれほど致命的な差でもないですが。

 さてうどんか、と思ったのですが、『るるぶ』眺めてた奥方が「ここへ行こう」というのが「まちのシューレ963」というお店。
http://www.schule.jp/
「暮らしをテーマにしたショップ」
とのことで、女子はこういう雑貨&こだわり食品のお店好きですなあ。
 こんなとこまで来てそういう大阪はもちろん神戸にも京都にもありそうなお店に行かんでも……

「せやけどここの人はオシャレやで。
 オシャレは気合いやで。
 きっとええ店に違いない」

 奥方は元美術部、わりとこういう勘は鋭めなので(ご承知の通り僕はもちろん鈍めで、いやむしろスカ引いた方が話のネタになるとワクワクする方です)
 ということでなんとか高松市内をくるくる回って駐車場を見つけねじ込み、ちょっと歩いて目抜き通りらしきアーケードの一角にあるそのお店に。

 おっ。いいじゃないですか。

 カフェ、食品、衣服、小物、特設展示スペース、がこじんまりながらまとまって楽しめるようになっており、それもしっかりハイセンス。都会によくあるチェーン系の、まあたとえばMUJIとかだ、ああいう既製品と違ってちゃんと担当の方が知恵と工夫でひとつひとつ、という感覚が伝わってくるのが好ましい。

 小豆島から思ってるんですけど、やっぱり田舎でなんかこういうことをする、となると結局自分(たち)でやらざるをえないので、必然的にそのひとの「手の感じ」が出て、それが顔となり体温となり空気となり、居心地を良くしますね。
 なんぼ小綺麗でも誰か遠くのプロがやった賃仕事のハコで、バイトの子がPOS打ってたらそれだけでつまりトポロジカルに言えばローソンとまったく一緒ですからね。
 いやローソンが悪いわけじゃなくてコンビニはその方がいいわけなんですけど、それをセレクトショップでやらかすのは本来異常。都会の人は麻痺しちゃっててわかんなくなってますけど。

 また売ってるものもどれも魅力的。
 もちろんここ(らへん)にしか無い。
 いりこ買ったり(これが手で頭とワタとって炙ってあってとても美味い)、ジャム買ったり。もちろんどれも瀬戸内製だ。

 意外なお店を楽しんでるともう2時、ということで遂にうどん。
 せっかく来たからには、とスマホ睨んでいろんなお店を検討したのですが、ここはクルマでのリーチの良さを取ってオーソドックスに「うどん本陣 山田家」。
http://www.yamada-ya.com/
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『水曜どうでしょう』ファンの方なら四国八十八ヶ所巡り、もう最後高松に来てあと飛行機の時間が云々言ってるのに行くの行かないのと悩む、あのお店です。一般的に舌が肥え果ててて滅多によその地で「うまい」と言わない北海道人・大泉洋さんの「うまい!」が聞けるお店。
 緑いっぱいのお庭を観ながらお座敷で。
 わたしが釜ぶっかけとざるぶっかけの冷温ぶっかけコンビ、奥方が肉うどんに阿波尾鶏とハモ天。
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 うまい。

 今年の夏、我が家ではぶっかけうどんをよく作りました。乾麺が腰がいいのがあるんですよ最近は。それを茹でて、これまた最近種類の豊富なぶっかけつゆを掛け、トッピングはゆで卵、わかめ、キムチ、みょうが、ごま、大葉、もちろんネギに生姜をお好みで。何杯食べたかわからないぐらい食べてるのですが、

「なにが違うんだろう」
「ぜんぶ違うんだろう」

 粉、水、製法、ぜんぶ違うと思う。
 しっかり腰があるけど別に固くは無く、他所の地方で「讃岐うどん」を名乗ってる大抵のアレはウソ。
『ブラタモリ』の香川の回で本場の讃岐うどんを食べたタモさんが、彼は福岡出身なので我々大阪人同様、「うどんはやわらかいもの」という意識でいわゆる「讃岐うどん」には懐疑的だったのに、「あれ? うまい」と。
 讃岐人もっと怒ったほうがいいよ。ブランドを毀損している。シャンパンみたいに讃岐製以外は讃岐うどんと名乗れないようにした方がいい。

 こんだけうまけりゃ一日何軒も巡る「うどんツアー」を企画する気持ちもよくわかる。もちろんお土産にかけ・かまセット4食分を買う。

 さてあとは向かうは淡路島。
 この旅はずっとiPhoneの「Yahoo!カーナビ」にナビを任せています。
 ドライブ旅行でスマホナビのメリットと言えば、クルマから持ち出して次の目的地を決めて検索、クルマに帰って即スタート、という利便性。車載ナビだと毎回検索し直してから、ですからね。
 もちろん時折自車位置間違えたりするのが懐かしいのですが(いまの車載ナビはクルマからデータ貰うのでまずそれは起きない)、それもたまにですし、なにより地図が最新なのが心強い。Yahoo!の場合はメジャーチェーンの駐車場の満・空もわかるので、これも非常に便利です。
 そして今は期間限定・きせかえボイスでアイドルマスターシンデレラガールズの3人が交互にしゃべってくれたりもするよ。
 走ってる時は基本的に凛ちゃんなので(声が落ち着いてるからかな)しぶりんファンはぜひ。

 さてナビの言うこと聞いてますと割と変な方向へけっこう細い道走らされたので、ちょっとドキドキしたのですが方向音痴二段のわたしがナビ様に楯突くなど100年早い、いつの間にか高松道に乗って快走・快走・また快走。小雨の水しぶきをワイパーで跳ね除けつつ突き進んでいきます。
 あっという間に大鳴門橋を渡り、淡路島を縦断して目的地は心のふるさと・淡路ハイウェイオアシス……
http://www.awajishimahighwayoasis.com/

 ここまでクルマ的にはオール順調、珍しくルートミスも無く走ってきたのですがここでミス。それも大ミス。
 出口スルー。
 次の出口は明石海峡大橋渡って垂水。

「ああああああああああ……」

 車内に虚しく木霊するわたし(方向音痴二段)の絶叫。
 いやちょっと言い訳さしてもらいますと、「淡路ハイウェイオアシス」と「淡路SA(サービスエリア)」は別物なんです。場所も別で、徒歩だと15分ぐらい掛かります。(ちなみに山あり谷ありでおもしろいコースなので昼間なら歩いてみられるのも楽しいかも。夜は怖いです)
 で、正解から言うと一旦「淡路SA」へのランプへ入って、淡路SAの駐車場の端っこの方をくるっと回って、「ハイウェイオアシス淡路」への誘導路を走る、という段取りなんです。
 それを、「淡路SA」用と「ハイウェイオアシス淡路」用、別のランプがあるもんだとばっかり(なぜか)思い込んでて、それで「淡路SA」ランプをスルーしてしまいました。
 ほんで橋渡って垂水。

 もう神戸で夕食食べるか、とも思いましたが、せっかくの旅だし、ということで、垂水で降りて、ぐるーっと回って、も一回乗って、も一回明石海峡大橋渡って、淡路ハイウェイオアシスに辿り着きました。
 ホントはこの場合(乗り過ごし)、係員さんの居るブースで事情を説明すると料金を精算してくれたりするそうなのですが、説明がめんどくさそうなのと気持ちと時間の余裕がなくそのまま走りました。ご参考まで。

 気を取り直して(ヤケクソになって)お土産いろいろ。
 完熟タマネギを筆頭にタマネギスープにタマネギドレッシング、玉ねぎラーメン、島レモン、炙り蒲鉾、牛乳スティックケーキ、約5000円。
 諸々通販で買えます。我が家もよく利用します。
「島と暮らす」
http://www.shima-life.jp/

 でもちょっとお腹まだいっぱいだねー、ということでしょうゆソフトと普通のソフトだけお腹に放り込んで、帰路につきました。
 凝りたので帰りはナビ(の凛ちゃん)の声に素直に耳を傾けます。
 時間的に、阪神高速も中国道も真っ赤に渋滞。
 でも最近のナビの渋滞対応リルートは凄いですね。
 こんどもまた橋渡ったら「すぐ降りろ」って言うんです。えーっ、こんなところから下道大丈夫ッスか、と思ったら、ちょちょいと走ると山麓バイパスがある。あー、そうか、と乗るとぴゅーと布引。あとは上からちょっと走ってR2へ、ちょっと走ってR43へ、とジグザグに降りてって海沿いいつの間にか弁天町。
 ノー高速で少し重複高速代取り戻せました。
 ナビ様ありがとう。
 もちろん空いてさえいれば、阪神高速ずーっと走れば1hで家のドアですが。都市高速は渋滞が敵。

 夕食家でなにか食べるのも面倒だし、さすがにちょっとは腹も減ったし、で辿り着いたのは近所の、よく行くロイヤルホスト。
 サンドイッチとトンカツ御膳。
 若干変な締めではありますが、まあ無事帰ってくることができました。

 丸2日ほったらかしたメッちゃん(猫)は今回はさほどブスッとしておらず一安心。前回夏コミの時は2泊3日だったもんで帰ってからしばらくムスッとしたままでした。

 翌日お土産を並べて見るとこんな感じ。これ自家消費用で、母用と義父母用と鍼の先生用の抜きです。食い物ばかりよー買いました。
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 以上です。
 美味いもの、いい景色、温泉に名勝、そしてなにより、のんびり。
 せとうちよいとこ、一度はおいで。

 わたしら夫婦、結婚してからこれが初めての宿泊旅で、つまりこれが新婚旅行か、と笑いました。
posted by 犀角 at 00:00| 日記

2017年09月21日

小豆島旅行 1日め


 小豆島に行ってきました。

 事の発端は毎回楽しみにしているTV番組、通称『ベニシアさん』すなわちNHK『猫のしっぽカエルの手』の新作で、小豆島がフィーチャー。
http://www4.nhk.or.jp/venetia/x/2017-09-10/31/25366/2482243/
これを夫婦でお昼ごはんをいただきながら観てますと、「こまめ食堂」の棚田米定食が美味そうなのなんのって。景色ものんびり里山で。

「……行くか」
「行こう」

ということですぐ宿を取って連休の敬老の日と秋分の日に挟まれた平日に行ってきました。

 旅のお供は『るるぶ せとうち島旅』



 しかしこれが迷いを誘う。
「せっかくならしまなみ海道まで。鞆の浦・倉敷・尾道・道後温泉」
「いやこの直島・豊島のアート巡りも捨てがたい」
「もうめんどくさいから定宿・淡路島で」
etc。なんとか誘惑を振り切って初志貫徹、小豆島。

 朝は6時半起床7時出発、愛車RBオデッセイです。11年めの車検明けすこぶる快調、ロングツーリングでは2400もの環境破壊排気量VTECが火を噴いて楽なのなんのって。

 目指すは岡山・日生(ひなせ)港、大阪から西行は阪神高速の手もありますが(こちらの方が景色はいい・ただし渋滞が頻発)無難に中国道>山陽道。あの宝塚のあたりってなんであんなにいつまでも混んでるんでしょうね。どうにかならんのですか。

 事前にSAグルメで当たりをつけておいた三木SAで朝食。
 ロッテリアのポテトとサンドイッチ、それにスタバのラテとカフェモカ。
 なんでや!
 渋滞で思ったより時間食って余裕15分ぐらいだったので……

 あとは日生まで一直線です。赤穂ICから下道少し。
 瀬戸内観光汽船、10:05発。
http://setouchi-kankokisen.co.jp/
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 小豆島へ本州から渡るには東から神戸・姫路・日生・新岡山・宇野とあって、どうも一番マイナーな航路だった模様。
 でもおかげでのんびりした船旅65分。

 瀬戸内航路はいい。
 波が穏やかであまり揺れないし、島影が変化するので観てて飽きない。どこかしらに陸地が見えるので安心感もある。
 もちろん船内でうどんも食べられる。

 小豆島上陸は大部(おおべ)港。
 あとで知ったのですが、小豆島は北側(本州側)はわりと静かで、南側(四国側)の方が賑わっています。ですので「島へ来たな!」という印象が強いのは北側。

 海沿いの道を走ると、すぐ「大坂城残石記念公園」という小さな公園があります。大坂城を建てる時に石垣用に各地から巨石が切り出されたそうですが、小豆島も重要な産地。(石材産業は伝統だそうです)
 なんらかの理由で置き去りにされた石を「残念石」というとか。こちらは熊本・細川家の担当、護煕さんもお越しになった写真があります。大名もたいへんですね、400年からのおつきあい……
 海が見えて、昔の石の切り出し作業の道具なども展示されており、小粒ながらなかなかおもしろいところです。

 さらに海沿いから山道へ入り、勾配を登っていきますとキッカケの地、「こまめ食堂」がある。
http://www.dreamisland.cc/cafe/komame-cafe.html
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 ある、のですが混んでる(笑)
 そりゃまあ「るるぶ」でもトップで紹介されるお店だしNHKの破壊力は日本の津々浦々まで……近くの元・小学校の校庭が臨時駐車場に開放されているので、そちらに停めてお昼ごはん。
 建物がまず昭和レトロで、内装も小学校の机椅子などを使い……は、いいですね、ごはんの話。
 もちろん「棚田のおにぎり定食」。
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 おにぎり2個、おかずは日替わりで、この日は舌平目のフライ+エビと野菜のかき揚げが主。小鉢は大根膾、なすとパプリカなどの煮物、汁はふし麺(そうめんの棒に掛けるU字になった部分、最近流行り)のお味噌汁。デザートにイチゴソース入りヨーグルト。
 それらに小豆島特産のお醤油(ヤマロクの「鶴醤」)とポン酢(やまひら醤油の「柚子ぽんず」)を掛けていただきます。

 美味いのなんの。

 コメがとにかくヤケクソに美味い。都会で食うスター品種、ゆめぴりかとかミルキークイーンみたいな派手な旨さではなくて、なんといいますかスッスッと食堂へ胃へ流れ込んでいくツルツルつやつやした感じ。使い古された表現ですが、コメは飲み物。
 なにがいいんでしょうねえ、水ですかねえ。
 このへんのお水は「湯船の銘水」という銘水百選にも選ばれたもので、おもわずお冷だけ何杯もおかわりしてしまうほど。
 そこへもってきてテラス席からの棚田の眺望もよし。空気よし、青空よし、バスから降りる地元中学生のクラシック・セーラー服もよし。
 これだけでも来た甲斐があった。
 しかし、そうめんもオリーブ牛バーガーも食べてみたかった。マフィンなども売ってて買いたかった。しかし、お腹は一杯すぎる。
 また行きたい。
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 少し歩いて駐車場に戻ると、近くのeKワゴンのお姉さま方がコラムシフトが動かないようで四苦八苦されている。コラムシフトとスティック式サイドブレーキなら任せとけ、初代CR-Vオーナーの熟練の技をお見せしよう、と颯爽とわたし登場、
「どうなされましたお嬢様方」
 もうわたしもいい年ですのでいつまでも17歳気分で「お姉さま方」などと問いかけると往復ビンタ(体罰とはギリギリ言えない)を食いかねません。
 いや、ハンドルロック(ハンドルを変にこじるとシフトレバーが動かせなくなることがある)かなー、と思ったのですが、普通に軽くカタカタカタと動きます。どうもレンタカーで、お嬢様方、コラムシフト(型ATセレクトレバー)の動かし方、「手前に引いて下へおろす」をちゃんとレクチャーされてないらしい。

 わたしコラムシフトわりと好きで、というよりMTのシフトレバーと違ってATのシフトレバーって特に(ブレーキの性能が上がりパドルなど他の手段もある)現代ではPとD以外の意味は無い、つまり二択なのでそれこそ押しボタンでもよく、あんな大仰なシフトレバーが狭いコクピット周りのあんないい位置にズドーンと突っ立ってるのはおかしい、と思うのですが、こういう件を目の当たりにすると「いや古典的なATレバーがベターなのかな」と思ったりもします。

 ともあれ次に向かうは「エンジェルロード」。
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 干潮時に道が現れ、そこをふたりで手を繋いで渡ると幸せになれるとか結ばれるとかなんとかかんとか……わたしらもう要らんといえば要らんのですが、まあ幸せになるというのなら損はなし。
 着くと、まだ潮引ききってなくて渡れやしない。
 時刻は日によって違いますので、どうしても渡りたい方はwebでチェックを。
http://www.town.tonosho.kagawa.jp/kanko/
 一応その近くの「約束の岡展望台」も登ってみました。
 桂由美先生の寄贈された鐘があったので、コーンと一発。
 そして他人様の奉納された絵馬を冷やかす悪趣味。
 だいたい女子が書いているのですが、なかには切実な男子も。
 内容はちょっと書けない。
 もちろん絵馬ならばいい、というものでもなくヘタすると通報案件かもしれない。
 南無阿弥陀仏。
 すべての恋人たちに幸あれ。

 駐車場に戻ると、ここものすごく停めやすい駐車スペースにも関わらず黄色いミラが車庫入れに四苦八苦。
 やはりというか「わ」ナンバー。
 あとで知ったのですが島では「ホテルがレンタカーを貸す」パターンが多いようで、本来そのつもり無かったけど来てから借りた、というペーパードライバーの方も多いようです。交通量もそんなに無いし、イケる!と思われるのでしょう。現地の軽トラとかものんびり走ってるので、ここは郷に入り、でゆっくり走る。

 さて小豆島といえばオリーブ、オリーブと言えば

「『オリーブ公園』と『オリーブ園』がある。どっち行こう」
「むう」

 実はすぐ近くに並んでいるので両方行けます。
 オリーブ園は日本最古のオリーブ栽培園から発展したもので、基本売店とレストラン。
http://www.1st-olive.com/guide/index.html
 オリーブ公園は道の駅で、売店はもちろん温泉やカフェ、フォトジェニックな風車から宿泊施設まである大型施設。
http://www.olive-pk.jp/
 どちらもおしゃれで、見て回るとおもしろいですよ。
 お土産でお醤油を3本3種3メーカー買いました。あとオリーブ石鹸とか、オリーブ青汁とか。
 オリーブオイルは?
 実は純粋な小豆島100%というとめちゃめちゃ高いんです。100mlで3000円とかする。で、一般的な275mlの2000円以内ぐらいに収めるために、スペイン産ギリシャ産なんかとブレンドしてあるのが主流。
 それだったらなぁ……
 ということで、今回は買いませんでした。もう季節が秋へ向かうので、生野菜にいい掛けオリーブオイル、というのも機会が減るし……

 さあ移動、と思ったら駐車場で右往左往する黄色いクルマ……
 あのミラだ。
 がんばってください。

 そのまま近くの「Dutch Cafe Cupid & Cotton」(ダッチカフェキューピッドアンドコットン)
http://shodoshima.or.jp/?p=563
へ行きたかったのですがあいにくの定休日。なかなか細道を上がっていくので、ちょっと困惑するかもしれません。

 オリーブの次はそうめん。
 ベニシアさんも美味しそうに食べていた!
 そこではないのですが、どこのガイドでもオススメの小豆島手延べそうめん「作兵衛」さん。
http://sakube.co.jp/
イートインもありますが私たちはお土産で。ちょうどお土産にいいかんじのラインナップなんです。スタンダードとオリーブ入りのセットだったり、ふし麺とセットだったり。
 お店の人も親切で、楽しく買いまくりました。

 徐々に陽も落ちてきますがまだ行きます。
 お次は「マルキン醤油記念館」。
http://moritakk.com/know_enjoy/shoyukan/
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このあたりはお醤油メーカーが軒を連ねるその名も「醤ロード」。
 ひときわ大きく黒い構えがカッコイイこちら、駐車場を降りますとお醤油のこうばしい香りがふんわり漂ってきます。
 売店ではこれでもかと種類のある各種お醤油が試食付きで選べ、しょうゆソフトクリームも大人気。(ウチは食べ過ぎでスルー)
 さっき買ったのにまたお醤油買っちゃった。
 そして記念館を一巡り。ここでも昔のお醤油づくりの模様を識ることができます。
 外には昭和天皇が皇太子の頃、また香淳皇后が姫殿下だった頃にこちらにお越しになった記念碑がズドーンと建っています。
 もちろん現役の工場でもありますから、ヘッドキャップにツナギ姿の従業員の方が忙しく働きまわっているのもまた悦ばしからずや。

 さてもうひと踏ん張りすればさらにその先にある「二十四の瞳映画村」にも足を伸ばせた時間でしたが、奥さんなどはそもそも『二十四の瞳』に思い入れがない。

「ヒロミ・Go!の『ジャパーン』の元ネタやで」
「知らんなあ」

 わたしは田中裕子版は観たことがありますが高峰秀子版は未見です。いま調べるとあの『七人の侍』を差し置いてキネマ旬報年間1位をもぎ取ったそうで、いつか観てみたい。
 でもこれも調べて知ったんですが、原作では舞台を小豆島だとは明言してないそうです。ただし壺井栄先生のご出身はここ。
 やっぱり行っといた方がよかったかなあ。

 きょうのお宿はその近く、「ベイリゾートホテル小豆島」。
http://bayresort-shodoshima.jp/
もちろん全室オーシャンビュー、最上階にガラス張り展望大浴場&露天風呂。
 瀬戸内に沈む夕陽が本当に美しい。
 この眺望だけで大満足。
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 夕食は料理長おすすめの島厳選素材13品和懐石、朝はバイキングつき、一泊二食ツイン大人2人で31320円。
 昨今のこのクラスらしく削れるところは削っていますが(たとえばタオルは部屋から持っていく、ロビーの珈琲はセルフ、など)、部屋・施設とも整備は行き届いており土産物コーナーも充実。女子風呂ではシャンプー・バーにドライヤーが全機ナノケアつき、風呂上がり待合にはアイスキャンディーのプレゼント、と「がんばってる感」が好印象。

 料理も美味しかったです。本格的すぎてサーブに時間が掛かり、2時間ぐらい掛かったのはご愛嬌。
 味付けは、「こまめ食堂」から思ってたのですがちょいと甘みがある。お醤油でもなにかのタレでも、トロッとして甘い。そもそも「香川県」なので当然といえば当然なのですが、お隣の淡路島がモロに関西でダシ文化が強いのと好対照です。
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 そうそう、企画してて知ったのですが、淡路島−小豆島の航路というのは無いんです。本州か四国に一度渡らないと行けない。確かに生活用としては意味合いが薄そうで観光専用ではペイしないのかもしれませんが、この2島かなりキャラが違うので、遠方からなら1泊ずつとかぜんぜんアリだと思います。

 ご当地ドリンク、「空海ビール」と「オリーブハイボール」もなかなかでした。

 ちょっとレストランで冷えたから、と二度目の風呂を浴びた奥さんが帰ってきて、

「身体の芯までめっちゃあったまる!」
「そりゃそうだよ温泉だから」
「わたし温泉にこんな効能があるとは知らなかった!」
「……」

 ただ大きいお風呂だと思っていたそうです。
 マジか。

「効能はお湯ごとに違うよ。病気平癒から美人の湯まで、だから温泉マニアは日本中の温泉を巡ってだな」
「行こう! 温泉!」
「いま来てる」

 わずかにピリッとしますが、そんなにキツくなく入りよいお風呂です。オリーブ入りのシャンプーやボディソープも完備で、お肌スベスベ。

 さて明日。
 さまざまなルートを比較検討の結果、高松へ渡ってうどん食べて淡路島に渡って寿司食べて橋渡って帰ろう、と粗計画。
 わたしの旅には珍しく動き回ったので(これでも)、アンド運転疲れも出てバタンQです。

 そういえば夜半にも波の音はあまり聞こえませんでした。
 瀬戸内はおだやかですねえ。
posted by 犀角 at 23:42| 日記

2016年10月31日

10/30


 初エアコン(暖房)。

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posted by 犀角 at 22:51| 日記

2016年10月30日

10/29


●映画「映画 魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!」監督:田中裕太

http://www.toei-anim.co.jp/movie/precure/

 前作『プリンセス』の監督と脚本、W田中がちょっとむずかしい『魔法つかい』をどう料理するか、楽しみにしてました。

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posted by 犀角 at 23:23| 日記

2016年10月29日

10/28


「昨日何してたっけ」
「歯医者」

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posted by 犀角 at 23:08| 日記

2016年10月27日

10/26


 暑かったり寒かったり晴れたり雨が降ったり。

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posted by 犀角 at 11:59| 日記

2016年10月26日

10/25


 Apple Payが始まったそうで

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posted by 犀角 at 10:23| 日記

2016年10月25日

10/24


 夜えらい寒くなって、何ヶ月かぶりに閉めた雨戸がある。

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posted by 犀角 at 18:04| 日記

2016年10月24日

10/23


 ちょっと冷えてきましたかね。

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posted by 犀角 at 22:51| 日記

2016年10月23日

10/22


 日本シリーズ初戦をチラリ観ました。広島の先制点の本盗を説明するのが難しく、ちゃんと説明できてないっぽい。広島強いですね。

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posted by 犀角 at 17:00| 日記

2016年10月22日

10/21


 また暑いような寒いような妙な気候。

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posted by 犀角 at 22:36| 日記

2016年10月20日

10/19


 扇風機しまったら扇風機が必要な陽気が。

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posted by 犀角 at 16:19| 日記

2016年10月19日

10/18


 母が勉強入院するので送迎。案の定いろいろ忘れて2往復。

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posted by 犀角 at 09:51| 日記