2018年04月18日

春はジャージ


 冬えらく寒くなってから、秋冬ジョギング用のジャージ(薄い防風表地に裏地付き)を慌てて買ったんです。近所のスーパーで買ってもよかったんですがたまたま行きがかり上ハルカス、そう我らがアベ近で、セール30%オフのアディダスのを上下8000円で。

 春になってからこれが便利で(笑)

 冬の間は袖なしの綿入れみたいなのをずっと着ているのですが、あれ結構気温上がってくると暑い。といって服一枚ではうすら寒いし……という時にこのジャージ。開け閉めできるし脱ぎ着しやすいし。
 しかも売れ残っててもadidas、カタチがよくてなんとなくスマートに見えるんです。ちょっと大きめOサイズにも関わらずですよ。
 もう部屋着どころかこれで近所どころかハルカスだってグランフロントだって行っちゃう。

 人はこうしてスポーツウェア(もしくはアウトドア屋の服)に絡め取られていくのだ。

 快適ですよ。
posted by ながた at 14:18| 雑記

2018年04月15日

Fire TV StickとDAZN





 こんばんわ、浦島太郎です。
 時代の流れが早すぎておっちゃんついて行かれへん……

 上記、弟がAmazonのFire TVの新しいバージョン↓を買ったので



古い方をくれました。
 これは普通のTVのHDMI端子に挿すだけで(あと無線LANの設定をして、Amazonのアカウントを入力する)、AmazonプライムビデオとかNetflixとかHuluとか、そのへんが観れるようになっちゃう魔法のスティックです。

 これがまー便利すぎる。
 僕は『孤独のグルメ』を、奥さんは『攻殻機動隊』シリーズを口開けて観続ける。
 もうBD/HDDレコーダなんかアホくそうて使てられません。いや使ってますけど。

 便利なだけじゃなくて、CMで流れてくるオリジナルコンテンツもなかなかそそります。世界のヘンテコ建築を巡る旅とか。さまぁ〜ずの一発撮りドラマのんちゃんゲスト、とか。
 なんでも去年1年でNetflixは全世界で1兆円掻き集めたそうで、内8000億をコンテンツづくりにブッ込むらしいです。

 そりゃあねえ。
 金でおもしろさは買えませんが、華やかにはなります。センス・オブ・ワンダーはそれでかなり稼げる。

 で、(前日記述のように)ドトールカードに触発されてクレカ使いを始めたように、これに触発されて、日本上陸以来、どうしようかこうしようかずっと悩んでたDAZN(ダゾーン)の無料期間を試してみちゃった。
https://watch.dazn.com/DAZN
 PCでF1中国GPの予選を観ながら(ベッテルのスーパーPP!)、横のiPadでC大阪vFC東京(押し込まれながらも相手ミスに乗じて1点獲って粘り勝つ。セレッソらしくねー!)。

 天国か。
 もう死ぬのか。

 まず画面が綺麗なのね。精細度が高くて。間近で観るってのもあるんだろうけど。
 合間合間の演出もクール&シンプルでなかなかいいし、なによりも!
 CMが無いっていうのがホント快適。
 おそろしいほど快適。

 昨日は「現金管理コスト」という気づかなかったコストが可視化されてきた話をしましたが、「CM対応コスト」っていうのも実は巨大。NHK系はそれは無いのですが、そのNHKでも今度は「タイムシフトコスト」が掛かってきます。レコーダで予約したり、webで放送時間をチェックしたり。あれコストなんですねえ。DAZNなら検索掛けてポチ。見逃しても30日間観られます。

 はー。

 ほんでそれを楽しんだ後、Spotifyで三浦大知やSuchmosですよ。
 こっちはまだ有料にしてないのですが、もうしそう。

 堕落していきますね。
 人間はね。
 どこまでもね。
 これもうこのまま死ぬまで暇つぶせる。
 あと本だけこういうののちゃんとしたのが出てくれば……Kindleアンリミはまだイマイチなので。

 でも結局、ビデオ・スポーツ・音楽それやこれやで月5000円ぐらい払っちゃう羽目になって、年間6万円というと結構な額で、いままでそれらにそんなに使ってたか、というと実は微妙です。もしもTVとラジオで満足していたのなら、ぜんぶタダですからね。
 とはいうものの、それらは上記のコストもあり、好きなコンテンツだけ狙い撃ちできるわけでもなく(セレッソ戦だけやってくれるわけではない)、タダと言いつつ結局は広告主が出してくれてるわけで商品代に載ってたりする。それだったら直接コンテンツ・メーカーにお金払いたいですよね。
 DAZNマネーがJリーグに怒涛のように流れ込んだおかげで、(悪評紛々だった)2ステージ制止めましたしね。コンテンツの方を変えてしまう力がすでにある。

 かたやネットにもGoogle-YouTube的な無料・広告モデルがあって、こっちはこっちで億万長者YouTuberが世界各地で生まれているように、一応隆盛してる。
 と考えると、地上波vsネット配信という対立構造では実はなく、無料広告モデルvs有料定額モデルの覇権争いかもしれません。コンテンツによって(あるいはコンテンツごとに)並立していくのかもしれませんし、どちらかが圧倒してしまうのかもしれません。

 PCゲームの世界ではSTEAMというシステムがありまして↓
http://store.steampowered.com/?l=japanese
これは月額サブスクリプションではなくて一品一品買うタイプですけど、安くて・安全で・管理手間が劇的に減るので、非常に普及しています。一時期海賊版が横行していたPCゲームも、ここのおかげでずいぶんその面ではまともになりつつあるようです。
 上記のビデオもスポーツも、ダウンロードできる海賊版もあれば違法ストリーミングサイトも依然あるわけですが、良心の呵責を振り切りながらそれらから時間と手間を掛け変なクオリティのものを手に入れるより、多少のお金を払ってでも安心で快適な方がいい、と普通の人=ボリュームのある大半の人、は思うはず、というよりも実際思っているからSTEAMもSpotifyも成立してるわけで。

 やっぱりいい情報はお金払わないと手に入りませんな。

 漫画の海賊版サイトが話題になっていますが、結局ユーザーから見て利便性と価格の折り合いがついたこういう統一プラットフォームみたいなものができあがれば(いまは百花繚乱過ぎる)、自然とそういうアンダーグラウンドは縮退していくような気がします。

 井之頭五郎風に言うと
「なんだかすごいことになっちゃったぞ」
で、これから何がどうなっていくのか楽しみです。

 それはさておき、「フジテレビのいつもの面々」じゃないF1中継がすごい新鮮だった(笑)
 そりゃあれを30年から観てるわけですからねぇ……
 あと我が家は長居スタジアムから近くて歓声が風に乗って聞こえてくるのですが、ワーッと来て「なんだなんだ?」と思ってたら1分近くしてゴールが入りました。なるほど、バッファとして1分近くマージン取ってるからあの高画質でわりと安定して観られるのか、と感心。
 でもこういう遅延や一瞬でも止まったりするの、TVマンたちには許せないんだろうなあ、でもお客さんは実はそんなことどうでもよかったんだなあ、とかとか、いろいろ面白いです。
posted by ながた at 00:46| 雑記

2018年04月14日

ああ、あれはディフェンスなのか


 最近、クレジットカード使うのに凝ってるんです。
 といっても無謀な買い物で浪費するのではなく(たぶん)、いつものスーパーやコンビニ、コーヒーショップやファミレスでのお支払いをキャッシュレス化してるんです。
 以前、ドトールの「バリューカード」というカードを作ってみて使ってみたんですが、これが便利で。キャッシュレスっていいですね。

 2018年に今更。

 いまはサインレス化(またはPINコード入力レス化)が進んでいて、上述のようなお店ならだいたいカードを渡すだけ・かざすだけ・差し込むだけ、になっています。そうなると現金よりずっと楽だし早い。こちらの労力だけでなく、店員さんもかなり楽。
 2018年に今更ですが。

 余分なカードは持たない、と決めて2枚めの家電量販店のカード(長期保証がサービスで付いてくる)を持つことすら、2年ぐらい悩んでやっと決断した私ですが、こりゃ便利だ、ってことで1枚これ用、つまり日常決済用のカードを作ろうと手続きしたぐらいです。
 メインはいろんな月ぎめサービスと紐付いてるので、持ち歩いて無くすとめんどくさそうだし、あと明細書に細かいのがずらずら並ぶと面倒そうだし、ということで。

 みなさんも一度勇気を出して、スーパーやコンビニでジュース1本からクレジットカード出してみてください。店員さんむしろ喜ぶよ。
 え? もうやってる?
 時代は変わりますねえ。

 で。
 私以前から「すべてのポイントカードを禁止する法律」通称「反PC法」の制定を熱望しており、何度も何度も、
「ポイントカードのメリットは通貨発行益を得ることで、それを得られる自社カードなら百歩譲ってまだしも、他社カード具体的にはTとかRとかdとかあんなカード導入するのは意味が全くわからないこんなことはまともな大学の経済学部出を1人採っていれば避けられる事態でこんなところにも日本の大学のいや文科省のリベラルアーツ軽視が招いた国民的惨劇が云々」
と喚き散らしておりましたが、自分でクレジットカード使い倒してやっと理解しました。
 あれ、ディフェンスなんですね。
 つまりクレカでも電子マネーでもなんでもいいんですが、現金以外の決済手段を使われると、その決済手段を提供している媒体にマージンを抜かれます。
 ご存知のように基本的に小売業というのは儲け3%5%でやってる薄利な商売ですから、たとえわずかでも抜かれるとキツい。しかし、決済手段はできるだけ多様化したいし、キャッシュレスに慣れた客はどんどん増えてくるだろうし、そもそも、店側もキャッシュレス決済に慣れてくると「現金を管理するコスト」てのが実は膨大だってことに気がついて、できればキャッシュレス決済をして欲しい。
 その、
「中抜かれたくは無いけどキャッシュレスにはしたい」
という二律背反の軟着陸点が、ポイントカードですわ、たぶん。特に自社発行カードは。
「ウチで閉じてるエコ・システムでキャッシュレス化してくれるなら、5%プレミアム載せちゃう!」
て意味ですね。言い方を換えると、現金管理コストはそれを上回るぐらい大きい。

 だって、防犯コストって現金管理コストでもありますからね。セコムと契約したり頑丈な窓なしバンが売上回収しに来たり。あれ全部要らない。防犯カメラは……要るか。万引き防止に。
 我が家も僕が子供の頃商売してましたんで、「お金の締め」というのは一大事でした。銀行のように1円単位とまでは言いませんが、1000円1万円と大きく合わないと、なんだかんだで確認作業に追われます。
 大晦日とかたいへんだったそうですよ、AM2時に銀行の人が現金を回収にきてくれたんですって。

 おそらくいまは過渡期で、現金を含めたいろんな決済手段が、なんとなく「これはこのぐらい」というコスト見通しが立ってくれば、それを織り込んだ価格を設定すればいいので、落ち着くんだと思います。

 同じ便益を提供してくれる別の(新しい)システムが出てくると、ずーっとやってきた「あたりまえ」が実は結構めんどくさいことだ、ってことが明らかになって、その途端もう全然やる気なくなったりするもんです。
 中国では例のQRコード決済が一般化しすぎちゃって、都会で初めてバイトした若い子が、客に現金突き出されてどう扱っていいかわからなくて店長呼び出した、なんてエピソードも聞きましたよ。
 まあ日本ももうすぐそんな感じですかねえ。
posted by ながた at 22:05| 雑記

2018年02月10日

2/10

●「唐代胡人俑 シルクロードを駆けた夢」@大阪市立東洋陶磁美術館

http://www.moco.or.jp/exhibition/current/?e=440

 夜さあ寝よか、と布団に入りますと江口さんから連絡があり、「展覧会へ行く」と誘われたので夫婦で参加。平塚から江口さん夫妻にFさんも参加して5人で中之島。

 とにかくダイナミックで躍動感があり、楽しい。

 唐は最盛期にはいまのNYやロンドンのような、多民族が入り乱れる国際都市だったそうです。「胡人」とはソグド人をはじめとする中央アジア諸民族のこと。
 僕の妄想ですが、漢民族の陶工が副葬品としての「俑」をこさえるときに、やっぱり身内だと真面目にリアルに作らないと怒られそうではないですか。秦の始皇帝の兵馬俑もそうですよね。その分、胡人なら多少デフォルメしたり、おもしろい表情をさせたり、変わったポーズを取らせたり、思い切って楽しく作れた、のではないかと。

●リアルにしよう、とか、美しく形作ろう、という作為はある程度は必要だろうと思うのですが、その気持ちがあまり先走ってしまうと、作品の生命力や勢いを殺してしまいます。
 といって逆にワーッと無茶苦茶やってやろう、とすると、これまた観るものに伝わりづらい。
 そのへんがちょうどいいバランスです。
 併設展で現代の作家さん達が人間をモティーフに造った像、それに常設展として中国・韓国・日本の古陶の名品がズラリ揃っているので、それらと比べるとなおのこと「これちょうどいいな」感が増します。
 それは別に洋の東西を問わず、たとえばベルヴェデーレのトルソとか観ても、あれリアルか、というと疑問があってちょっとやり過ぎ。でもその「ちょっと盛ってる」ところが「いいな」と思うスイッチになってる、のではないかな。

●公式のビデオ
特別展「唐代胡人俑−シルクロードを駆けた夢」ビデオ 「黄土の魂 唐代胡人俑の世界〜生を写して、気で満ちる〜」(上映時間:約13分)
https://www.youtube.com/watch?v=TL3M5u0PpL4

●大阪に住んでいながら初めてこの美術館へ行ったのですが、
建築としてもとてもガッチリしたいい造り。設立1982年、バブルに向かう直前の「ちゃんとしてる」感じがとても心地よいです。
 安宅コレクションがここに収まる経緯もまた当時の(関西)経済界のまともさを現していて、なんだか懐かしい。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%98%AA%E5%B8%82%E7%AB%8B%E6%9D%B1%E6%B4%8B%E9%99%B6%E7%A3%81%E7%BE%8E%E8%A1%93%E9%A4%A8

●ちなみに館長のお名前は「出川哲朗」さんとおっしゃるのですが
もちろん別人です。

●観る前に近くでお茶して、観た後また近くの別の店舗でお茶したのですが、経営が同じらしく同じカフェオレが出てきました(笑)

●夕ご飯をご一緒に、ということで地下鉄一駅乗って拡大されたルクアのB2「バルチカ」へ行ってみたのですが、芋の子を洗うような混雑で、「昭和のデパート」感がしてなんだか懐かしい。
 B1にできたばかりの「キュッフェ ニューミュンヘン」に行ってみました。
http://www.newmunchen.co.jp/shop_kuche.html

 あいかわらず唐揚げ美味しいです。

●江口(旦那)さんは美術館・博物館系のお仕事をされていて、もちろんお仕事柄、毎日のように各地から送られてくるフライヤーを多数見ておられるわけですが、この虎パンツの胡人俑のフライヤーを見た瞬間
「ん!?」
となったそうで、巡回展でもないし行かざるを得まい、ということでご夫婦で新幹線に飛び乗って来られました。もちろん日帰り。
 これを本物のセレブという。

 ビールを飲みながら素晴らしい素晴らしいと唸っておられたのが印象的。
 プロもおすすめの展示です。

posted by ながた at 00:00| 雑記

2018年02月04日

2/4

●2月第1日曜は新プリキュアの日
すなわち元旦です。
http://www.toei-anim.co.jp/tv/precure/

 今年は「HUGっと!プリキュア」
「子育てがテーマ」
とほのぼのファミリーコメディのふりをして、いきなり一話目から
「シングルマザーVSブラック企業」
という社会派の顔。
 なにせ出撃に「稟議」が必要で、さらに敵を呼び出すのに「発注」を掛け、やられる(つまりプリキュアにエールを送られて人間性を取り戻す)と、「ヤメサセテモライマース」。敵幹部「始末書もんだー!」。
 おら意味もなくワクワクしてきたぞ。
 僕もうフリーになって長いんですけどねえ。

 絵面が出た時点では頭身の高さと「応援」というボンヤリしたフィーチャーで、「ど、どうなんだろう?」と思いましたがやはり、例年そうですが、プリキュアは蓋を開けるまでわからない。
 楽しみです。

●佐藤順一監督は
『セーラームーン』『きんぎょ注意報!』『おジャ魔女どれみ』『ケロロ軍曹』と誰もが知ってる名作を手掛けた押しも押されぬ少女ものの大名人。連名の座古明史監督もプリキュアは初代からずーっと(スイートからハピチャまでを除き)演出に名を連ねる生き字引。つまり簡単に言えば最強コンビ。

 プリキュアの1話ってやらなきゃいけない状況説明が決まってて、工夫凝らせる範囲がごくちいさいと思うのですが、それでも我々ずっとシリーズ観てる者共をも、いやむしろそれらをこそ引き込む。これ巧い、と言うしか無い。

 だいじょうぶか(わしら)。
 楽しみです(2回目)。

●定期的に訪れる
「クルマはシンプルな方がエエな」病が発病してデミオのモータースポーツ・ベース車、15MBを見ていました。

・webCG(高平高輝氏)
http://www.webcg.net/articles/-/34274

・リジット・デミオ15MB開発日記
http://www.ms-alpha.co.jp/PageDJLFS.html

・マツダで見積もり
https://ssl.mazda.co.jp/purchase/estimate/edit.html?car_id=demio15mb

 いいでしょう?
 やっぱエンジンはGよね!(笑)

●デミオ、国内ではガソリンは1300だけなのですが、他の仕向地向けには普通に1500があるし、過去3代歴代に1500ccのモデルがあったので、ディーゼル推しが落ち着いたら「1500Sport」が追加されるもんだとばかり思っていたら一向に。
 こりゃこの代はこのまま(装備の豪華な1500は)追加無しっぽいですなあ。
 もったいないなぁ。
 アクセラに乗るとわかるのですが、この1500はまず音がいいし回転フィールも軽くラフな感じも持ち合わせながらもよく回り、1300、1500、2000、2500とあるSKYACTIV-Gの中では一番いいデキだと思います。

●DかGかというよりも
「ターボはどうしても嫌だ」
という人はわりと居てですね……
 特に最近型の低回転からガバッとトルク出るタイプは、むしろATがバッファになってくれた方が扱いやすいように思います。
posted by ながた at 16:06| 雑記

2018年02月01日

2/1


●足の踵がひびわれました。
 生まれて初めて。もう脂が回らない歳になりましたわ……

 オロナインよりリップクリームの方が効果ありました。薬局行くとひびわれ専用薬品が売ってますが高かったので。

●「LIFEBOOK UH」(富士通)シリーズを見てきました。
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1086027.html

 なぜ普段使ってないWindowsノートPCを見てきたかというと以下の記事↓

・「史上最低のキーボード」の汚名返上に向け、富士通の"Mr.キーボード"が0.05mmにかけた執念
(前編)
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/topic/feature/1096900.html
(後編)
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/topic/feature/1096430.html

 何を隠そう拙者この現・富士通コンポーネント、旧・富士通高見沢産キーボード「リベルタッチ」の愛用者。初期型だったのでリコール掛かった時に交換してもらった折、「テンキーレスください」と書いて送ったところ「考えます」と直筆のお返事を貰ったぐらいです。
 まだ追加されてないのですが……(US配列は追加されました)

 話は逸れますが「ちょっといいキーボード」をお探しの方にリベルタッチは、生涯何十枚キーボードを買ったかわからないワタクシのイチオシです。
 ごく一般的なメンブレンラバードームにコイルばねを仕込む、という一工夫で、馴染みの感触のまま軽さと手応えが追加された打ち心地。高級キーボードとなるとまず名前が上がるのが東プレのリアルフォースですが(私も2枚買いました)、そのリアフォより癖がない。まして昨今増殖中の「チェリーのスイッチ使っときゃいいんだろ」的な、やかましい上に精度感の無い安物メカ・キーボードなど歯牙にも掛けません。
 もっと人気あってもいいと思うのですが、まあ逆に「本当に美味い小料理屋は常連が人に話さない」の法則で、たとえば通が集った時に(いつだ)
「最近はなにをお使いですか?」
「いや、相変わらずリベルですね」
「ですよねー」
と相手のこだわり度合いが一呼吸でわかろうというもの。生産中止にならない程度に細く長く作っていただければありがたし。
 欲を言えばそろそろテンキーレス版を……

●富士通コンポーネントはその名の通り自社・他社向けにOEM供給するのがメインの会社、上記東プレも、街で保冷車に「Topre」のロゴ貼ってあるのをお見かけしたりもするかと思いますが、のように元々は自動車用プレス部品メーカー、ともに本来消費者向けに一枚一枚キーボードを売るようなメーカーではありません。
 PCメーカーでもなくPCサプライ品メーカーでもなくゲーミングデバイスブランドでもなく、そういうメーカーのが、キーボードという今も最も重要なマン・マシン・インターフェイスにおいて、おすすめで一・二を争う、というこの寒い時代。
 そら若い子PC使わんようになるわ。

●とまあ、そんな具合で要するに
「リベルタッチみたいなキーボードのノートPCかもしん」
ということでわざわざヨドバシ梅田に触りに行ったんです。

 なかなかよかったです。

 ノートPCのキーボードとしては「最近の」という枕詞を付けなくともかなり深めのストローク(1.5mm)が効いてて、ふわりとしててそれでいて頼りなさは無く、指が踊るように打ちやすい。
 特にわたし個人的にこの2年半はMacBookの短ストローク・キーボードをいささか辟易しながら使っているので(いまの新世代版は多少マシです)「ああこれいいなあ……」とため息つきました。

 人間の身体って分解能が大雑把なようで繊細、繊細なようで大雑把で、「指の上下ストローク」というのは最小分解能が1mmぐらいあるんじゃないでしょうか。だからあまり短いストロークだと制御しきれなくて、底打ってるのにまだ押し込んだり、あるいはストロークを補填するために上空から叩きつけるように打ったりして、疲れるんじゃないですかね。知らんけど(大阪人

 しかしモバイラーとしてはUHシリーズで買うなら真ん中75、最軽量ヴァージョン一択、と思うのですが、この75はメモリが4GBしか無く、もちろん昨今のマシンなので追加も不可。
 買わずに済む理由を見つけてホッとする和久であった。

 えっ?
 メーカーのwebでカスタムすれば好みの仕様に?
posted by ながた at 00:00| 雑記

2018年01月28日

1/28

●最近若手の芸人さんが
身もふたもないことを言い出して大変頼もしい。
 売り出し中のゆにばーす、ハラ(ボケ・女子)さんの個性に目を奪われますが川瀬名人(ツッコミ・男子)もキレキレ。
「漫才がやりたいんですよ、バラエティなんか出たくない」(意訳)
 ちょっとおもしろい若手が人気が出た途端、バラエティばっかり出まくって漫才やコントをやらなくなってしまう、のはここ……何十年だ(笑)の風潮ですが、84年生まれの川瀬さんにとっては(むしろ昔、漫才師が漫才しかしてなかった頃を知らんかもしれん)素直に
「……おかしいんちゃうかこれ」
と思えることかもしれません。
 もちろん、バラエティ出演はネタは繰り返すと飽きられるのでネタはTVではなく劇場・ライブなどで、という自己防衛手段でもあるんでしょうけども。

●以前も言いましたが
トレンディエンジェルのたかし(’86生まれ)さんが殺人的スケジュールの最中に斎藤さんに
「たかし、走らないと間に合わないぞ!」
と言われて言い放った
「こんなスケジュール入れる方が悪いんですよ!」

 これ正論という他なく、頼もしいなあ、と思います。

 物怖じしないというくくりなら、メイプル超合金のカズレーザーさん(84年)も同世代。

●実はうちの奥様が同じ世代(’84生まれ)
で、「わかる」と。
 世代論になるとフィーチャーされるのが「ゆとり教育」ですが、ゆとりのゆの字もなかったセンター試験一期生の私がこういう話聞くと、やっぱりゆとり教育良かったんじゃないか、と無責任に思います。

 ただ1年のいわゆる「フルゆとり」つまり最強世代が1995生まれ現在23歳ぐらいですから、上記の世代よりさらに一回り下、ここが出てきた時に日本の社会はだいぶ変わるんじゃないかなあ、と思います。
 もちろん、ええ方に。

●きょうは田中支店長(仮名)が別の大陸から新幹線で飛んできて大阪ハーフマラソン(女子マラソンの対面通行でやる市民マラソンです)に出るってもんで「応援しに来い」というお達しを受け、寒い中長居公園で
「がんばれ支店長」
と染め抜いた横断幕を掲げていました。と、奥様お嬢様とバッタリ遭遇し(このへんどのような段取りなのか事前に通達しないのが彼の奥ゆかしさ)、一緒にスタジアムまで行って女子マラソンのゴールを見て
 毎回思いますがマラソンのトップランナーってバケモンですよね。
 あれ一瞬じゃなくて2時間、42キロあのスピードですよ。
 頭も身体も精神もぜんぶおかしい。
着替えた彼と合流して長居駅前「Bliss」さんでパンケーキやカレーをいただいて、支店長夕方の新幹線乗って単身赴任先へ帰るっつーんですよ。
 ハーフマラソン2時間走ったあとですよ?

 行動のみならずこないだ年末呑んだ時に地ビールを煽りながら
「もっと働かせろ」
と絶叫しており、はよ我々団塊ジュニアは引退せなあかん、と思いました(笑)
 労働力のダンピングだ。
posted by ながた at 00:00| 雑記

2018年01月27日

1/27

●(引用)
「2008年に保育園の建物ができたときに、絵本作家の中川李枝子さんに見ていただいたんです。中川さんは保母さんをしながら『ぐりとぐら』や『いやいやえん』を書いた方ですが、「保育園で一番大事なのは保育士なのよ。保育士は、子どものときに本当に大事にされて、かわいがられた子じゃないとダメなの」と。その人がどんなに賢くて、子どものことをいろいろ考えていたとしても、その体験がないとダメなんだと中川さんに言われたんです」(宮崎駿)

●わたしら夫婦とも大事にされてきたもんで(と、少なくとも自分自身では思い込める程度には)、奥が

「私も鋭い牙を剥き出しにしてるつもりだったけど」
「うむ」
「○○さんや××さんに比べれば」
「比べれば」
「ハブ・コブラの前のハムスター!」
「あたいの牙は怖いでちゅよ(ひまわりの種コリコリコリコリコリ」
「甘かったわ……」

 世間は広いです。
 ただそういう厳しさがある方が向いてる職業や仕事もありますし、それらはそう簡単には無くならない、どころかAIの時代になるとそういう仕事こそ人間がやらないといけないような気もしますね。

●仮想通貨で580億円が盗まれたとか盗まれないとか
 すごい時代ですね。
 経済学部出としては
 ・供給が限られていて
 ・最低限の価値がある
モノは金・原油から米・外貨はもちろん名画・クラシック・カーからチューリップの球根までなんでも投機(投資)対象になりうる、というのは頭では理解してましたが、後者がこんな薄々でもお金突っ込む対象になっちゃうんですね今は。
 まあ今は各国通貨だって不換紙幣(金の裏付けはない)なわけですから、1000兆の借金抱えてる国とブロックチェーン、どっちが信頼おけんねん、と言われるとそりゃ後者かもしれません。

 しかしtwitterで軽くトレンド追っかけても普通に「盗まれた」つまりお金を投じてる人をチラホラ見かけて、すごいですね皆さん。
 数日で何億って稼げる(可能性がある)わけでしょう?
 そうするとどうなるんですかね。
 僕の予想としては(ついに)お金が価値を無くして、別のものの価値が上がるんじゃないかなあ、と思ったり。
 評価とか、ネットワーク(友達)とか、子孫とか、古い民家(伝統)とか、綺麗な空気とか、わかんないですけどそういう。

●仮想通貨パンデミックも、なんですけど、僕もう20年もしたらエネルギーがタダになるんじゃないかと思ってるんです。太陽光、こないだドバイで2.4セント(3円)の入札があったんですが、まっだまだ下がりますよこんなもん。原油は材料になるのでまだしも、ガスなんか炊くしか無いので採掘採算ギリギリまで値下げして売り捌くしか無い。それでも「要らん。高い」と言われる日がもうそこまで来てる。
 エネルギータダになると食料もほぼタダになるので、エネルギーと食い物があれば人間は生きていけますから、生きていける以上、貨幣みたいなものの価値は相当落ちるんじゃないかなあ。
 で、その時、なにが価値のモノサシになるのか、というとそれはわからないですけど。

●ありきたりですけど「経験」ですかね。

「えっ、お、おじいちゃん喫煙者だったの!?」
「……うむ。吸ったさ。路上で、喫茶店で、居酒屋で」
「ひ、人前や閉鎖空間で……も、ものすごいワルだ……」
「大きな声では言えんが、パチンコも常習だった」
「賭博! い、いまやったら終身刑だよ!?」
「もう時効だろう……」
「のむ、うつ……ま、まさかおじいちゃん、ふ、ふ、不倫の経験も……」
「それはない。ばあちゃんは警察より怖かった」
「ほっ……」
「太郎、話のついでにいいものをやろうか……これだ」
「これは……珈琲豆?
 ま、まさかひょっとして! カ、カフェイン入り!」
「ふふふ……黙ってればわからん」
「い、いまはわかるんだよ呼気センサーでバレちゃう! 無理無理無理、こんなの飲んだら一発退学だ」

 みたいな。
 ヤな世界ですね。
posted by ながた at 20:47| 雑記

2018年01月24日

1/24

●「話す方が4倍速い」生産性アップに音声入力。本執筆、おかず1品、英語授業の字幕も
https://www.businessinsider.jp/post-160228

という記事を目にしたので、LINEで母に問われたことに音声入力で返してみたら、
「生協で買った物と相殺するわ。ありがとう。」
という変な文でもバッチリ入力してくれたので驚きました。
 以前、野口”超整理”悠紀雄先生の音声入力で著述する、という本を読んで試した見た時は
http://rakken.sblo.jp/article/176659181.html
「まだちょっとキツいなぁ」という感じでした。
 たった1年半前か。
 日々進歩ですね。

 ただ、その本もそうだったんですが、音声入力で書かれた文章は一文が長い傾向があって、先入観かもしれませんが若干読みにくい気がします。
 あるいは「手入れ(推敲)に時間/手間を掛けると、せっかく音声入力で稼いだ効率が落ちる」という強迫観念みたいなものが刈り込みを甘くしてるのかもしれません。

●弟が風邪っぽい症状なので、「インフルエンザかもしれない」とお医者さんに検査してもらったところ、幸いなことにインフルではありませんでした。
 でもインフルエンザの検査は偽陰性(本当はインフルエンザだけどそうじゃないと結果に出てしまうこと)が結構あるそうなので、油断はできません。
 そもそもインフルのワクチンは
「発症を止めるのではない、重症化を防ぐのだ」
というものらしいです。
 ワクチン打った人こそ「おかしいな?」と思ったらお医者さんへ素早く行くか(ご存知のようにタミフルは早い段階(発症2日以内)で呑まないとあまり意味がないです)布団にくるまって養生なされい。

●手洗い、マスク、風下、あれ?と思ったらビタミンC
(最後のは我が家の民間療法です)

●クルマの話。アルヴェル。
「大ヒット新型アルファード/ヴェルファイア売れ方に異変アリ!!」
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180123-00010000-bestcar-bus_all

 いままではヴェルファイア優勢だったんですが、アルファードがひっくり返す勢いです、と。(ただし知人のネッツのセールスによると、現行型が出た当初から先代よりは差が無かったそうです)
 で、写真観て小首を傾げるわたし。
 このマイルドヤンキー文化って「差」がぜんぜんわかんないので困惑するばかりです。聴きなれぬジャンルの音楽(たとえば僕ならヘビメタとか)を聴くと「どっちがいいか」はおろか、「どっちが好きか」も答えられないもんですが、そんなかんじ。

 NHK『美の壺』あたりで、どこが重視するポイントなのか解説してもらいたいもんス。
 ぱっと見て「メッキ」「グリルの大きさ」あたりがヒントなのかなあ、とは思います。トヨタは最近「でかい口」に凝ってて、カムリとかもそうなんですけど、大きな開口部が格子で覆われてると、日本人は大きな武家屋敷の入り口かなにかを想起して盛り上がっちゃうんですかね。
 プリウスの不調も口の小ささが原因とか?(ちなみに空気抵抗的には開口部はあんまり無い方がいいです)いやでもC-HRは別にデカ口じゃないしな……

 「でかいグリル」は家父長的な威厳のシンボルである、というのは万国共通らしく、ロールスもSクラスもキャディももちろん我らがクラウンも、みんなでかいです。
 まあそこかな。このタイプ乗るお客さんの年齢層がガッチリ10歳上がって、EXILEの映画ではなく高倉健さんの映画を観るようになったから、かもしれません。

 ここでヴェルファイア側が焦って開口部を大きくしたりすると旧来のファンも新しい層も逃げるのでそれはよくない。
 この手の大型箱は意外とユーザーロイヤリティが低くて(除くハイエース)、というよりもユーザーがそのクルマを必要とする時期を過ぎると替えちゃうので、あんまりバタバタせん方がええですね。オデッセイもエルグランドも昔はそりゃ人気車だったもんですよ。いまでもエエクルマやと思いますけどね。特にオデッセイは床低くて乗りこみやすいし、広々してるし、ハイブリッドの方ならアホみたいに速いし、アルヴェルよりぜんぜん安いしね。
 僕なら、どうしてもあのタイプ買わなきゃいけなくて予算に余裕あるなら、オデッセイHVじゃないかなと思います。「7人乗れりゃいい」ってだけならもっちろんCX-8。
posted by ながた at 22:52| 雑記

2018年01月23日

観る

●先日行きました「ジブリの立体構造物展」
http://rakken.sblo.jp/article/182191752.html

の図録(こちらは定価よりだいぶ高いですが↓、展覧会やジブリショップへ行く機会の無い方に)



を観つつちょうど最近考えていたことを記しときます。

●なにか作品と呼ばれるものを作るときには、
一般的にはアウトプットの方により意識が行くものです。
「なにを・どう作るか」
の後半に。
「なにを」はもうある、という前提で話が進む。
 もしくは確固としては無くとも、ぼんやりしたイメージを手を動かしているうちにカタチがあらわになってくるのだ、と。

 自分でも長いことさんざんいろいろやってきて最近、ここが「……そうかなあ?」と思うようになったんですね。
 その、「なにを」っていう方がうまいこと熟成されてないと、なんともならんのじゃないか。

 ところがこの先がうまく説明できない。
 アウトプットに対するインプットという言葉を使いますと、これがちょっと違う。
 料理で例えると「いい素材を使えば美味い料理が」とわかりやすいですし、実際いいネタだったらたいていはおもしろくなります。
 実際昨今のベストセラー置き場を観ていると、ネタ合戦のケも無くはなくて、どれも帯のキャッチをひと目見た瞬間に「おっ、それはおもしろそうだ」という企画が凝らされている。
 それはそれでいいんです。
 ただそうじゃなくて、ごくふつうのもので何の何も起きないのにおもしろさが立ち上がってくるもの、というのはちゃんとあって、そこにおもしろさがあるならば、おもしろさの本当の源泉は「いい素材」「キャッチーな企画」などではない。

 強いて言葉にすると「視点」とか「目線」、
「あれっ? 世界ってこんな風に見えるのか?」
というあたりが、おもしろさというものを立ち上げる根っこの部分ではないかな、と。
 まあ芸の基本は観察(力)ですから、あたりまえといえばあたりまえなんですけど、観察という言葉を使うと「ものをそのままに観る」というイメージが強いではないですか。
 それはそもそも嘘で、観てる時点で自分流にしか見えてない。しかもその自分流というのが極端に怪しくて、ナマの感覚でふれているのではなくて、だいたい余計なことに大脳を経由してて当人もしくは社会に植え付けられた記憶や記録のパッケージに当てはめる作業をして認知する。
 一回一回認識をゼロから立ち上げていたら間違いなく死にますから、意識的に短時間でも「いつもの回路」を外せる・迂回できるようなメソッドを持つ(それにはおそらく訓練がかなり必要)、必要があるんでしょうね。

 よく「巧くなるな」と言われるのも、「巧い」というのは要するに「この時はこう」という認識パッケージを大量に持ってて即座に投入できる、というイメージですから、それって(似たようなものを量産する以外には)ほとんど意味の無い能力ですよね。マイルス・デイヴィスが「前のが聴きたかったらレコード聴いてよ」と言ったはずです。

 だから「観察力を鍛える」という考え方をしてる時点でわりとマズくて、観察力というのは、ものを観た時にその時その場ならではの一回だけの捉え方ができることだ、またそれを失わないことだ、と定義すれば、そんなもの鍛えようがない。観るという行為の前に、自分の中になんかいろんなもの入れておいて(感覚、感情、知識、体験、記憶などなど)、それが観る瞬間にどう作用するか、それはもう神のみぞ知る。

 料理のたとえでいくと「いい素材」というのは乱暴な言い方で、多くのものにそれに合った料理、というのがあるはずで、その何かを観た時に「うん、この大根は煮込みにいい」と感じられることが大切。「煮込みにいい大根」を探すのではなくて。

●作品というのは突き詰めて言えば
最大の売りは「ホカニナイ」という点であり、それを生み出すのは技巧が発揮されるアウトプット段階だけではなく、いま取り上げようとする対象を観る瞬間から、癖あるいは個性が無いといかんね、と。
 逆に言えばそこが「癖がすごい」とむしろアウトプットの方は標準的なもの・無個性なものでも十分ではないかな。

 わたし以前から
「アウトプットの方がそんな凝らんでもええんちゃうかな」
と思っており、それは自分の効率志向やめんどくさがりなとこから来てるのかな、とボンヤリ考えていましたが、無意識にこう思っていたのかもしれない、とムリクリ納得。
 ……いややはり面倒なだけかも。

●上述しましたが、わたしインプットというと
「素材を選ぶ」のが気になってましたが、と同時に「観る」ということがそもそも重要。
 家一軒絵に描くにしてもちゃんと観てないと「あれ? 建物と地面が接するところってどうなってたっけ?」「軒ってどれぐらい出てたっけ」「そもそも屋根勾配ってこんな感じか?」と何もわからないものです。
 絵の場合、とにかくスケッチ/デッサンから始まるわけですが、絵の訓練たるもの「観たものを描く」に集約されていて、サッカーの鳥カゴのごとく「とにかくこれだけやってりゃ最低限なんとかなる」というもの、なのかもしれません。
 そういえば文章の場合も好みの文章の「書き写し」は極めて効果的な訓練法です。
 回りくどいようですが一番おすすめ。
 文章の場合は書き写す時に時間と手間が掛かるので、その間に「なるほど、こう表現するのか」というようなところを「観て」いるのだと思います。

●それだけです。
 別にだから具体的にこうするああするという話は特になく。
 まあ、最初からおろそかにしない、ぐらいで。
posted by ながた at 00:00| 雑記

2018年01月18日

「効率」という幻想

●わたし以前から思うんですけど、「効率」って魅力的な幻想ですよね。
 効率もしくは効率を高めることが重要である、ことが成り立つには、
・最終的な結果(パフォーマンス)が一定である
という前提が必要なんですが、実はそんな環境というのはそうはない。

 ビジネスでもものづくりでも、たいてい
・トップパフォーマンスがどのぐらいか
が最も重要ではないですか。
 サッカー選手なんかそうですけどたとえばプレミアみたいなトップリーグで1シーズン10点の選手と30点の選手では10倍ぐらい値段差がつく。メッシみたいなトップオブトップスになると「値が付けられない」になる。
 さらにいえば21世紀に入ってから特に
・イノベーションを起こしてるかどうか
が決定的で、液晶ディスプレイが現れるとブラウン管をお金出して捨てる羽目になる。どんな高級で高価だったブラウン管でもだ。
 そうなると作戦としては
・できればイノベーションを起こす
・それが無理ならトップパフォーマーを狙え
しかありえず、「効率」すなわち「同パフォーマンスをより少ない投下リソースで実現する」などという考え方の入る余地はない。

●バブルが崩壊してからこっちの40年間、日本がズブズブズブズブ地盤沈下し続けてる最大の(心理面での)要因って、このほとんど無価値な「効率」という幻影を追い求め続けた結果じゃないですかね。
 それは言い過ぎですかね。
 これが成立するのはどういう社会かというと、
・パフォーマンスの天井が決まってる状態で競争させられる
で、製造業でも流通小売でも金融でも90年代ってそれぞれのいろんな事情でピークパフォーマンスが壁に当たってて、しょうがなしにコチョコチョコチョコチョ合理化とかリストラとかやってたなあ、と思い出します。
 そうこうしているうちに環境が変わって
「さあゼロからパフォーマンス合戦」
という事態がいろんなところで起きても、もう考え方が効率志向になっちゃってたら対応しきれなくて、で撤退戦を余儀なくされる、の繰り返し、みたいな。

 シャープが滅んだのはその環境下では珍しくパフォーマンス志向で大博打を打った結果ですが、その判断自体はあながち間違いでもなかった、のは経営者がパフォーマンス志向の新興大企業から単身(ここがミソ。新しい・強力な・システムを丸ごと持ってきたわけでもなんでもない)乗り込んできたら一瞬で立ち直ったことにも現れておりましょう。
 なかなか、
「送りバントで次の塁を」
という育ち方をした経営者に、
「犠打は期待得点値を落とすだけ、常に強打」
と切り替えさせるのは難しい。

●企業はもちろんですが個人でも、日本国内のスタンダードはまだそういう社会な(ようにみえる)ので、効率重視の考え方でもいいのかな、と思いますが、グローバルで見ると、いやいや、そんな大層なことを言い出さなくても、「うまいことやる」という言葉の意味はやっぱり上記のように、
「パフォーマンスを出す(ために既に確立してる手法を丹念に努力する)」か、
「イノベーションを起こす(のは簡単ではないけどすくなくともそういう考え方で行動しないと起きない)」
になってるんではないかな、と思います。

●そんなことおっさんに言われんでも、若い子で元気な子はあたりまえに感じてらっしゃるかもしれませんが、まあ、おっさんおばはんが本当にどうでもよさそうな、無意味そうなことをチマチマチマチマやってるのを見たら、そういうことなんだ、と思っていただければ世の中から不思議が1つ減っていいでしょ?
 1番が四球で出塁したら2番はバント。
 理屈ないんです、そう教えられてそう行動してきたからってだけ。
「ダウンスイングってなんスか上げなきゃ長打にならんでしょう」
 そう教えられてそう行動してきただけ。
 意味無いの。

●断捨離ってのは効率化の極北で
さすがにあれは
「……これやっても別に幸せの量が増えるわけじゃないな」
とやればむしろ痛感するので、冬入る頃には書店から断捨離本が断捨離されてました。年末大掃除前に。
 まあゴミは捨てた方がいいですけどね。

●じゃあこのまま日本は「効率病」で滅ぶのか、といえばそうでもなさそうなのが、
いまも日本の基幹産業のひとつに自動車があって、いま流行ってる車種はSUV。日本でも。
 トヨタにプリウス、これがいわゆる効率厨の親玉、いまだに登録車暦年(2017)だとトップ販売車種(16万台)なんですが、これのSUV版、C-HRが4位につけてます(11万7千台)。(ちなみに2位は逆風を物ともしなかったノート(アレが無ければ暦年1位も獲れていたかも)、3位はちっちゃいプリウスことアクア)
 SUVって本当に無駄と無意味の塊なので、効率マキシマムでは我慢できなくなってきた人々が日本にもたーんと居る、って証拠ではないですかね。で、こういうのってジリジリ比率が変わっていって51:49に逆転した瞬間、雪崩を打って180度変わっちゃう、ようなことがよく起きるので、まあこの寒い時代ももうすぐ終わる、かもしれません。
posted by ながた at 00:00| 雑記

2018年01月14日

ドトール バリューカード

●「すべてのポイントカードを法律で禁止しろ」
を党是とする「非Poin党」(語呂悪いな)を設立しようか迷う今日このごろですが、親の敵のようにポイントカードを忌み嫌う私も負けて持つポイントカードがございます。判断基準は一点、

・ポイント率5%以上

ということでたまに行く程度でも家電量販店(10%前後)は持たざるを得ませんし、非常によく行ってもスーパーの(1%前後)は持ちません。
 さあここに悩ましいカードが現れた。最初から5%、使用実績に応じて率が上がっていく。その名も「ドトール
バリューカード」。

http://doutor.jp/

 ドトールよく使うので始まった時から目をショボショボさせて悩んでたのですが、最近夫婦で行くことが多く必然的に投下金額が増えてきたので、えい、と使い始めました。

●カードとしての使い勝手はふつう。
 クレジットカードからのオートチャージみたいな機能は無いのでそこが不便ですが、まあ店頭で店員さんが現金からチャージもしてくれるので、客層(年齢高め)も考えてそちらがメインなんでしょう。
 チャージで5%、使用で1%。
 年間2万利用で次年度(10/1始まり)7%、5万利用で10%。
 まあ、このぐらいで、ないと、カード持ち歩いたり出したり引っ込めたりの手間はペイせんよねえ(個人の感想です)

●実は幻のブラックカードというのがあって
 上記webには載ってませんが、お得意様向けに配られた永年10%カードだそうです。
 お得意様といえば僕の日記をお読みいただいてる古読者の方は重々御承知のとおり、わたしゃ相当なヘビードトーラーなので店長がニッコリ笑ってそっとトレイに置いてくれてもいいような……
 とはいかないのは実に不運、僕の行きつけはこのカードが始まる直前にリニューアルして(完全分煙化)、どうも経営者が変わったっらしくて店長ご夫妻もおられなくなってスタッフ全員入れ替えでですね。

 変わるとわかってたらご挨拶もしたものを。
 お元気でいらっしゃるかしら。

●で、このブラックカードが当たる(はずれ応募賞ですが)くじというのを12月にやってて、それも最後に背中押されてバリューカードを使い始めました。
 くじの結果はまだわかりませぬ。

 ブラック、ヤフオクなどに1万円前後で出品されてることがあります。ヘビーユーザーなら十分元取れるカードだと思います。当たんなかったら僕も購入を考えるぐらい。

●わたし現金主義者というわけではなく、
クレジットカードも持ってますし使いますし、PiTaPaもSuicaも持ってますし使ってます。キャッシュレス便利です。
 でもポイントカードの類はたいていおそろしく不便なので、本当に嫌いなのです。
posted by ながた at 00:00| 雑記

2018年01月01日

あけましておめでとうございます。


 新年早々我らがセレッソ大阪がヤンマー時代以来久しぶりに(つまりセレッソになってからは初の)天皇杯を獲るという歓びに見舞われ、こりゃ春から縁起がええわ、ことしはエエことありそうやで!とニタニタしています。
 昨年J2からプレーオフをしのぎきってなんとか這い上がったチームが、いままで1つとしてタイトル獲ったこと無かったチームが、ルヴァンに続いてカップ2冠ですよ。
 わかんないもんですねえ。
 ことしのMVPはもちろんユーン・ジョンファーン。監督。
 サッカーは監督の力量が発揮されやすいスポーツですが、こんなに露骨に目の当たりにする機会もそうそう無いのではないかと思います。非常に、同じ方向を向いてて一体感のある集団でした。
 今年はACLも出れるし、健勇がいなくなってもいいようにいろいろFWを獲るようですし、もちろん水沼には完全移籍オファー出してますし、ライヴァル・ガ大阪の監督に僕らのクルピ爺ちゃんが赴任するし、いろいろ楽しみです。
 いい時も悪い時もぜんぶ楽しいもんです。

 去年お笑い番組など観てますと、トレンドとしてはどんどんローコンテキスト、つまり文脈に依存せず、誰が観ててもわかるネタになってってる気がします。
 あるあるネタよりさらに一歩ローレベルなぐらいまで。
 あるいはいろんなジャンルが、ローとハイにぱかーんと分かれてしまっているのかもしれません。
 トランプ大統領を筆頭とするいわゆるポピュリストと呼ばれるような政治家は、だいたいローコンテキストで語りますよね。
「あいつらを追い出せ」
とか。それに対して
「見たまま言えばええってもんじゃなくてそこがそうなってるには歴史的経緯があって」
と「コンテキストを理解せよ」というツッコミはほとんど無力。コンテキストの中身に不服というよりも、もう考えることそのものがしんどい。だからロー(なるいはノー)に飛びつく。
 となると対抗する側ももっとローコンテキストでええんちゃうかと思います。カナダのトルドー首相、男前でしょう? 閣僚を男女同数にした理由聞かれて、
「……2015年だから?」
 あんな感じで。

 年末、また恩師を囲む会がありまして中高の同窓生とワイワイ騒いだのですが、中学生ってコンテキストを持ってないただの若い人間ではないですか。あれに戻れるんですよね。
 そうすると普段自分の文脈を勝手にでっち上げてその中で狭く生きてることが否応なく思い知らされて、いかんいかんと。
 わたし、本人には全然自覚が無いのですが、人が言うにはオタク体質だそうで、放っておくとそうやってハイコンテキストな方へずるずる行くようです。これがトレンドに合ってない。ちょっと2018年は
「どなたにでもわかる話を」
という方向で行きたいなあ、と思ったり思わなかったり。

 わたしセンスも無ければ努力が人一倍嫌いなのですが、なぜ今日まで生きてこれたかといえばおそらく、こってりハイコンテキストなものをちょっとわかりやすくローコンテキスト化、それは翻訳というよりは作り替え、リフォーム、ブツをいったんばらして抽象化し、それを目的やクライアントに合わせてガチャガチャ組み直したのち、もう一度具現化する、このめんどくさいうえに下手をすると「なにをしとるんだこの人は」と言われそうな作業、(お家のリフォームでもヘタするとそうなりますね)これが微妙に好きで、なにかしらに対してそれを行うと、対価が降ってきた、ような気がします。
 そのへんを攻めていきたい。
 この文章自体がよくわからんな。
 うーん。
 がんばります。

 みなさまの一年の健康を祈りつつ、
 今年もよろしくお願いします。
posted by ながた at 00:38| 雑記

2017年11月10日

サッカー 日本代表 親善試合 ブラジル戦@リール、フランス


 1-3で圧敗。
 長谷部Cが試合後「もったいなかった」と小声で呟いたとおりの試合内容でした。
 ハリル監督は替えていいと思います。

 ゲームプランは守って守ってカウンター速攻から1点、という対ブラジル戦のお家芸、成功例は21年前の1回こっきり(しかもフル代表ではない)にも関わらず毎回同じことやって玉砕する哀しみの黄金パティーン。
 ただプランそのものは「じゃそれ以外に何があるのか」と問われると困るのでそれでしょうがない。問題は、開始早々の先制点でそのプランが壊れた時になにも対応できなかった点。これが印象悪いです。
 ブラジル相手なんだから向こうが先制点なんて当たり前、とまでは言わずとも、6割7割の確率で起きる事態で、それに対応するプランを用意しておくべきです。ところがそれをただ漫然と傍観するだけ。適切な指示はおろか適切な檄を飛ばしてモチベーションを高めることもできず、2点目3点目(川島のPKセーブがなけりゃ4点だ)をむざむざ奪われる始末。
 あきませんな。
 後任はとりあえず森保さんにやってもらうてのはどうかね。
 あるいは……おか……d……

 それだと進歩ないねえ。
 8年ぐらいドブに捨てたことを自ら認めることになるねえ。

 僕は、日本代表でも、今回やろうとした4-3-3速攻系は十分ありだと思います。
 FWやOMFにも献身的でスタミナもまあまああって守備のできる選手が多いので、引いて取り所決めて全員で追っかけ回して獲ったら蹴っ飛ばす、のは合理的ですよ。
 ただしそれには「キッチリ守備を固める」のが大前提で、ハリル監督にはそれができていません。もうこんだけ長い時間を使ったなら(2年半か)普通できてるはず。
 セレッソ大阪を御覧なさい、ユン監督、あの怖い怖いオッフェンシヴな川崎相手に93分殴られっぱなしで耐える守備網を、ゼロから1年たたずに築き上げたんですよ。
 これが監督の仕事。
 今日の守備だとこないだのルヴァン杯決勝のセレッソの方が良かったッスよ。選手は悪くないですからね、マルセイユやインテル、サウザンプトン、フランクフルトのレギュラーが揃ってるんで。

 それから、この試合は本田・香川・岡崎の3人が呼ばれてません。スタメンから外すぐらいなら、速攻系だと3人共ポジション内での序列が下がるのでしょうがないかな、とも思ったりしたのですが、しかしベンチにオプションとしても用意されてない、のはいくらなんでもやりすぎ。
 ネイマールがピッチを去ったあとのブラジルが(流し気味であるとはいえ)起点を失って攻撃の迫力が激減したように、こちらはずっと起点が無い。一応トップの3人に入れてそこから、なんですけど、ブラジルもそこは極めて激しく行くのでぜんぜん持てない(キープできない)。で時間も陣地も稼げないからボール失うとそのまま速攻……というのをずっと浴びてました。後半むしろ真ん中を持ち上がるようにしてから改善したぐらい。
 本職OMF(攻撃的MF)はやっぱり盤面に1枚は必要ですよ。
 アメフトで言うとRB抜きでオフェンスするようなもんで、フォーメーションはショットガンでもRBは居るわけです。
 余計わかりにくい。
 井手口はもちろんこれからが楽しみな選手ですが、だからって本田や香川の代わりを今努めろしかもブラジル相手に、はキツ過ぎる。

 やるべきことをやらずに、やらんでええことをやりだすと、だいたい「手が尽きた」ってことなので、それはもうそのポジションから外すしかない、と思います。
 いますぐで良い。
 4日後のベルギーもタレント揃いで若くて強く、なかなかやれない強豪なので、キャプテンじゃないですがもったいないです。
 ホントはきょう負けても「いい試合」をして、
「ベルギーとガチか……楽しみやな!」
と言いたかったですね。

 速攻系は個の力が物を言うので日本代表では無理だ、的な論評には賛同しません。それならレスター・シティが優勝するわけない。しかも結果が平均化される長丁場のリーグ戦で。
posted by ながた at 00:00| 雑記

2017年11月09日

謎でもなんでもない


 録画してあった『スポーツ内閣』で落合さん@日本シリーズの回を観ました。例の喧々諤々物議を醸した、日本シリーズ2007、山井投手完全試合寸前8回で降板→岩瀬で日本一、についても語られる。

 あれ以前から言われてたように、早い回(放送では「4回ぐらい」と)に山井さんマメ潰してて、もう限界だったそうですね。森(繁和)コーチが聞くと「替えてください」と申し出たとか。

 とすると物理的な問題なので、論争のしようもない。
 降板させるしかない。

 落合さんが偉いのは、試合後それをゴニョゴニョ言って適当にごまかして、結果的に山井さんを庇った点かな。日本人の場合、「一生に一度あるかないかのチャンスなんだから、指ぜんぶちぎれてでも投げろ」とか無責任なことを言いがちですからね。
 あるいは本当のことを言っても「そういうことにした、んだろう」と疑いの目を向けられるかもしれません。疑いだせば何でも疑えるもので。

 ともあれモヤッとさせておいた結果、ヤイヤイ言えて楽しめたので、これが落合流のファンサービスじゃないか、とも言えるし、真実がそうならプロ野球界を二分した論争そのものが完全に空虚かつ無意味なものであり、化かされた、オチアイひとが悪い、とも言える。

 ぼく個人的にはおもしろくなくてもいいので真実が知りたい、否、真実こそがおもしろい、と思う方なので、メディアには真実追求をやってもらいたいのですが、まあ無理かなあ。
 ぼく自身もリアルタイムで観てて、その瞬間は「いったい何が!? 怪我!?」と思ったのですが、その直後から始まった喧々諤々にいつの間にか巻き込まれ、「落合采配」だと思いこむようになっていました。
 怖い怖い。

 人の悪い返しで穿ち過ぎ見方をすると、イタリアW杯のR・バッジョのPK失敗のように、あのまま9回山井で1本ヒット打たれたところで岩瀬に代えて勝利、というのが(中日ファン以外にとって)一番つまらない終わり方で、そんなことになるぐらいならここで動いて「その目を潰す」というディフェンシブなんだかオフェンシブなんだかわからない手を打った、のかもしれない。
 つまりこの「謎の落合采配」は「山井さんの完全試合」と同じぐらいの価値がある、野球ファンの記憶にとっては。
 落合さんならそのぐらいのことは考えてそう?

 ちなみにリーグ優勝級の名将たちは口を揃えて「代える」と言うそうで、甚だしきは野村克也監督なぞはボロカス言いまくった挙句に
「まあしかしあの場面で勝利に徹した采配ができるのは落合と……ワシぐらいやな」
などとまた得意の妄言を弄されており、つまり要するにこういう満座の「空気」に逆らえる人だけが、勝利なり記憶なりを得ることができる、らしい。
posted by ながた at 00:00| 雑記

2017年11月04日

セレッソ大阪 ルヴァン杯 優勝


 わが愛するセレッソ大阪が初タイトル……
 ということになってる、のですが、前身のヤンマーディーゼルサッカー部は世界のカマモトを擁しリーグ優勝4回、リーグ杯(ルヴァン杯が相当)2回、天皇杯3回の強豪、名門、ビッグクラブでございます。
 といってもその頃を知る人は相当のおじさまおばさまのはずで、まあ実質初タイトルです、はい。J2から這い上がった3回(!)も全て無優勝で上がるというこのテイタラクで、
「セレッソ大阪、優勝!」
というこの二つの単語が並んでるのがあまりに珍しくて、いや初めて過ぎて目をパチクリさせて実感がまるで無い。

 わたし昔、近鉄バファローズという野球チームのファンでしたがファンになったキッカケというのがあの伝説の「江夏の21球」、あれをどこかに出かける行きすがら、父のカー・ラジオから流れてきて
「こんな情けないチームは僕が応援してあげないと可哀想だ」
と思ってファンになりました。79年ですね。
 だものでその時点でリーグ優勝は果たしており、翌年80年も優勝してその次はこれまた伝説の89年、でしたんでファンになってから常識の範囲内で勝利するところを見てたんです。そん次も01年ですしね。
 10年に1回ぐらい優勝するチームのファンが一番しあわせですなあ。
 ということでまだ
「セレッソが優勝した」
というのがしっくりこなくて困っています。
 あるいは僕はひょっとすると
「ええとこまで行って最後勝てない」
というチームであり続けて欲しかった、あすなろう、あすなろうと前だけを上だけを見つめて石に蹴躓くチーム、クラブであって欲しかった、と内心思ってしまっていたのかもしれません。
 そう愛する、いや愛した、ついに球団消滅まで日本一になれなかった近鉄バファローズのように。

 開始直後にミスを突いて先制したセレッソ、あとはベッタ守りで守り倒すのですが、これが後半の半ばを過ぎたあたりから、僕上記のようにセレッソを応援してるわけですけど、そんな僕でさえフロンターレの選手の焦燥感みたいなのが伝わってきて、痛々しかった。
 できるなら両方優勝させてやりたいとか無茶なことを思うぐらい。
 フロンターレはこれルヴァン杯決勝4度目だそうなんですよ。主要3タイトル(リーグ、リーグ杯、天皇杯)で9度目の決勝。それがすべて準優勝。
 気持ちの大小なんてもちろん比べられませんけど、のめり込み具合、でいうとフロンターレの方が大きかったかもしれませぬ。それが逆に硬さと視野狭窄を招いたのかもしれませぬ。
 だってもう後半途中から右奥一辺倒で、そんなとこ持ってっても中に高さ無いしこっちのジンヒョン・ヨニッチ・木本も強いから、簡単に放り込んでも確率低い、ってんで地べた転がして真ん中に戻す、ところを狙いすましてソウザが狩る、っていうのを何度も何度もやってて、
「ああこれ勝てるな」
と思いつつ、かなり切ない気持ちになりました。
 あの強いフロンターレが、一月ちょい前に等々力で5-1で文字通り粉砕されたフロンターレが手足を縛られたようなプレーしてるのを観て、よく、
「気持ちの強い方が勝つ!」
などと言いますが、そんなもん嘘や、と。
 なんぼ気持ちが入っててもボールが滑べりゃダルビッシュだってこんがり焼けまくるし、なんぼ気持ちが入っててもサファテは打てん。

 ただしフロンターレにはまだリーグ戦の優勝の可能性が残っており(2位。首位鹿島と残り3試合で勝ち点差4)、セレッソにはもう無いので(3位、鹿島と勝ち点差10)ぜひこれに発奮してここから逆転優勝をば。
 とかなんとか人の心配してる場合ではなく、セレッソもすぐ天皇杯の準決勝・神戸戦が待ってます。せっかくだから2冠行っちゃおうー。

 ユン監督は変わったことをやってるわけではないのですが、球際の強さとちゃんと走るというあたりまえのことを徹底させており、もともと才能ある選手が多いだけに、一気に戦闘力が上がった感じです。
 分不相応な出費を無理にして買い戻した清武も、この大一番に間に合ってダメ押し2点めをクールに演出。あれも今までのセレッソだったらソウザが華麗に外して、いやその1つ前、健勇に渡ったところで目をつぶってぶっ放して外して、そのあと「あー」とか言ってる間に逆に同点弾を叩き込まれる、というパターンでした。
「あーこれ決まるのか……」
とまるで今まで知ってるチームじゃないチームを観てるよう。
 きっと息子や娘が旅立つ日、というのはこういう感慨を持つのでしょう。
 大きくなったもんだ。

 「優勝」かあ。
 いい響きですね。
posted by ながた at 00:00| 雑記

2017年10月28日

海遊館


http://www.kaiyukan.com/

 台風一過で青空が美しく、
「とんこつラーメンが食べたい」
という奥さんをクルマで近くの「ずんどう屋」まで連れて行ってその足・成り行きで海遊館。
 久しぶりです。
 あいかわらずお魚さんたちの優雅な様、ペンギンの可愛さ、イルカの芸、に加えて、スタバができてたりジンベエソフトが食べられたり。
 海外からの観光客の方にもあいかわらず人気で、館内も周辺も日本人の方が少ないかなと思うぐらいでした。

 開館したてに友人や親戚など4回ぐらい引率ドライヴァーとして出動した覚えがあり、そんなことを懐かしみながらWikipediaを引くとなるほど開館90年、バブル絶頂期。企画はウォーターフロント都市計画の元祖・ジェームズ・ラウス。設計とデザインはNYデザイン界の大物・アイヴァン・チャマイエフ。
 つまりアホみたいに金を掛けており、まあ掛けただけあって27年後のいまもまったく(コンセプトが)古びずに金を生み出し続けており、「お金の使い方」の見本をみるようでした。

 螺旋状に降りてくるあの作りは海面から海底まで深さのある海を表現するにはうってつけのレイアウトで、これぞ「デザイン=問題の解決」という感じ。
 小規模な特設展示がいくつもあったり、エイとサメだけですが触れられるコーナーがあったり、アップトゥデートは関係者の努力の賜物。スタッフの士気も相変わらず高そうでした。
 EXPOSCITYの「ニフレル」
https://www.nifrel.jp/
は海遊館のプロデュースだそうで、また行きたいものです。
 非日常にどっぷり浸れる、という意味では変な映画観るよりよほど浸透力の高い経験であり、当日券2300円ちょっと高いな……などと躊躇したおのれの不明を恥じる。

 コメツカワウソがウチのめっちゃん(ネコ・キジ白・♂)にそっくりでした。
 先祖はカワウソかもしれません。
posted by ながた at 01:01| 雑記

2017年10月26日

エエクルマばーん!


 東京モーターショー。マツダブース。
https://car.watch.impress.co.jp/docs/event_repo/2017tokyo/1087906.html

 赤い方が次期アクセラで、グレーの方はアテンザかな。
 アクセラ見てこのお尻。
 グラマラース。

 完全に個人的な好みの問題なのですが、わたしこのリア・オーバーハング(後輪からさらに後ろのボディ部分)が極力小さくてかつ上に傾斜のきついリアハッチの乗ってるデザインが子供の頃から大好きで、古くはトヨタ・セリカ・LB(リフトバック!)、ホンダ・(バラードスポーツ)CR-X、トヨタ・コロナSF(5ドアハッチがあったんですよコロナには)、そして自分でも乗りましたシトロエン・エグザンティア。

 たいへんいいです。

 どうしてもこのクラスはVW・ゴルフがベンチマークなので、あの箱型・金庫感に寄っていっちゃうのですが、そうすると当然ですがゴルフに「確実に負ける」。ゴルフの方はそれを手ぐすね引いて待っとるわけです。
 で、プジョー・308も今度はルノー・メガーヌも余裕で撃墜。どー見ても306やルケモンメガーヌの方がよっぽどカッコイイよねえ。
 マツダは負けませんよその誘惑に。
「でや」とばかりに正統派カッコイイ5ドアハッチで。

 いい。

 ま、ファミリア・アスティナやランティスの5ドアなど、この手のデザインで高い評価を受けた過去の実績があるので、負けないんでしょうね。
 いまのデザインのトップは前田さんという方なんですけど、2代目なんですよ。おとーさんもマツダのデザイン部長。コスモスポーツとかその時代です。
 貧乏だから、高価なデザイナーを雇ったりデザイン屋に外注することがままならず自前でプロパーを育てるしか無く、しかしそうするとこうやって伝統は引き継ぎやすい。
 育成と言えば広島・広島といえば育成。
 しかも最近野球もサッカーも強いのはなぜかと言えばここ、「引き継がれている」ってところではないですかね。積み重ねられた基盤の上から背伸びをするわけで、そりゃ有利ですよ。
 まあワルター・デ・シルヴァひとり来たらドイツ芋娘の極北、ベルリンの街中より農作業納屋が似合うVW車が突然パリ・ロンドンを闊歩しててもおかしくはない程度に垢抜けたりするので、スター欲しい気持ちもわからんではないですが。

 リアのボリュームが大きいのはわりと好き嫌い分かれるもので、人によってはCピラーの鉄板面積が大きいのはレトロに感じるかもしれません。最近だとアルファロメオ・ブレラぐらいしか思いつかず、遡って60から70年代の日産・チェリーやスズキ・セルボ、ホンダ・Zにアメ車。
 でも繰り返しますがハコ方向行くとゴルフ地獄に引きずり込まれるだけなので、こっち行くしかないッスよ。ことに今はSUVやピープルムーバー(ミニバン)がいろいろあるので、Cセグハッチごときで室内効率とか言う方が野暮です。

 新世代マツダ車ずーっと追っかけてきてますが、パッと見でいちばん好み。商品化は2019年だそうで、もちろんもっと現実的になるわけですが、いまから楽しみです。エンジンも画期的と評判のSKYACTIV-Xだし。

 他、東京モーターショーの記事一覧。
https://car.watch.impress.co.jp/category/event/tms/2017/

 やっぱりショーなので、理屈より色気。
 エエクルマばーん!の方がいいですね。
 他ではスズキもいいかんじ。
posted by ながた at 14:20| 雑記

2017年10月24日

捕手は打撃


 CSについては以前からクソだと申しておりますので言及いたしませぬ(してる
 DeNAファンには悪いですが、それ以外のほとんどの方は広島が昨年の悔しさを昨年よりさらに巨大な敵ソフトバンクに対して晴らせるか、というのを楽しみにしてたと思うのですが……
 まあ観客動員は更新を続けているらしいですし、コアなファンの方が喜んでらっしゃるならそれでいいと思います。無料中継たまに見る程度の人間に何か言う資格はありまへん。お金払ってくれるお客さんが正義。

 表題、おそらくお好きな方なら同じお考えの方も多いかと思うんですけど、捕手って打撃優先でええんじゃないですかね。
 巨人に阿部、ホークスに城島、ヤクルトに古田。標準野手クラスでいいなら横浜・中日の谷繁に阪神の矢野。強いチームには強打の捕手。
 リードは結果論、つまり「勝ったからいいリード」と言えなくも無く、そもそも投手の失投はリードと関係ないわけで……
 いやね、「捕手と遊撃は打撃どうでもいい」みたいな考え方がひとつあるわけじゃないですか。
 でもですね、じゃ.200ちょっとの球界一の遊撃手と、.350の20発みたいなジーターや坂本の調子いい時みたいな遊撃手と、ぶっちゃけどっち使います?
 捕手も同じで、3割30発打てりゃリードとか肩とかどうでもいいでしょうそんなもん。
 だって他所のチームで凹んでる部分が凸してるんですよ。
 行って返って効果倍、打者は9人ですから1割×2倍の2割ぐらいの攻撃力アップになりませんか。大雑把ですか。
 野球は多くの試行回数を重ねて確率で結果を出すスポーツなので、2割違えばまるっきり違いますよ。

「難しい」とか「負担が重い」とよく言われるんですけど、過重だと思えば軽くすればいいので、「おまえは打てばいい」の一言でええんじゃないですかね。そもそもベンチからもサイン出すんでしょう。あまりにリードがスカタンだったら一球ごとにベテランバッテリーコーチがやればいいじゃん。

 この風潮の元凶はたぶん野村克也監督で、ご自身4番打てる強打者でありながら、延々とやれID野球だ、捕手はたいへん捕手はたいへん、とボヤいてらっしゃるでしょう。
 でも、野村居りゃ勝てますよフツー。打つんだもん。
 野茂の女房役でおなじみだったマイク・ピアッツァも.350の40発みたいな選手だったんで、三桁被盗塁でもマスク被ってましたぜ。

 なんでそんなことを思ったかと言えばドラフト。広陵の中村君。甲子園6発の打撃ももちろんですがなんといってもあの野性味溢れる捕手守備が魅力的ですよねえ。
 もう僕だったら彼一択。
 清宮君ももちろんステキですが、パワーヒッターは極論言えば当たり外国人でも代わりはできるし(お金があれば他所で当たったのを買えばいい)、たとえば西武に入って中村・山川と3人並んだら、遠目で見分けがつかなくて困るでしょう?
 中村君、地元広島が狙ってるのは周知の事実ですが、日ハムが噛み付いてきそう。大野が出ていく(かもしれない)から1年目からイケるで、みたいな甘い囁きを……

 いやなんかね、わかってる人やチームはこっそりそれを実行してて、黙ってるだけ、むしろ「捕手はリードだ、守備だ」と撹乱情報をわざと撒き散らし続けている、ような気がするんです。
 気のせいですかね。

 後出しジャンケンじゃないですが、わたし若き頃にバスケットボールというスポーツを知って、
「これって3点シューターを徹底的に鍛え上げて百発百中みたいな名人芸にしたらそのチーム強くない? だって1プレー得点期待値1.5倍よ?」
みたいなことを言いましたら、「識者」にボロカス馬鹿にされましてですね。そうかなあ、不可能じゃないと思うけどなあ、と思ってましたらステファン・カリーとウォーリアーズが出てきましてですねえ。
「ほらー」
みたいな。もホントあの「識者」の言うことは100%アテにならん。結局POSレジと同じで過去の解析してるだけなんで、
「強いチーム(選手)が強い」
って同語反復をつぶやき続けてるだけなんですよ。そこに真理も真実も未来も価値もついでに分析も理屈も科学もつまり小宇宙も何もない。

 ということで中村君をどこが獲りに行くか、そして彼がどんな選手に成長していくか、そのチームがどう強くなるか、が楽しみです。
 気が早いかな。
posted by ながた at 00:00| 雑記

2017年10月23日

大和川氾濫2017


 選挙の夜は速報番組など見てる余裕無く、台風21号の影響で増水するばかりの大和川の水位計とにらめっこ。

・国交省大和川河川事務所
http://www2.yamato.kkr.mlit.go.jp/cctv/index.html
https://www.kkr.mlit.go.jp/yamato/observationmap/index.html
・Yahoo! 河川水位
https://typhoon.yahoo.co.jp/weather/river/8606030001/

(ちなみに遠里小野は「おりおの」と読みます。風情ありますね)
 下流域全域で氾濫危険水位を突破、浅香のあたりが浸かりました。上流でも三郷のあたりで溢れたそうです。
 幸いウチの周囲はギリギリ耐えたのですが、本格的に溢れちゃうと2m級の浸水も覚悟せねばならず、携帯の緊急速報で避難準備(勧告のひとつ前)「3F以上へ」が出ました。
 街中ですから3F以上の建物はたくさんあって、避難する余裕はあると思うのですが、もし浸かったらあと大変だなあ、と思うと気が滅入りました。あれたいへんですからねえ。
 僕子供の頃一度だけ、すぐそこまで来た(つまり隣の隣の家ぐらいが床下浸水を食らった)ことがあります。
 もうたいへん。
 その頃からでも治水事業は継続されているのですが(長居公園通りの下に巨大は放水管が走ってるんですよ。十数年延々工事してました)、自然の猛威は軽く上回ってきますね。

 浸水された皆様にお見舞い申し上げます。お疲れ出ませぬよう。

 twitterでも検索掛けると「選挙なんかどうでもええわ!」と(関西の)TV局に対して激怒される方が多くいらっしゃったんですが、TVは「絵が撮れないと成立しない」ので、おそらく選挙で人手と機材が出払ってて何もできなかったんだと思います。夜だから空撮とかもできないし。
 もうそういうのはアテにならん。
 身近な人が心配なら電話などで直接伝えた方がいいですよ。今回は最も緊迫した時間が深夜12時前後、寝てる可能性もある。

 大和川の歴史については柏原市のwebが詳しいです。
http://www.city.kashiwara.osaka.jp/docs/2015072600070/

 たぶん大阪市の小学生はみんなこの「大和川付け替え」は習うんじゃないかな。中甚兵衛さん。そこの地図見ていただくとおわかりのように、ものすごい大工事なんですがこれなんとわずか8ヶ月でやったそうです。
 なんとなれば河内平野は大昔から水害に苦しめられ続けおり、古くは和気清麻呂が付け替えにチャレンジしています(788年)。すなわち掛け値なし文字通り「1000年来の悲願」で、やると決めた時の周辺住民の爆発的パワーが想像できますね。
 おかげさまでこのクラスの台風でも来ない限りのほほんと暮らせています。ありがたい。

 そして今回も鉄橋上、線路まであとわずかと水が迫っているにも関わらず運転を止めない近鉄の蛮勇。
https://twitter.com/shinichi_san8/status/922077272810536960

 これからますます気候変動が激しくなると、このぐらいの台風は普通に来るようになるかもしれず、そうなると……
 備えとかないと。
posted by ながた at 00:00| 雑記

2017年10月22日

衆議院選挙2017


 結果から見れば与党微減、なんの意味や論点があったかさっぱりわからない600億ドブ捨ての選挙が終わりましたが、皆さん死票は投じられましたか。
 あれなんだったんでしょうね。
 僕たいへんめずらしくも当選されましたよ、比例復活ではありますけど。

 前原氏が「民進党まるごと希望の党への合流」をぶち上げた時には「すわこれはもしや政権交代」「チンパンジーとファシスト、どちらを選ぶ?」と一瞬盛り上がりかけたわけですが
「排除」
のひとことで全部ぶっ壊れました。
 あれなんだったんでしょうね。
 極端なことをいえば、黙って全部受け入れて、勝って首班指名を受けてからおもむろに粛清に掛かりゃエエだけの話やないですか。その程度の計算が立ちませんか。それとも黙って座ってたら何十人もの国会議員がワラワラやってきたからテンション上がりきっちゃって思わずホンネが出ちゃったんですかね。
 そりゃリーダーとしては失格ですなあ。
 まあ選挙当日パリへ逃げてる時点で終わってますけどねえ。

 と、思ったら敗因を(男女差別を指す)「鉄のカーテン」とか言い出してらっしゃって、つまり単にアホですな。

 歴史改竄主義者ってダメなんですよ、要するに事実と違うことを信じる、というのは自ら認知を歪める、ってことですから、歴史認識以外のところでもこうして認知歪みが出る。
 政治家の方はこのぐらいでもいいのかもしれませんが、普通の人の場合、これ出ると周りはサーッと引いていきますよ。つまり「話が通じない人」なので、付き合うだけ無駄・損・そして危険だからです。

 話逸れますがアホ(バカ)の定義ってつまりここ、「自分を変容させていけるかどうか」の一点だと思います。自分で作った歪んだ認知に居ると、変化していけない。となると、ふつうのひとにとって当たり前のことに反応・対応できない。だからアホ(バカ)と罵倒されるわけですな。
 ああ怖い怖い。
 僕もマダラにアホだと思うのですが、できるだけアホ領域を減らして行きたいもんです。

 聞く所によると小沢さんがまた絵を描いてたそうですが、彼にしても
「えーっ、なんでー!?」
というところなのではないでしょうか。政治家であるならば当然狙う「首相の座」、チャンスと見ればすべてを賭けて勝負に出る、はず……という基本価値観みたいなところから実は違っていたんでしょう。
 歳を取ったなあ、とも言えますし、最後のチャンスに前のめりになったのかな、とも思いますし、また普通に策士策に溺れるとも言えますが、最後の最後まで残ってくれていた仲間をむざむざ死地に送り出したという点でもうさすがに終わりかな、と思います。
 それでも、政権交代を実現させて日本の様々な患部を白日のもとに晒し出した貢献は巨大で、天国の角栄さんも微笑んでいるんではないでしょうか。角栄型再配分政策は(おそらく)立憲民主党あたりへ流れていくでしょうし。

 とかなんとか言いながら、結果として、自民党ハト派が壊滅して以来久しぶりの中道寄り政治集団ができて、今まで死票を投じ続けていたわたしとしては願ったり叶ったり、かなり嬉しいです。冒頭のように候補が当選されましたし。
 特に大阪の場合、共産と公明が強いので、中選挙区時代から非自民というと共産か公明という日々が続いたので、けっこう辛かった。明確に否定すべき案件がある時は批判票という意味で共産へ入れるわけですが、いかに戦略的投票と頭では理解していても本心から支持してるわけではない組織に虎の子の一票を放り込むのはわりとストレスです。
 やっぱりフツーにフル比例でええんじゃないですかね……地域ブロック分けぐらいはすれば小さめの地域政党でもいくつか獲れそうだし。議席も増やしていいかもしれません。
 とにかく、あまり党勢拡大に汲々とせずじっくりいっていただきたいものです。

 繰り言ですがいまの自民党は以前のような再配分政党ではないですよ。むしろ減っていくパイを強者に集める施策をしています。田舎、若者(弱者)こそが支持してはいけない。
 長谷川豊や若狭勝を比例復活もできないぐらい完膚なきまでに叩き落とした有権者の判断を見るにつけ、ただここを誤解しているだけなんじゃないかな、と思うんです。支持するなら、ちょちょっと調べて、自分が思うようなことをしてくれそうなところに入れなきゃいけませんよ。ぼんやりとしたイメージでは真逆のところを支持してしまう。
 くどいようですが安倍政権というのは税金じゃっばじゃっば使って上場企業の株買いまくる政権ですよ。あなたにそれなんの意味があるんです? で、支えきれなくなって買うの止めた瞬間、株価は実力(およそ半値〜1/3)に戻ってその分の損は全部税金が消えるんですよ。どこへ? 相場やってた機関投資家とそこに委託してる富裕層へ、です。むしろそれもわかっててやってるかもしれない。

 現状は金融、財政、税制、国防、初等/高等教育、医療・福祉、貿易(TPP)、エネルギー、どの政策をとってもまーこれでもかと見事なぐらいに
「やらんでええことばかりやって、やるべきことをやってない」
と思います。せめて、やらんでええことをやめるだけでもこの国はもっと清々しい、はず。

posted by ながた at 00:00| 雑記

2017年10月20日

Alpha Go Zero


 囲碁AI「AlphaGo」の最新ヴァージョンその名も「Zero」が旧ヴァージョンをバッタバッタと薙ぎ払い最強の地位を手に入れたという記事
http://gigazine.net/news/20171020-alphago-zero/
はお読みになった方も多かろうと思いますが、やっぱりこれで一番ビックリするのが、
「自己対戦による強化学習のみで強くなった、人間の対局(ビッグ)データは使ってない」
という点ですよね。
(Googleの論文を訳してくださってます↓)
http://blog.livedoor.jp/yuno_miyako/archives/1068350228.html

 つまり人間が囲碁というゲームに取り組んで開拓してきた世界は、実は傍流、すくなくとも今回Alpha Go Zeroが切り開いた世界よりも、より端っこに位置する。
 ということは、これを文化とか芸術にも当てはめると、「うわ、スゲーええわ」と直感する画期的な絵とか音楽とか小説とか、ボーンとある日突然やってくる、かもしれない。

 いったいどこまで行くんでしょうね。
 しかもこれシステムがよりシンプルになってて、食うCPUパワーも劇的に減ってる。元データが要らんというのも金・手間的に非常に大きい。
 人類最強のカ”ビッグマウス”ケツ氏を倒したのが今年春ですよ。技術の進歩が早すぎる。

 ウチも奥さんが翻訳業なので、その業界ではみんなで戦々恐々だそうです。
 繰り言ですが、今回の「AIショック」がインパクトでかいのは、今までの機械化・コンピュータ化の波と違い、頭脳労働とか経験労働とか、そのうち文化・芸術も食われそうなので、そのあとどうすりゃいいんだ、という点が見えにくいのが不安になるところです。
 薬剤師とか税理士とか、なるのはちょっと大変だけどなってしまえば一生食いっぱぐれはない、というジョブがあったわけですが、もうそういうものが成立しない可能性がある。弁護士や医師も必要総仕事量を減らしそう。たとえば相場感のある訴訟(離婚とか雇用関係とか)とかAI(同士)がやった方が納得もありますしね。
 と同時にもちろんタクシー運転手とかバス運転手とかトラックドライバーみたいな、経験がモノを言ったものも。ま、このへんは少子化進んで人手不足なので、むしろウェルカムかもしれませんが。

 つまりその、
「コツコツ貯めた知識・経験がある日無駄になる」
という事態に人類はどう対応していくのか、という問題です。
 最近言わなくなりましたけどアイデンティティ・クライシスが誰にでも起こりうるし、そしてそれは突然来る。

 ”人間の考える”「人間らしいこと」とか「人間にしかできないこと」なんてとても浅はかなもんですから、それもAIに考えて貰った方がいいかもしれませんね。「Alexa、君の苦手なことを教えて?」

 横道に逸れますが、わたし「AIの反乱」みたいな絵面はいつもピンとこなくて、『ターミネーター』も『MATRIX』もエンタメとしては大変愉しんだんですけど世界観は懐疑的です。理由は簡単で、
「ネコが人間を飼っている」
という話ありますよね、あれです。
 ネコ飼うとホントにそう思いますよ、エサとトイレだけでも重労働で、遊び相手をしたり添い寝をしたりですね、なんでこんなかしずかなあかんねん、と。
 可愛いからですね。
 同様にAIも(とりあえず人間の)役に立つ以上、撫で擦るように大事に大事にするわけですから、支配なんて面倒なことするよりそのままの方がええんではないか、と合理的に考える知性に到達するのは、知性を持ち出して3秒後ぐらいじゃないですか、この調子だと。
『攻殻機動隊』で(AIの)タチコマ達がそんなような議論をするシーンがありましたけど、もしそういうことが行われるとするなら、それは一瞬で(人間の)誰も気づきもしないうちに起きる、のではないか。

 さてこうなるとベーシック・インカムも真面目に考えないと。
 つまり「職業」という概念自体が成立しづらくなって、労働対価を難易度や人材の希少さで量ることができづらくなります。
「あーその資格は1年前までは価値があったんだけど、今もうAIが全部やってくれるので……」
 上で挙げた例はもちろん、いま非常に高度で(儲かる)資格としてアクチュアリーというジョブがありまして、たいへん高度な数学を用いて保険の料率とか考える人なんですが、こんなもんの方がAI向きですよね。
 しかも今まででしたら「いや!そのAIに基本を教えるために高度な人間が!」とか縋り付く妄想蜘蛛の糸があったわけですが、今回のZeroはそれも無慈悲にプチンと切る。
「人間が考えたことより自分で学習した方がいい」
つってね。
 こうなってくると、「なんらかの組織に属して拘束時間が発生したら、一律これだけ賃金が発生する」とむりくり「労働」の概念を守るために、ほとんどフィクションにしちゃうか、それかもう、BIで平等に配る、ほかないように思います。

 賃労働でなくて資本運用は?
 あんなもんこそAIですよね、いま機関投資家の間ではそりゃもうAI達が唸りを上げて活躍してると思いますよ。
 こないだ友人がセミナーに呼んでくれたんで、若者の発表を観さしてもらってたんですけど、過去振り返って式当てはめるタイプだと相当精度いいものがすでにある。それも僕聞いたんですよ、
「これって……儲かるってことですか?」
「あ、これは大昔から知られているごく基本的なもので、そういう組織でしたら当然知ってることです」
「はー」
 今も書店行きますと「株で/FXで/なんとかで儲かる!」て本ございますでしょう?
 無理ッスよ。
 相手Alpha Go Zero使ってんですよ。あなた囲碁何段です? イ・セドルさんに5回やって1回勝てます? 向こうそのイ九段に4-1で勝ったAIに100-0で勝つんッスよ。
 無理。
 そういう連中がカモ引きずり込むために「イケるイケる」言うてるだけですわ。基本ゼロサム・ゲームですからね。

 極論を言えばお金なんて世界中でありあまってるんだから、みんなにうまいこと分配すれば(生きていける分だけでも)みんなハッピーなのに、なんでそれが実現しないんでしょうね。
「無いんじゃない、有るものをちゃんと活用できていないのが問題だ」
と喝破したバックミンスター・フラー先生は偉大だ。
 偉大な人ほど忘れられる。

 基本的にはそれでも、AIが進歩すればするほど日々の生活がよくなると思います。ナノ素材とかバッテリのいろいろとか、ああいう当てもん系はこれから物凄い勢いで改良されてくんではなかろうか。
 10倍ぐらい能力あるバッテリ(に直結する物質)がめっかっただけで劇的に変わりますよ、エネルギーのコストがアホみたいに下がるから地政学的にも大騒動が起きると思う。

 最近思うのですが、
「なにが来てもどーんと構えて居られる」
には、なにか準備をいろいろしておくのではなく、
「なにが来てもどーんと構えて居る」
と決意──というほど大層なことではなく──決めておく、ぐらいの感じで、そうしようと思う、のがいいのではないかと。
 なに来るかわかりませんからね。
posted by ながた at 00:00| 雑記

2017年10月18日

風邪 少食


 英語に以下のような諺があると

 Feed a cold and starve a fever.
 かぜには大食、熱には小食。

 幼き日に『ガーフィールド』のマンガで知って(吹き出しは原文、コマ外に日本語訳)、以来それを実践してました。
 具体的には「あ、風邪かな」と思ったらインスタント袋麺を溶き卵ネギたっぷりで作って熱いうちにガツガツ食べて寝る。

 最近考えを改めました。
 むしろ何も食べずに寝転がってる方が早く治る気がする。

 ウチのネコたちも体調が悪くなるとまず食欲が落ち、ジッとしてます。逆にエサ食べ始めると峠を越したと安心する。
 消化という作業はエネルギーを使うので、それも免疫システムに回した方がいい場合もあるのでしょう。
 上記の諺は栄養状態の良くなかった頃、絶対的にエネルギーが足りなかった頃の教えではないでしょうか。

 風邪薬も、以前は「対症療法でウイルスをやっつけてくれるわけではないから(市販薬は)」と飲まなかったのですが、私は鼻炎持ちなものでだいたいの風邪は鼻炎を連れてきて、猛烈なくしゃみ鼻水に襲われます。これは睡眠も妨害されるほどのものなので(そもそも鼻が詰まってるので息苦しい)、最近では鼻炎止めは飲んだりします。(ただし鼻炎止めには眠くならないようカフェイン入ってるものもあるので、睡眠取りたい時には注意)

 もちろん人それぞれ、風邪のタイプもいろいろでしょうから、ご自身の感覚を大事にされるべし。周恩来首相は白酒をキュッと放り込んで治したそうです。
 それは白酒が治したんじゃなくて、気合いを入れるスイッチだったんじゃないかと思いますね。
posted by ながた at 00:00| 雑記

2017年10月15日

潤滑剤「鍵穴のクスリ2」建築の友




 諸賢、鍵穴用の潤滑剤は専用品でないといけないとご存知でしたか。
 わたし知らなくて、玄関のアルミ引き戸の鍵が固くなってきたんで、いつもどおりクレ556を噴いてましたら母にツッコまれましてね。

「こないだ大工さんが鍵穴には油さしたらアカン言うてたよ」
「えっ」

と申されましても今までこれでうまいこと行ってて……しかしプロの言葉は重い。ググると「止めときなはれ」のオンパレード。
 鍵の内部は大変精密なので、そこにヘタな油を入れますとゴミやホコリを抱き込んで固まってしまい、遂には作動しなくなることも。
 でもご安心あれ、専用品は洗浄剤と、乾くと極微粒子状になる成分とがセットになっており、まず洗浄成分で汚れを分解して揮発させ、しかるのちパウダーが潤滑を担当……だそうです。

 早速上記品取り寄せまして使ってみますと大変快調。
 ちょっとしたところなら556でええんじゃないかとも思うんですけど、万全を期する方に。200mlもあったら一生使い切れない、とおっしゃる方には小さいのもあります↓


posted by ながた at 00:00| 雑記

2017年10月14日

スニーカー「TDW558」アシックス




「2足目」を買うのはナイキのFreeRun2以来。
 気に入っています。

 店員さんによると足の甲側をしっかりサポートするタイプだそうです。人によっては窮屈に感じることもあるかも、ただし慣れると靴の中で足が左右ブレしにくいので快適、と。
 僕の足型は甲のところに癖があるっぽくて、紐を緩めたり縛ったり、どこをどうやっても痛くて履けない靴が存在します。これがまた店頭ではわからず10分ぐらい歩くと「……あ、ダメだ」みたいな感じなので、いつも靴の購入はギャンブルです。
 ところがこの靴は履いたその日からバッチリフィット。秘密はその足の甲を支える構造? よくわからないですけど。

 メーカーによって合う合わないも若干あって、僕の場合、アシックスとナイキは外れない。ニューバランスは微妙。ミズノ(ランバード)とコンバースはダメ……という感じです。
 もちろん同メーカーでもモデルによってカタチは違うわけですが、基本型というかどうフィットさせるかのフィロソフィがたぶんあって、その基本型、哲学に合うか合わないかで決まるのかもしれません。

 と、申しますのも、クルマの運転感覚も似たところがあって、フィーリングが合うメーカー合わないメーカーがあるもんです。これは時期によって多少変わるんですけど、だいたい似たような所に収束します。動的な味付けをする責任者の代替わりで変わるのかもしれません。
 もちろん現時点ではマツダ車最高、なわけですが、トヨタやスバルも好みは別として「理解できる」という感じ。日産が個人的に合わない。なんとなくよそよそしいというか、メカとしてツーンとしてていつまでも距離が縮まらない感じ。ちゃんと応えてはくれるので「いいクルマだな」と思うことも多いんですが、「欲しい」にならない。もちろんそのツンデレ機械みたいなところに惚れる日産党も多いわけですが(ノートePOWERの大ブレークの時に、世を忍んでいた日産党が太陽の元にワラワラと出てきたのには心底驚きました)
 それは余談。

 いい靴を手にすると人生がホントに捗ります。
 Born to Walk.
 末永く生産して欲しい。
 色違いも紺、黒、グレーとあります。
posted by ながた at 00:00| 雑記

2017年10月09日

楽しまなあかんのか


 最近思うんですけど、スポーツ選手が意気込みを聞かれて
「楽しみたいと思います」
と言わはるでしょう。
 スポーツ選手は元々好きなこと、つまり楽しめることをやってるからいいんですけど、普通の人ってそういうことってできるもんなんですかね。
 たとえば受験に向かう子にニッコリ笑って
「楽しんで!」
とか言えませんよねえ。

「楽しむ」というのは「そのことに向かい合う」時のやり方のひとつに過ぎず、それには、その人それぞれで個性や好き嫌いもあれば、時代の流行りもあると思います。
「他の誰でもない自分自身のために」もあれば、「お国のために」の頃もあり、もちろん「金が欲しい」「モテたい」も立派な姿勢です。なにかの抑圧から逃げてるかもしれないし、強迫観念に突き上げられてやってるかもしれない。それは当人には不幸ですが実際ある(だろう)ことだし、結果は物理的に出てしまうので、楽しむ人が「これに負ければ玄界灘に身を投げねば」という真っ青な顔で立ち向かう人に負けることもままある。

 自分の「なにか」でいいんではないですかね、別に楽しまなくても。
 楽しめなくでも。

 さっき「≒」で結びましたがそれは「好き」という魔法の言葉でも同様で、別に好きを仕事にせんでもええし仕事を好きにならんでもええし、それは家族や友人だってたぶんそうです。
 義務感や責任感や正義感や、いや、「しょうがねえな」という諦めだったり「恩を返したい」という気持ちだったり、まあそんな綺麗なものやカッコイイものでなくても、別にいいと思うんです。
 手が身体が動けば。
 いまたいせつなのは現実を動かすために手を身体を動かすつまり「やる」ってことで、やってさえ居ればその奥に何を考えてようと思ってようと感じてようと、構わない。

 馬齢を重ねると、このへんのことは自分なりの折り合いがつけられるようになってくるのですが、若い頃は要らん罪悪感に軽く苛まれたりもしたものです。
「オレ別にこれ楽しめても無いけど、ええんかなやってて」
みたいな。
 いや、それはやれるポジションに居てやってよしと許されているならば、別にやってていいんだよ。

「おまえのそれはダメだ」
と罪悪感を投げつけることは相手を支配、が言い過ぎなら制御する第一歩で、あまりそういうことをビュンビュンやってくる人間や媒体や組織や仕事やなんやかやからは、逃げ出した方がいい、というのは普遍的な話。

 楽しまなきゃならないこともないし、
 楽しんじゃいけないこともない。
 と思います。
posted by ながた at 00:00| 雑記

2017年10月06日

セダンのカタチ


 2年に1度の東モ(東京モーターショー)の季節、この時期は「これ出すで」と各社がプレリリースしてくれるので楽しい。
 気がつけば、トヨタの、いや日本のもはや事実上唯一の「高級車」といっていい、クラウンも出る。
http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1084351.html

 こういうカタチのクルマを「セダン」と呼ぶのですが、全世界的にいまはセダンの人気が落ち、SUV(背の高い四駆風のありますよね、あれ。トヨタで言うとハリアーとか)の方がウケてます。
 セダンをスーツとすれば、SUVはアウトドアブランドのダウンジャケット。そりゃ軽くて暖かくてカレーうどんの汁飛んでもさほど気にならない方が、日常は使いやすい。

 しかしスーツにはスーツの良さがある。

 私、セダンのカッコよさというのは、スーツのように着る人をパリッと見せてくれるところ、だと思うんです。なんといいますかね、あれを着ること自体、「社会に真面目にコミットしますよ」という宣言なんですよね。
(だから我々フリーはまずスーツを脱ぐわけです)
 ということは、セダンたるものできるだけカチッとしていた方がいい。カタチ的には四角四面な方がいい。
 特にボディ後半、Cピラーは立ってれば立ってる方がいいし、トランクは独立してればしてる方がいい。
 トランクはビジネスマンのアタッシェケースなんですよ。リュックやトートやキャリーバッグ、いまは便利な鞄が多数ございますでしょう? それでも私は、容量が限られ容量比で重く高価で取扱も気を遣いかつ角をぶつけると痛い、このアタッシェを持つ。というのは、中に入ってる情報を守りますよ、という「覚悟」の表現なんです。
 だからセダンは、ますますその覚悟を、つまり四角いトランクを見せつけねばならない。
 また後席も「だいじなひとを乗せるんだ」(それはもちろん取引先や上司だけではなく家族もだ)という覚悟を表すには、Cピラーを立てて、「後席の頭周り」というオーナー(≒ドライヴァー)にとってはなんの意味もない空間を大切にせねばならない。いや、「大切にする人間ですよ」と声高に訴えねばならない。

 ところが最近、(空力上の要請もあるとはいえ)Cピラーは寝かせるだけ寝かせて、トランク上鉄板は薄く狭くなりつまりトランクの存在感は希薄になりつつある。
 そのくせ、顔は立てて大面積で押し出さなきゃいかん、という意識は続いているので、顔だけ目立つ「竜頭蛇尾」みたいなデザインになっとるんですわ。メルセデスのS、E、Cの3ラインもそうだし、BMWやアウディに至っては、5ドアハッチ系列をヴァリエーションとして加えている。
 クラウンも代によって(あとロイヤルやマジェスタといったシリーズによっても)イメージはちょっとずつ違うんですけど、がんばってはきたんですけど遂に決壊、という感じ。

 逆の方からいうと、
「セダン欲しい人はそうじゃないだろう」
と思うんです。なんとなればウチの亡き父がそうで、最後は190E、その前が90系トヨタ・クレスタに乗ってたんですが、その彼は
「本当を言うとクラウンのセダンがいい」
と言ってて、街を走るタクシーを思い起こしていただくかあるいはWikipediaのクラウン・セダン
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A8%E3%82%BF%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%82%BB%E3%83%80%E3%83%B3#/media/File:1993-1995_Toyota_Crown_Sedan_3_No.jpg

 これですよこれ。
 これでしょう?

 近年だとあるいはクライスラー・300(C)の初代
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%BB300#/media/File:Chrysler-300C-SRT8.jpg

 これでしょう?
 ちゃいますかね。

 たぶん問題は、自称「セダン乗り」とか「セダン好き」という人々で、彼らは言うなれば日常仕事でスーツを着アタッシェを持ち歩いているのに疲れているからか、「クルマぐらいは」というノリで、流麗な方がいい、軽やかな方がいい、とデザイナーを惑わすのです。
 そういうクルマはセダン以外にいっぱいあるので、セダンで無いものに乗りゃいいだけなのに、セダンでそうしろ、という。
「遊び心のあるスーツ」
を作れと言うわけです。
 作れるか。
 作っても着ないくせに。
 で、そんなダレたスーツはスーツが好きでない人間にも全くリスペクトできない存在なので、結局誰も買わない。
 彼らは口でそう言ってるだけで、スーツを着るしかないのです。そしてスーツであるならば、カチッとカッコイイスーツの方が、絶対いい。
 マクドナルドだってそうらしいですよ、アンケート取ると「ヘルシーなのがいい」って言うんですけど、いざ作って出すとぜんぜん売れない。それよりビッグマックみたいなコテコテのがよっぽど売れる。
 セダンは。
 セダンくさい方がいい。

 だいたいなんですか、その記事の下の方のポスター見てくださいよ、
「TOYOTAが、世の中を変えるために つくったクルマです。」
 クラウン乗るおっさん(おばはん)が世の中変えたいなんて思ってるわけねえだろう。
 なんの冗談やねん。
 今の首相が誰か知らんでも自民党に投票するような連中やぞ。
 理由は「ずっとこうだから」。
 変えたい人は今頃テスラか最悪でもレクサスRXに乗っとるわ。
 わかってますよそういう人に乗ってもらいたいんでしょう?
 無理!
 行く先々でフォーシーズンズに泊まるような連中が、小豆島の古い観光ホテルで朝食にUCCのベンディングマシーンから注がれるインスタント珈琲飲むと思います?
 ありえないでしょう?
 でもクラウンのおじさんおばさんは違うよ。
 それ飲んでくれる。
 むしろウェルカム。
 そういうおじさんおばさんを大事にせんでどうすんのよ。
 もうトヨタしか無いんだから、そういう人たちには。

 まして「ニュルブルクリンク」などという呪われた単語が出てくるに至っては膝から崩れ落ちる。
 世界中(のメーカー)が陥ってるその錯誤については、元『TOP GEAR』の”キャプテン・スロー”ことジェームズ・メイがこう喝破してます。
「ドイツの古いサーキットなんか走って乗り心地良くなるの?」
 まさにそう。
 温泉でひとっ風呂浴びたあとに食いたいのは創作フレンチのフルコースか? 渋い赤ワインとともに?
 舟盛りにビールやろ!?
 百歩譲ってレクサスLSがそういうことを言うのはいいさ世界標準をキャッチアップせなあかんから。でもクラウンにドイツは関係ない! サーキットも関係ない!
 クラウンが! 走るのは! 先斗町の石畳!

 ……と、思っていたらですね。

 サプラーイズで新型センチュリーがデビュー。
http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1084601.html
 これも歴史と伝統の最高級車、現行トヨタ車でトヨタCIマークを付けなくてもいい特権を持つ車種はすくなくともあのCIマーク(89年)よりも長く続くブランド、今となってはこれ、クラウン、ランドクルーザー、そしてカローラぐらいしか無いわけですが、67年デビュー来年ようやく3代目。ドイツの首相のように任期が長い。

 ご覧なさいよ比類なきこのカッコよさ。
 これでしょう?
 ロールスの階級意識も無い、メルセデスの威圧感も無い、キャディのウォールストリート臭も無い、しかし、オーラがある。世界がある。
 これぞ老舗温泉旅館の特別室。

 これを、庶民向けにできんもんですかね。
 いや、それをしないからセンチュリーを維持できるんですかね。
 いざとなったらクラウンすら捨てる思い切り、しかしセンチュリーは意地でも守る。この芯の強さは思わず「家康由来の」とかいいたくなりますよね。
 つまりトヨタという会社は「わかってないようでいてわかってる」会社で、それはいったいどうしてそうなるのか、

 ・「庶民騙し」と「いいモノづくり」は別物と割り切ってる
 ・わかってない人もわかってる人も一緒に居られる余裕がある
 ・わかってないけどたまに火事場の馬鹿力を出してわかる
 ・わかってるけどわかってないフリをしないと近代日本では排除される

いろいろ考えられますし複合的なものかもしれませんが、とにもかくにもトヨタなら、電動化電脳化時代もなんとか乗り切ってくれるんじゃないかな、とクラウンとセンチュリーを見比べつつ思います。
posted by ながた at 22:23| 雑記

2017年10月05日

展覧会「ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展」@国立国際美術館(大阪・中之島)


http://babel2017.jp/

 名作「バベルの塔」が来てます。
 奥方がブリューゲル好きなので引っ張られて行ってきました。平日昼にも関わらず賑わってますが、入場待ちは無し、「バベル」は最前列で観たい人だけ並びます。(その肩越しでよければすぐ観れます)

 もっと大きいもんかと勝手に思ってました。
 ほら、ネーデルラントというからルーベンス「夜警」みたいなものを想像しませんか。3倍拡大画(ただコピーしただけではなく、いろいろ手を掛けてテクスチャなどもできるだけ再現したもの)も置いてあったのですが、そのぐらいのイメージでした。
 でも逆にいうとめちゃめちゃ細かくて丁寧な描き込みで、しかもそのシラミみたいな3mmの人間に躍動感がある。

 ブリューゲルは前記には寓話的・神話的素材を描き、後期には農民たちの生活をリアルに描く、まさにネーデルラントのルネサンス期をまたぐような作家で、この「バベル」(2つめ)はリアルな筆致で神話がモティーフ、というまさに集大成です。人物が得意な作家の代表作が建物、というのも芸術の皮肉が効いてていいですね。
 いや、「バベルの塔」は御存知の通り人間の傲慢の象徴、「人を描かずして人を描く」という境地に達した作品とも言えましょう。
 などとわかったようなことを言い。

 ヒエロニムス・ボスの「放浪者」と「聖クリストフォロスの物語」もあります。「奇想の画家」と言われるように画面にユニークな小物や、「モンスター」と呼ぶもはばかられるほどケッタイな生き物たちが溢れています。また、後の作家たちが、「ボス風」の「変なもの」を思い思いに描いていた版画も多数。
 イラストレーターなど志望の若人はイマジネーションのタネありていにいえばパクリ元として観て損なし。
 だいたい人間の考えられうることなんか限界がありますからな。誰かが考えてくれてたらコピーすればいいのです。

 基本コンセプトがガラッと変わる時期、というのが、いろいろグチャッと混ざってて、おもしろいですね。
posted by ながた at 00:00| 雑記

2017年10月03日

イベント「ラーメン女子博 IN 大阪」2017


http://www.ramengirls-fes.com/osaka/

 オクトーバーフェス、肉フェスに続いてラーメンフェスじゃーい。
 長居公園自由広場はすっかり食いもんフェス会場と化し……
 大歓迎。

 奥さんと行ってきました。1杯900円で1杯ずつつまり2杯。
 ちなみに「モヒカンらーめん」さんと「まぐちゃんラーメン」さん。
 どちらも美味しかったです。
 でも明日休みで5日から店替え。9日まで。
 「女子」と付くように1杯が小ボリュームです。成人男子なら2杯、お好きな方なら4杯ぐらいはイケるかも?
 飲み物ありますが高いので持参か道中のコンビニ購入で(別に叱られません)。
 盛り付けもどこもインスタ映えを意識した美味しそうな盛り。叉焼の端っこをわざと丼の外に垂らしたりね。

 確立した大チェーン系でない新興ラーメン店は、だいたい味が濃いですね。とにかく一発目ガツンと殴って覚えてもらおう、という意図ですかね。
 でもあんまりやりすぎると、たとえばスープ飲み干せないぐらいだと、次回以降の来店頻度が落ちると思うのですが……そのへんはお金の動く業界だけにコンサルタントとかが暗躍してるんでしょうか。やだなAIとかで味付け変えられてたりしたら(笑)
 ま、そうは言ってもガツンと来るのは来るので、そもそも麺類はファストフード、ズズッと啜ってごっそさん、と考えるとそのぐらいが王道かもしれません。立ち食いそばのつゆだって飲めないぐらいだし。

 メン類というぐらいで男子はほっといても来るので、「女子特化!」と謳うのは巧いと思いました。
 IKEてるIKE麺たちもオモテナシ、会場女子率高いので遠慮なく音立てて啜ってくださいな。

【追記】
 2周目行きました。
 背脂・海老味噌の「丸め」さんと塩の「山崎麺二郎」さん。どちらも美味しかったです。
 店舗によって製造速度に差があるので、列の長さと旨いマズイは比例しません。だいたいどこも旨いのではないかと思います。

posted by ながた at 22:56| 雑記

2017年10月01日

Office マクロ 突然動かなくなる


 朝方ポケッとしてましたら奥さんが
「マクロがぜんぶ動かーん!」
と泣きながら駆け込んできた。モノはWin10上のOffice2016(のWord2016)、昨日までちゃんと動いてて今朝一から動かないという。

 結論から言いますとOfficeに自動更新が掛かって最新バージョンとマクロとの相性が悪かったみたい。Officeを1つ巻き戻して対応。やり方は、

・Microsoftの説明
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/2770432/how-to-revert-to-an-earlier-version-of-office-2013-or-office-2016-clic
・もうちょっとわかりやすいまとめ
http://fanfantime.com/2016/10/30/post-1132/
・更新プログラムの調べ方も
http://fanfantime.com/2017/03/28/post-1737/

 ちなみに今回のウチの場合、
・バージョン1708(ビルド8431.2079)

・バージョン1707(ビルド8326.2058)
に戻しました。

 だいたいこういう「直前まで機嫌よく動いてたのに突然」という場合は、
・WindowsかOfficeの自動更新が掛かって、新しいバージョンで何かバグった
・ハードウェア的故障、メモリなんかが怪しい
のどっちかですが、巻き戻しは一般的にめんどくさいので、その前にいろいろやってみて効果を得ず。以下それら。

・tempフォルダ内掃除
C:\Users\(なまえ)\AppData\Local\Temp
の下にいろいろあって、特に「Word8.0」フォルダがあったらその中に
MSForms.exd
というファイルがあり、これを削除すると直る、こともある。

・スタートアップにちゃんと登録されているか確認
C:\Users\(なまえ)\AppData\Roaming\Microsoft\Word\STARTUP

・セキュリティレベルを変える
ファイル>オプション>セキュリティセンター>セキュリティセンターの設定>すべてのマクロを有効にする

・マクロがちゃんと登録されているかチェックする
ファイル>オプション>アドイン>管理の「Wordアドイン」>設定、で「アドインとして使用できるテンプレート」に目的のマクロが入っていて、チェックボックスにチェックが入ってるか

・メモリチェック
 DELLのマシンにはハードウェア診断アプリがあったのでそちらで。ついでにBIOS/ファームウェアの更新も。最近はWin上からできるから楽ですねえ。

・もちろんWordとWindowsの再起動は8万回ぐらいやりました。
 Windowsの再起動ボタンにマニ車仕込むアプリとかストアで売ったら売れるかしら。1回再起動ごとに100万回般若心経唱えたことになるの。

 まあ、わかってしまえばどうってことはないといえばないのですが、しかしそれでも素人さんにコマンドプロンプト触らせるのはどうかなと思いました。MSだけじゃなくてAppleもGoogleもそうですが、どーせこんなことは起きるに決まってるんだから、簡単にロールバックできるようにしといてくれればいいのに。
 彼らはOSもアプリも新しいのにしろしろ言うんですけど、昔からコンピュータ使ってる人ほどこういう酷い目に遭って一日浪費したりしてるので、ミッションクリティカルなコンピュータ(やアプリ)になればなるほど、迂闊に触れないですよね。

「これわたし1人やったらパソコン買いに行ってる案件やわ……」
「古い方予備に置いといてよかったね」

 僕もPCもスマホも一つ前のは売らずにそのままモスボールしてますよ。子供の頃観た『エルガイム』って映画で、主人公が機嫌よく乗ってた2代目マシンが敵と相討ちになって、でももう1人悪者が出てきたんで初代に乗り換えて勝つ、んです。この両方に華持たせる演出は巧いと思った。監督はもちろん"地獄のトラウマシーン"T-ヨシユキ。

 何かの時のご参考になれば。
posted by ながた at 00:00| 雑記