2019年02月03日

あるスマホゲーの死 (in my mind)



 スマホゲーム「プリキュアつながるぱずるん」通称「キュアぱず」をサービス初日からやってましたんですが、
http://rakken.sblo.jp/article/184364083.html

 止めました。
 その顛末をメモ。

 ──少し前に「ちからクリスタル」というアイテムが追加されました。これが「任意の通常★4のカードを重ねられる」という大変強力なアイテム。レア感で言うと「2週間ぐらいのイベントを完走して、最大のご褒美がこれ1個」ぐらい。

 ちなみにこのゲームはカードレアリティとゲーム上の強さが一致してません。ざっくり強い方から、

 重ね通常★4>特定★5>変身カード>特定のイベント★4max>……

という感じ。ただし、通常★4を重ねていくには0.何%の確率のガチャで同じカードを引きまくれる豪運か、ガチャ引くための課金をしまくれる財産か、のどちらかもしくは両方が必要です。しかもこの通常★4、最大レベルにするには「同じカードが32枚」(最初の1枚は持っているので正確には31枚)必要。とどのつまりは「通常★4を重ねられるのはかなりの重課金の人だけ」という状態だったんです。
 以上背景説明。

 で、こないだのイベントで運営さんが大ポカ。
 この「ちからクリスタル」を、かんたんなミッションのご褒美として100個×2件、つまり200個配っちゃった。これを手にして手元の通常★4に重ねると、max通常★4が3枚以上手に入る、言い換えると突然、
「重課金者でもなかなか持ってないようなものすごく強いカード3枚が手元にある」
という状態になる。
 絶望的な不公平です。
 それも腕でも努力でも投下時間でもお金でもなく「メンテ明けすぐにプレーできた」という運だけによって引き起こされたもの。
 現実だってそう?
 パカヤロウ、現実が不公平過ぎるからコンピュータが公平に捌いてくれる「はずの」ゲイムをコツコツやってんじゃねぇか!

 わたしそのミッション報酬見た時に「へ?」と二度見して、「あこれは何かの間違いだわ」と直感したので、だらだら先へ進めてたんです。すると突然落とされてメンテ。
 確かイベント開始から緊急メンテまで1時間ぐらいだったはず。
 その緊急メンテが2時間ぐらい。
 明けて、報酬は別の普通のものに変えられている。お知らせ見に行って、軽くメンテ詫び宝石24ほど配りつつ「また補償は検討します」。
 さて週末挟んでまたメンテして、明けて、結局補償は宝石1200。

 はい終わりー。
 閉店ガラガラ〜。

 ひさびさにきもちよく心をポッキリ折られたので、スッキリ止めることができました。

 ──で、最近自分でも「丸山桂里奈さんはW杯優勝メンバー」ぐらいスッカリ忘れてるんですがぼく昔ゲーム開発者だったんで、ぐちゃぐちゃ考えたんです、どうすべきだったかを。まずロールバック、それができなきゃ報酬そのままクリスタル200がある世界としてバランス再構築、etcetc.
 でもそれ考えてくと、このゲーム、ビジネスとしてたぶん小規模なので、「手が足りない」に行き着く。プログラマが2人か3人かヘタをすれば1人。それでは何もできません。物理的に上記対応しかムリ。

 そう考えると、怒りとか憤りとかは消えて、
「まあ、止められてよかったか」
と思ったりもします。

「戦争とソシャゲ・ネトゲは、
 始めるのは簡単だが終えるのは難しい」

などとチャーチルも申しておりますが(ウソ)、えらいメタでえらい突然とはいえ、エンディングが迎えられたのは幸せだったのかも。FF11(ネトゲ)は止めた今でも「秘(片手刀のエンピリアンWS)は撃てるようになりたかったなぁ」とか思っちゃいますもん(笑)あれカッコイイんですよ、黄金の龍がバーッと駆け上がって。
 でもさすがスマホゲーというか、止めても思ったより暇でしょうがない、なんてことにはならなかったです。隙間時間うまく使ってたみたい。

 楽しかったッス。
 運営さん身体に気を付けてね。開発の仕事はどうしてものめり込んで身体を壊しがちです。

posted by 犀角 at 00:00| 雑記

2019年02月02日

「鵜舞屋」のちりめん山椒昆布


https://www.umaiya.co.jp/

 これもまたg石アナからいただいたものです。
 屋号、岐阜ならではのいい語呂合わせ。
 お味も「東海地方だから!」と構えなくていい優しいお味で、ちりめんの風味も昆布の風味も残したまま、山椒も効かせすぎず。
 塩昆布系のいただきものって辛くて量食べられないままいつのまにかカビさせる、という悲しい事例がよく起きるものですが、こちら大丈夫。2日ぐらいで無くなります。
 日持ちも最高にするし(1年以上)上記webでご覧の通りお値段もリーズナブル。
 名店は日本中にありますな。

posted by 犀角 at 00:00|

2019年02月01日

なんてことだ!ちょっとジャンクな味の濃さが癖になって止まらない!下呂温泉名物は東海版ジンギスカンその名も!「OK, CHANCE」略して「鶏ちゃん」!


 こんな感じ?

http://www.suginoko.net/

 なにかしらを贈った返礼に東海レイディオのスター・アナウンサー、g石さん夫妻からいただいたのは、昔ご夫婦と一緒に遊びに行った下呂温泉の名店「杉の子」の鶏ちゃん焼きセット。
「鶏ちゃん」というのは鶏肉を甘辛いタレで炒め焼きにしつつ、キャベツなどのお野菜もそのタレで炒めて食べる、まあ言わば鶏モモジンギスカン。
 当然タレは濃い目ちょい甘。東海圏おなじみの黒に近い濃い色に大蒜・生姜がたっぷり入り、このタレだけでご飯がすすむ、ましてや鶏の肉汁が加わったらもうあなた。
 正味の話、一回食べ終わって残ったタレを保存して翌日もう一回できます。味は薄くなっちゃうけどそこは醤油と塩胡椒で補って。

 上記オフィシャルショップ、「旨味ダレだけで680円は高いだろう」とお思いかもしれませんがイヤイヤ。むしろこのぐらい美味いタレを真面目に作るには、そのぐらいのコストが掛かって当然。お肉の方ももちろんいいのですが、タレの方でお好みの地鶏で仕上げるのもまた佳。

 このタレ、手元の調味料で簡単に再現できそうなのですが、そうはいかないのが料理の奥深さ、名店の秘伝。たぶんタレの方にも鶏のおだし使ってるんだと思うのですが真相はいかに。
 醤油ダレまみれの鶏と野菜で白メシをたらふくカッ込む快感、成長期のあの腹ぺこの日々を思い出します。

 g石夫妻ありがとう。

posted by 犀角 at 16:20|

2019年01月31日

【効率時短】使わない貴方は人生をドブに捨てている!キッチングッズマイスターが激おすすめする今すぐAmazonでポチすべき最良キッチングッズ3選!【至急通販】


 タイトルはこれでいいの?

 本日は最近買ってよかったキッチン用品をご紹介。

●サラダスピナー(パール金属)




 IKEAで¥299で買った全面プラッチックのサラダスピナーが、使用と経年で劣化、蓋が閉まらなくなってきたので一つ所望。
 参考にしたのは↓
 最近なんでもまとまっててありがたい。

https://the360.life/U1301.doit?id=93

 使ってみると猛烈に水が切れて野菜がミイラみたいになります。いままでのは何だったんだと。道具はエエの使わなあきませんね。
 お値段もお手頃、これはおすすめです。
 パール金属は庶民の味方。

●セラミック包丁(京セラ)



 包丁も結婚した時に母から貰った小型包丁(関孫六=貝印)を使っていて、もうちょい大きいの欲しいなと思ってたら『家電Watch』で藤山哲人さんの以下の記事。

https://kaden.watch.impress.co.jp/docs/column_review/yajlong/1081518.html

 85年つくば万博に友人たちと殴り込んだ経験のある科学の子にとっては「セラミック」の響きは未来と魔法の混濁した天界からの預言(おおげさ)たまたま近所のスーパーでピーラーと薄いまな板とセットで3500円程度の大バーゲンだったので(たぶんピンク色が売れなくて在庫処分)購入です。
 上記事に大変詳しいですが、利点は

・とても軽い
・ほぼメンテフリー
・カネ気が食材に移らない
・スパッと切れる(切れ味そのものもまあまあ)

 トータルでたいへん良好で、無事主戦の座を射止めております。
 もちろんプロが使う「いい包丁をちゃんと研いだもの」には敵いませんが、素人さんならこれで十二分。一人暮らしや料理を始めるにあたって超オススメの一本です。
 コスト的にも、1000数百円のステンレス包丁は1000数百円するシャープナーが必須なので、あまり変わらない。
 サイズ的にもう一つ大きいのもありますが、この140mmでたいがい大丈夫だと思います。というか我が家は大丈夫です。

 メリットでもありデメリットでもある点として、
「刃物を扱っているプレッシャーが小さい」。
安全を考えると危ないものは危なく見えている方がいいわけですが、といって作業中は「怖いものに触れている」という余計なストレスは無い方がよく。
 まあここは好みですな。

 記事中にもあったピーラーの方ですが↓



 確かにカネ気移りがないのはいいのですが、セラミック刃はシナリがないので円筒状・球状が多い対象物に対して「しなって張り付く」ことをしてくれず、1回あたりの削り面積が小さくなります。とどのつまりは削り回数が大幅に増える。(この特性が包丁になると「まっつぐ切れる」という美点になる)。
 ので、これは好みの分かれる品かもしれません。
 ただピーラーも刃の形状が複雑で隅っこの方とかけっこう錆び・汚れやすく、錆や汚れのあるピーラーで生食する果物とか剥くのになんとなくイヤーな感じをお持ちだったら、その弱点を上回るメリットがあるでしょう。

●目盛りが見やすい計量カップ 200ml(マーナ)

 最後は計量カップ。



 これもプラが劣化してひび割れが走っていた品をずっと使ってたのですが奥さんに怒られてアリオ八尾で買いました。
 売りのメモリ見やすい、100℃対応、も使いやすいのですが、実は200ccよりちょっと大きめなのが200cc(1カップ)を計りやすくてとてもよいです。
 計量カップなんて100円200円で「なんでもいいや」と思いがちですが、やっぱりそこには小さくない差があって、それが積もり積もれば大きなロスやストレスになるんだなあ、と思いました。
 人生でいままで
「……200ぴったり……で」
とか言いながら注ぎ角度とか蛇口開度とか調節してた時間と手間を考え、それをもしTOEICの勉強に使ってたら僕いまごろ1200点ぐらい取れてる。

 道具はエエの使わなあきません。
 スタンダードなキッチン用品も地味に進化してますね。
posted by 犀角 at 11:21| 雑記

2019年01月30日

「ディパック エスケープ25L 7421632」 Foxfire




 ということで我が家的にFoxfire祭りが起きてしまい、ついでに買ったのはリュック。
 15年4月から私のエースはOUTDOORのド定番のこれ↓



 色バーガンディ(ワインレッド)の退色が酷くて、「もういいかげんにしなさい」と我が家の女性陣に叱られてましたんで新しいのを物色してはいたんです。
(でもさすがアメリカン・メーカーらしくロバストで、退色以外は過酷な使用に耐えに耐えてくれていました)

 ただもうリュック何個も買ってると自分なりの好みも固まってくるもので、今までのだとTHE NORTH FACEのRECONの、旧モデル。
 モデルチェンジしやがってですね!
 なんかカメムシみたいなシルエットで!
 旧モデル流通在庫残ってるうちに買っておけば良かったんですが、HOTSHOT/BIGSHOTが同様にモデルチェンジするも市場からの総スカンを喰らって(そりゃ何個も買い継いでる人がたくさん居るモデルだから……)慌てて旧モデルを再生産、という失態を見せつけており、RECONも戻すやろ、とのんきに構えてたら戻らなかった。

 タウンユースなんで、素材は薄くてもいいんですが、重量物(ノートパソコンとか本とか)を入れる可能性が高いので、担ぎ機能の部分はヘビーユースであって欲しいんです。
 これがなかなか満たされない。
 一眼レフだってぶっ込めるようなヘビーなヤツは頑丈すぎて鞄本体が重くて固くて捌きにくいし、じゃライトなヤツはもう背負い紐が付け方からしておざなり。もちろん重いもの入れると肩つらい。

 で、ジャケット買ってゴキゲンになって、別の日にまたハルカス行く用事あったもんでFoxfire覗くと、「あ、良さそうなのある」。
 長年探してると目が利いてくるもんス。
 出してもらうとなるほど本体重量700gと軽く、防水は同梱のレインカバーにおまかせ、でも担ぎは紐・背中とも十分。ポケットの付き方も手頃で、上記OUTDOORの使ってて不満だった両サイドボトル入れもある。
「こ、これください」「まいどあり♪」
ということで色は(また)赤。
 わたし黒っぽい上半身のことが多いので、差し色入れないとなんか黒い物体になってしまうんです。

 まったく問題なく、気に入って使ってます。
 いまとなってはあたりまえですが、背中側にノートPC用のポケットがあって、これがフツーに入れれば底までいかず途中で止まる、つまりリュックをポンと床や机に置いても衝撃が伝わらない作りで、これ便利。
 使い勝手のとてもいいジャケットもそうなのですが、Foxfireの商品企画屋はユーザーの実使用シーンをしっかり考えてモノを作ってくれている感じがあって、たいへん素晴らしいです。
 Foxfireは元来が釣具屋さんだったので、そういう立ち帰れるフィールド、「ここで使えなきゃ意味ない」みたいな原点があるのが、いいのかもしれませんね。

posted by 犀角 at 00:00| 雑記

2019年01月29日

エスカーダウン フーディ(ダウンジャケット) Foxfire




 長年着た「にいちゃん、これ着たらV6の岡田くんみたいになれるで」ジャケット(トップバリュ、16000円ぐらい)が経年でヨレヨレになってきて、しまいにはその弟に「捨てるから」と貰ったM寸のジャンパーを丈が足りないのも物ともせずシャツを裾からはみ出させながら着ていた着・無頓着なわたくし。

 先日、いつものとおりあべのハルカスで7Fジュンク堂に行かむと欲しエスカレーターを上っていたところ、「AIGLE」だったブースが「Foxfire」に変わってる。
 そこで買ったフランス直輸入の真っ赤なリュックがお気に入りだった奥さんが「ギャー」とひっくり返るも、いや待つんだFoxfireもいいブランドだと宥める。

 むかし、今は亡き御大が、なんだったかのお祝いだと、これもまた今は亡き八尾西武にてFoxfireのコートを買ってくれたのです。それが軽くて着心地よくて暖かくて。20年ぐらい前かなあ。

 ……というような話をしつつ、1月になるとセール。
「もういいかげん買いなはれ上着を」
と背中を押されて勢いで買いました。軽くて着心地よくて暖かいやつを。
 ヘビーデューティ・モデルではないので表地はゴアまでいかず、なのでダウンにしてはお求めやすい。またしなやかなので圧縮も効いて(収納袋がついてくるほど)、お店などでの捌きやすさも抜群。ついその日まで着てた貰い物が、ゴツくて暖かいのはいいんだけど通気性が悪く、気温のスイートスポットを外すととたんに汗ダラダラになるのとダンチです。

 もうね。
 日本のメーカーがええよ。日本で着るんだから。
 モンベルとか。アシックスとか。うん。

 自身も山ガールなお姉さんの口車に乗せられて、めっちゃぬくいパンツも買いました。WSゲイルパンツ。
 こちらは表がゴア、裏地も厚くてほとんどスキーウェア。超あったかいんだけど少なくとも室内ではオーバースペックなので、野外活動の時に履いてます。股間のマチが工夫してあって、ゴツイのに動きやすいです。



 事のついでに奥さんも帽子買ったりしたのですが、彼女が気に入ったのはこれ↓



 レッグウォーマー。
 一日中着けてます。
 くるぶしの上、ツボで言うと三陰交をあっためないといけませんよ。

 ということで、セールを言い訳にアホみたいに買ってしまいました。
 でもどれもいい品で、大満足。
 服はエエの買わなあきませんね(笑)

posted by 犀角 at 00:00| 雑記

2019年01月28日

母校のゼミへ行ってきました。



 わたくし中高(一貫校でござる)では何の因果か地理歴史研究部、略して地歴部に在籍しておりました。
 早い話がブラタモリ部。
 そこの4期後輩で、僕らが高2の時かわいらしい中1だったSさんがいまや母校の立派な教諭。彼が土曜にゼミをやっています。外部から講師を招き、それもサイエンス、プログラム、アートの3系統同時進行。
 今の子はホント贅沢ですねぇ。
 僕らだってそんなの受けたかったですよ。

 でそのS先生から、
「ながた先輩、講師にどなたかいい方いませんか」
とまるで婚活のように相談されたので、手元の電話帳をめくりめくり候補を上げたら2人採用されて、それが当ブログでもおなじみのサイバー黒魔術師・F先生と、同期卒業生のHさん。
 F先生には去年の10月27日にご登板いただいて、この1月26日にHさんにご登壇いただきました。どちらも紹介した私がいかんわけにもいきませんので聴講させていただきました、とまあこういう流れ。

 Hさんは歴史家、専門は近世史。
 当日のテーマは緒方洪庵と適塾。
 カッコイイですね、洪庵は。
 人生すべてを教育に捧げたような人です。
 卒業生が医師に限らないのがまた適塾の素晴らしいところ。政治家(橋本左内)、軍人(大村益次郎)、教育者(福沢諭吉)と多分野にわたる。
 でもやってることは医師の教育(オランダ医学書の読解)だ、というところに、なにやら「若者の教育」における普遍的な秘訣みたいなものが隠れてるような気がしたりしなかったり。

 しかしHさんという人は史家になるべくしてなったような人で、なんとなれば先年卒業25周年同窓会をやったときに、35期の「中1の時の時間割」などというもう世界のここにしか残ってない資料を持ってきて幹事団誰しもの度肝を抜きました。
 なるべくしてなる。

「でも日本史いま人気があるからいいじゃん」
「でも必修になってるのは世界史やで」
 えっ。
 それは順番が逆では……

 あとは「幕末・維新(を専門に研究する研究者)の熱さには他の時代(が専門)の人間には触れない」という話がおもしろかった。近世史も「嘉永まで」(〜1855年)なんですって。それ以上踏み込む場合は「洪庵」とか幅決めて乗り込まないと火だるまになるそうです。
 怖い(笑)
 まあ気迫があるのはいいことですが。

 楽しかったです。

posted by 犀角 at 22:08| 日記

2019年01月03日

あけましておめでとうございます。


 あけましておめでとうございます。
 ながたです。

 どうですか2019年。
 ことし年号が変わるらしいですからね、ついに僕らも、昭和生まれが明治生まれを見る目線で見られる時代になってしまいましたよ。
 つまりおじいちゃん、おばあちゃんです。

 うわあ。

 今年48とか全然自覚が無いんですが、人生50年らしいですからもう片足冥界です。そういう視点で見ると、「がんばる」のもあんまり効果がないし、「ありのまま」というのもなんだかちょっと違う。
 努力より工夫。
 ありのままより相手が楽しい。
 方がいいかな。

 だからといって春の海を眺めるようにボンヤリ暮らすわけにもいきませんので、ことしもチャレンジしていきたいと思います。
 いろいろ。
 特にあんまり効率とかヒット率とか考えずに、どんどんやっていきたい。どうしても歳取ると「高を括る」のばかり上手になって、蛮勇みたいなのが減ります。でも何がフィットするかなんて、事前にはわかんないもんですよ。非線形現象ですからね。

 ということで今年ものたうち回っていきたいと思います。
 さあ貴方もご一緒に。

posted by 犀角 at 00:00| 雑記

2018年12月24日

『超越』『芸術と力』アップロードしました。


 メリー・クリスマス!

 ごぶさたしています。
 人生で一番忙しくて、お愛想なしですいません。

 あれですね、「忙しい」というのは「心を亡くす」と描く、とはよく言ったものでして、つまり「心の余裕ゼロ=忙しい」でございます。物理的に時間足りんことなど屁でもないわ!

 ブログおおサボりの代わりと言ってはなんですが、前との前の前の夏コミ(C94、C92)の出品物をアップロードしました(ようやく)。わたくしからのささやかなクリスマスプレゼンツじゃーい。

・『超越』
http://rakken.net/wod/wod.html

・『芸術と力』
http://rakken.net/freetalks/freetalk.html

 前者はいつのもん、後者はデキが悪い、ということでホンマすいません。特に後者は書いてるうちにあっちこっち行き過ぎて、削ったり直したりしてるうちに「あたりまえやなこれ」という結論に達していやホントに……あ、いつもですか、すいません。
 このシリーズね、毎回一行で済むことをコネコネコネコネ同じところループして同じような例示をして帰ってきて「ウン」とか言ってますね。アップロード用に自分で見返してても「だいじょうぶかこの人」って感じです。
 どうなんでしょうね?
 でも自分で「大丈夫」って言ってる人ほど怪しいですしね。

 もし年末年始、体壊しそうに寒い拘置所で古い雑誌を何度も読み返すCEOな気分になったら、めくってみてください。
 来年は、もちっとがんばりたいと思います。
 では。

posted by 犀角 at 20:14| 雑記

2018年10月19日

機材「BUFFALO Giga対応 金属筺体 電源内蔵 8ポート ブラック スイッチングハブ LSW5-GT-8NS/BK」




 ある日唐突につい先程まで元気に通ってたインターネットが通じない。
 ルータ、通ってる、他の部屋のPC、通ってる、ではこのマシンかあるいは……とスイッチングハブを電源抜いて挿して再起動すると通る。
 ああ、と調べるとちょうど10年。

http://hoenaga.sblo.jp/article/22927500.html

 これ買ってもう10年!?
 ついこないだ……

 ということで後継機っぽい型番のこれを買いました。Amazonでもトップに出てくる。
 台風の時も思いましたが、インフラ、縁の下の力持ち、こそ速攻でメンテせなあきません。
 この上のスピードのは立ち上がったばかりでまだ到底民生用ではない↓

【井上繁樹の最新通信機器事情】ついに1万円切った10Gigabit Ethernetカード「LR-LINK LREC6860BT」を試す - PC Watch https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/inoue/1142579.html

 すぐ来てすぐ繋ぎ替えて元気に動いてます。
 極太&アース付きだった電源ケーブルが普通の細身の2ピンになっているのが進化なのかなんなのか。
 あと筐体にゴム足設置用凹みがある。そのぐらい。
posted by 犀角 at 16:30| ガジェット

2018年10月15日

洋菓子「プティ・サレ・アペリティーフ」代官山シェ・リュイ


http://www.imp-shop.jp/shopdetail/002001000017/002/X/page1/recommend/

 M澤先輩が実家の修繕に帰省してきて会ったのですが、このオサレな小缶をくれる。日々ポンプや元自衛隊員やAIと格闘するエンジニアとは思えぬこのチョイス。
「一体どういう風の吹き回しか」
「俺にだって小菓子を愉しみたい刻があるのさ」

 甘くない洋菓子最高ですね。
 おかきありますでしょうこの手の。あれをの味をバターベースにして、米じゃなくて小麦粉使ってる感じ。てかそう。説明ヘタクソだな!
 つまりポリポリいけて止まらない。
 美味いものしか食わない・そして美味いものは全部食うウチの奥様がパリポリパリポリ食べ続けて開封後あっという間に無くなりました。

 缶もオシャレですし甘味苦手なお相手にも贈れるし、老若男女誰もが好きな味だと思いますし、たいへんいい手土産だと思います。
 店舗が東京中心なのでそれ以外の地方からはお取り寄せになりますが、消費期限の長めですし構いませんでしょう。

 先輩ありがとうまた我が家でも買うよ。

posted by 犀角 at 20:57|

2018年10月14日

おでん「花くじら」@福島


https://tabelog.com/osaka/A2701/A270108/27001230/

 友人たちと楽しい寄り集まりがあり、友人の奥様に連れて行ってもらいました。4時オープンで5時前にはすでに長蛇の列。奇跡的に本店2階小座敷に入れました。

 うまい。やすい。はやい。

 おだしが甘くて濃厚、しかししつこくなく、ちょうどいいバランスでネタがどんどん食べられます。必食は名物「ねぎ袋」でしょうか。巾着の中身がネギと生姜の刻み。これがあったまるわ、香り高いは口の中さっぱりしてくれるわ。もちろんおなじみのネタどれも旨い。
 正直個人的におでんは最高到達点がそんなに高くない料理だと思いますので──というと失礼ならおでん鍋を囲んで盃いやコップを傾ける者同士のコミュニケーション・ツール……てのも失礼かな、つまり値が張ったりシャレオツすぎる店構えやサーブだったりすると、若干アンバランスな気がして落ち着かない。
 こういう感じのを、こういうお値段で。
 ……と思う人が多いのか、上述どおりの超人気店。常連の奥様によると
「狙い目は7月です」
とのことです(笑)
 6人以上でお座敷予約もいいですね。

 持ち帰り1人前おまかせは大根・玉子・蒟蒻・平天・UFO(UFOっぽい形のはんぺんみたいな練り物)で500円。翌日温め直すと奥様が喜んでおりました。

posted by 犀角 at 20:46|

2018年10月12日

メカ最適解


 F-4EJ(改)まだ現役。

https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1147141.html

「ファントムII」初飛行1958年、実に60年選手。(もちろんこの個体が60年飛んでるわけではないですが)そういえば、と調べてみると

・F-5 タイガーII 1959年
・A-4 スカイホーク 1956年
・MiG-21 ”フィッシュベッド” 1955年
・B-52 ストラトフォートレス 1955年
・C-130 ハーキュリーズ 1956年
(参考・CH-47 チヌーク 1962年)

 このへんでジェット軍用機はメカ的にサチュレート(飽和)してしまって、以降改良してるのはつまり素材と加工技術と電子機器。だからおそらく、腕利きの駆るF-4で格闘戦限定であれば最新の新兵さんの乗るF-22を墜とせる。
 もちろんミサイルが使えればF-22がおそらく100戦100勝なので、そんな比較は無意味といえば無意味なのですが、「ジェット軍用機」というメカが実用化されたのはメッサーシュミットMe262、初飛行1942年で、わずか20年にも立たないうちに飽和するというのは凄いなあ、と思った次第。
 いや、「ああいう形」で言うと1909年に初めて「軍用飛行機」が現れたそうなので、それでも50年でライト兄弟からファントムか、と思うと凄いですね。コンピュータの発展よりスピーディなんとちゃうか。

 航空機みたいな大きなものでも50年もやれば最適解へ到達してしまうもので、スマホぐらいならむしろ10年もよくまだ変化させられてるもんだ……

 なんて思ってたら光岡自動車がロードスター・ベースの新型を出す

https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1147360.html

 シボレー・コルベットの2代目いわゆるC2ルックがなかなかいい感じですね。僕光岡のクルマで初めて「ちょっと欲しいかも」思っちゃった。
 ロードスターはこれ以外にすでにフィアットに「124スパイダー」のベース車として提供されており(エンジンがフィアット、メイクはマツダ)、この調子でMGや果てはロータスが「エラン」て名前で……などと妄想は膨らむばかり。両者現在は中国資本なので、「ガンガンやりなよ」と一言言ってくたらおもしろいんですが。

 それはいいんですがこのロードスターてのもほぼ「最適解」で、人間が人間である以上、その身体に「きもちいい走り」を感じさせるならこのサイズ、4000ちょいの1700ちょいの、重さは1t前後でエンジンは1600cc前後、パワーは120馬力程度……が「ベスト」なんですわつまり。
 で、ここ狙って作るとつまりロードスターみたいなものにしかならず、差の付けようがない。あるとするなら唯一デザインですが、初代NAがあまりに完璧だったのでそこもつけ入る隙が無い。
 ここで高馬力エンジンなんか載せたら終わり。そのために各部を補強しまくる必要が生じて重く高価になり、それを多少なりともカヴァーしようと既存FRセダンのプラットフォームとか使っちゃうと分厚くブサイクになって死ぬ。
 もちろん操舵の気持ちよさで落ちるFFやどうやったってピーキーかドアンダーの二択のMRは論外、4座にして後輪をドライヴァーから遠ざけるのもナッシング。
 1989年にデビュー以来、幾多のメーカーから幾多の「ああいうの」が出てきたのですがまだ残ってるのはもはやスポーツカーとはカウントしにくいラグジュアリーなSLK(SLC)とダイハツ・コペンぐらい。あとはS660……はビートの後継とはメカ的にもコンセプト的にも認めづらいので(なにせホンダ自身がそう見られたくないっぽい)、まあ次期型が出てから話をしましょう。
 1発やったら出せるんですよバルケッタだってMR-Sだって。
 継続して、つまりビジネスにしてる、てのがエライ。

 まあつまりなにが言いたいかと言うと、メカてのはわりと最適化が早いし、最適化されたものはえらい長持ちするな、ということです。
 物理法則がモノを言うからでしょうね。

posted by 犀角 at 00:01| 雑記

2018年10月07日

F1グランプリ in Japan


 未だにこの言い方すると小林克也さんの声が聞こえてくる昭和メンです。聞こえてますか、『TRUTH』。

 エンジン・サプライヤーとしてホンダ復帰4年め、今年からトロロッソ(昔のミナルディです)と組んでます。今季のF1はメルセデス、フェラーリ、レッドブルというチームが頭抜けた「3強」なのですが、その1つレッドブルのジュニアチーム。ただしいろいろ規制あってシャシーは別物で、まあ中団の真ん中かちょい下ぐらいかなあ、という立ち位置です。
 中断はハース、フォース・インディアが競ってて、ルノーがコースによってはそれに迫る。ザウバーも当たれば速い。でトロロッソが居て、下にマクラーレンとウィリアムズ。

 わたし03と04に親友のしんちゃんと一緒にF1鈴鹿行きまして、ミハエルが7つめ勝つところ観たわけですが、その頃、といってもたった15年前、のわたしに
「ミナルディ・ホンダがマクラーレン・ルノーとウィリアムズ・メルセデスの上におるで」
言うたら
「うそだぁ」
と爆笑されるに違いない。
 そのぐらいミナルディのクルマはポンコツでした。
 スポーツはなんでも現地行かないとわかりません。
 逆に現地行くと本当にいろいろわかる。
 もフェラーリとかBMWのクルマの美しさ、迫力、キレ、そんなの何もない。見てくれはF1マシンですがあきらかにメカノイズとか多くてガタガタ揺れながらスプーンに飛び込んでくるんです。むしろ
「こんなもんであんなもんとよう戦おうと思うな!」
と下位チームのドライヴァーたちに敬意が芽生えました。

 まそんな感じのチームが出自ですんで、ストラテジーがどうのこうのとか言うも愚か。ここんとこ毎回のようにおんなじ失敗、スタートタイヤ引っ張りすぎて予選で先行したチーム(今回ならインディア)にアンダーカットを許し、トラックポジションアホほど失ってからピットインしてドベ付近まで落ち、もちろんそこから抜きにくいトラックで挽回できない、というのを今回もやらかしてたんですが、まあ、しょうがないッス。
 予選のP6、P7で夢が見れただけでも。
 その立役者、今回初めて実戦投入されたパワーユニット・スペック3はなかなかいいようで、「ルノー越え確実」とか。まだ2強には届きませんが、来年レッドブル・ホンダになればこれは楽しみです。

 ハミルトン完璧、流れの悪すぎるベッさんも最後の最後にファステスト出して意地を張り、まあここは本当にドライヴァーズ・コースです。
 今年は長期低落傾向だった観客動員も上回ったようで、盛り上がりも若干。やっぱりドライヴァーでもチームでも、地元日本勢が頑張ると客足も増えますね。あたりまえですけど。
 というか来年ちょっと観に行きたい気もするなあ。

 まあ面白かったです。

posted by 犀角 at 00:00| 雑記

2018年10月05日

デミオ SKY-E(仮)


 マツダの技術説明会があって

https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1146003.html

 ロータリーエンジンを発電用に使う、という話はもうずいぶん前からあるのですが、こう大きく取り扱ってるところを見ると、そろそろ実車が出るんじゃないか。ならば載るのは前回(2013年)その名も「Mazda2(デミオ)REレンジエクステンダー」を発表したデミオじゃないかね、ということで実現するとデミオe-Power、では無くて仮称デミオSKY-E。

 難しいですね、REであることも言いたいし、E(電動)であることも言いたいし。きっといい名前付けてくれるんでしょう。

 新技術とお商売の関係というのは事前にはわからないもので、本家日産e-Powerも実際使ってみると燃費の面では標準車に対し「ちょい増し」程度、モデルライフ全体で本体差額取り返せるかどうか微妙、という意味ではプリウスなど各THS(トヨタ・ハイブリッド・システム)搭載車と大差なし。その差約40万円、でも忠誠心の高い日産党たちはスムーズでトルクフルな「電気の走り」にそれだけの価値を見出して買った。
 それもめちゃくちゃに買った。
 何十年かぶりの月販1位の座を日産に与えるほどめちゃくちゃに。不正検査問題がなきゃ年度1位も確実に獲れてた。

 あれを見ると日産社内だけではなくどの社も「すわe-Power」という話になりますわな。
 顧客の満足というのは事前にはわからないので、なにかが当たってから、「顧客はあれに満足してるからあれを作ってくれ」と営業が技術をつつくのです。
「ウチにはSKY-Xもあるしそれで粘れば次はHV系飛ばしてピュアEVで……だってアクセラのHVだってあんなに苦労したのにクッソ売れなかったじゃん」
とマツダ技術陣は考えていたのかもしれませんが、そこはそれ市場の言うことはある程度は聞かないと立ち遅れる。
 このモデルはモーターで走るので、「EVに発電機の載ったもの」と考えてよく、EV時代に向けてモーター制御やバッテリ周りのノウハウも溜まる。THS系やホンダの2モーター系みたいなヤケに複雑なHV技術をスキップできる。

 デミオには得意のそして世界屈指のディーゼルエンジンもありますが、出来の良し悪しと市場の反応は別。個人的にはマツダ・ディーゼルはとてもとても健闘してると思いますが、それもいつまで持つかわからない。今ものすごい逆風ですからね。

 などとグデグデ言ってますがつまり
「デミオe-Po……電動デミオ出たら欲しい」
って話です(笑)
 デミオ、先代DEにいま気に入って乗ってて、現行DJもとてもいいと思うんですが、ガソリン>ガソリンで乗り換えるにはちょっともったいない。個人的にはDEの方がデザインは好きだし。といって、1.5ディーゼルはアクセラ以上に載ってる2.2Dほどは心惹かれない。
 なんかこう、デミオにもうちょっぴり色ついてたらいいんだけどなあ、まあSKY-Xがこのサイズに降りてくるのを待つかね……
 と思ってたら今回、忘れてた伏兵が飛び出したわけです。
 でちょっと「おっ」とか思っちゃった。

 先日日産リーフに乗りまして
http://rakken.sblo.jp/article/183250339.html
「ああ、まあ、こうなっていきますわなどうしてもな」
と。電動車両のアクセルへの正確な「ツキ」、踏んだ瞬間フルトルクを叩き出して大地を蹴ってくれる、これは大変きもちよく、ノートe-Powerオーナー達が40万出したのも納得です。

 日産のe-Powerは結局セレナにも載ったし、セレナで行けるってことはエクストレイルなんかでも多少工夫すれば行けるはずで、つまり中型車まで全部行ける。
 同じようにマツダ版e-Powerもある程度スケーラビリティがあるはずで(というよりそうしなければ新しくREを起こすコストが高すぎる)、デミオで成功すれば当然アクセラにも……
 あれ、SKY-Xの立場は。
 実は実験車両ではSKY-XとREエクステンダーが燃費も加速フィーリングもあんまり変わらなかったりして真っ青になってるかも(笑)
 さすがにそんなことないか。

 REはリアに置くそうで、そうすると前後重量バランスが改善してFF車らしからぬ軽やかなハンドリングになるかもしれません。FF車の場合前荷重はあればあった方がいいと頑なに信じることもできますが(アウディやホンダはそれ)僕個人的にはFFでもノーズは軽いに越したことないと思います。

 まあ楽しみです。SKY-Xもね。

posted by 犀角 at 00:11| クルマ

2018年10月04日

本「大坂堂島米市場」高槻泰郎





 ジュンク堂大阪本店つまりまさにその「堂島」アバンザ店で猛プッシュされておりましたので思わず購入。

「世界初の商品先物市場」と讃えられることも多い大坂米市場について詳説。仕組み、取引の様子、コントロールしようとする江戸幕府&大坂奉行所と、それに対応する米商人たちが活写されており、たいへんおもしろいです。経済系のジョブや学生の人はマスト・リード。

 世は仮想通貨で沸き立ってますが、大坂商人たちも「立物米」という「指数」の売り買いを行ってました。これ現物との交換関係が無いんです(途中まで)。
 ここが非経済系の方には理解に苦しむところで、「現物」の市場はわかる、「現物の先物」もリスクヘッジなどと考えればまあ理解できる、けどもその「指数」をやりとりって一体何?
 合理的な説明はたぶんつかず、本音としては
「強い者が弱い者を市場に引き込んでさらにかっぱぐシステム」
なんですが、まあそれはそれとしてそこで起こる悲喜こもごもが、第三者としてはおもしろい。
 後半に米相場に取り組んだ地方の商家の話が出てくるのですが、そこは米価の低値安定によって「米だけ商っててももうムリだ」と思い立って米相場を始めるのです。
 低年収に追い詰められて仮想通貨に手を出す今の人とそっくり。ただし長い間取引の記録が残っているので、そこそこセンスがあって「勝ち続けた」のでしょうが、それもつまり長年米を扱ってきたおかげではないかと思ったり。

 江戸幕府も手をこまねいて見てたわけではなく、あの手この手で市場に介入しようとするのですが、彼らの視点は米価(をできれば高値)安定で、そうであるならば別に良い、と。
 僕らが日本史習った頃ですと、江戸幕府も諸大名も「市場経済」に対応できず四苦八苦する、というイメージでしたが、人間はそんな甘いものではなく、むしろ大名は支配下の農民に「土地と品種の相性などどうでもいいから、とにかく見栄えのいい米を出せ」と命ずるあたりは過剰適応とさえ言える。
 サンプル米出荷の時は180人からで一粒一粒選り分けたらしいですよ二俵分ほど。
 幕府もちゃんと学習回路が働いていて、前回の施策で上手く行かなかったり反発を受けたところは調整する。固陋な頭で「ならんものはならん」と言うだけではない。もっと現実的&合理的です。

 すごく江戸時代の商人たちや幕府のお役人たちが身近に感じられ、お米ってものは昔から複雑なシステムをくぐって届けられる、極めて大切な物品なんだなあ、と改めて思えます。
 よい本です。おすすめ。

posted by 犀角 at 15:29|

2018年10月03日

「組織か個か」(懐かしい CLグループステージ ナーゲルスマン 1-2 グアルディオラ


 ホ軍のナーゲルスマン監督は弱冠31歳で弱小地方チームをウルトラ強化した、マンガの主人公みたいないま話題の人。対するシティはもちろん昨年度プレミア王者、監督は言わずと知れたペップ・グアルディオラ、「いま世界最高の監督」と讃えてもおそらく97%ぐらいのサッカー・ファンが苦々しく首を縦に振る名将です。

 試合は開始早々1分、CBの間に行ってまえスルーパスが綺麗に通ってホ軍先制。しかしシティもすぐの8分、左ペナエリア角にスルーパス出してサネを走らせ、抉ってセンターへ折り返してアグエロ。
 その後ワラワラと攻守とも寄せの早いホ軍と、老獪なシティがその圧力をうまーく外しながらチャンスを伺う時間が過ぎて終盤86分。なんでもないロブ・クロスをホ軍CBが胸トラップして脚で処理しようとしたその、胸>脚の隙間をダヴィド・シルヴァが掻っ攫ってゴール。で決まり。

 名前聞いても知らん人ばかりのホッフェンハイムが、どの人の名前も知ってるシティを、かなり追い詰めた、と見れば大善戦、なんですが、結局未熟なCBの小さなミスを百戦錬磨のヴェテランFWが突いて勝利、と見れば順当。
 観てても、時間の過ぎるのは確かに早かったですが、あんまりワクワクはしなかったかなあ。どちらかというと判官贔屓で観る方なので、ホ軍側で観てたんですけどね。

 で、タイトルのような懐かしいことを思い出す。
 ホ軍、というか現在のホ軍を組み上げたのは今RBライプツィヒに居るラングニックという人で(ちなみに来年ナーゲルスマンもライプツィヒに行きます)、この人の考え方が大枠でいうと「群れで戦う」というもの。ボールの取り方をシステム化して、それがこなせる若いハードワーカーを揃えて走る。
 ……でもそれは仮にもビッグ・クラブと言われるようなチームならいまやどこでもやってることで、シティだってそうだしRマドリーだってユヴェントスだって、いまはFWからマックス走ります。世界で2人だけ走らないのが許されてるのはメッシとクリロナ……まああとイブラヒモビッチもそうかもしれん。
 セイバーメトリクスで一世を風靡したアスレチックスが、結局は「それだけでは」ワールドチャンピオンには手が届かなかったように、システムで作り込むのは90点のところまではいけますが、そこから先の10点を稼ぎ出すのは特別な個、つまりアグエロやシルヴァで、それはたいへんお高い。

 また別の言い方をすると、膠着状態を打開したり、あるいは逆に大ピンチを間一髪しのいだり、できるのは「ひらめき」で、これを持つ(発生頻度が高い)選手が「違いの作れる選手」。そういう選手抜きでそういうことをしようとすると大変負荷が高い。
 むしろそんな複雑で精度と密度の高いことができる選手は、ひらめかないんじゃないか。
 以前バルセロナが強かった時、メッシ・チャビ・イニエスタを生んだその育成システムが讃えられましたが、「でもバルサ出って他で伸びないじゃん」という批判もあった。ボージャンとかドス・サントスとか。

 まあでも逆に言うと、ペップ・シティをここまで追い詰められるなら他のチームになら強豪といえどわりと通用しそうで、それは観てみたくもある。

 ということで、先日「リバポおすすめ」と言いましたが、ホッフェンハイム、というかナーゲルスマンもチェックしておくと、通っぽく見えますよ。言い方はこう。
「いやぁ、ナーゲルスマン来年ラングニックと組むんでしょ? 楽しみだねぇ」
目を輝かせた相手がべらべら喋りだしたら全部聞き流す。

 余談ながら、金にあかせてありとあらゆるスポーツに赤ベコを露出させていいかげん食傷気味のRBグループですが、先日人が居なくて困ってたトロロッソ・ホンダの来季ドライヴァーに一度「捨てた」クビアトを再雇用するという英断を下し、まあ「間違ったら正す」ができるっていうのが強い組織の証拠かなあ、と思いました。
 しかし僕ならあんな扱い方されたらもう一生レッドブルは飲まない、というぐらい酷い扱い方されて、それでも「乗るか」と言われれば「乗る」と答えるクビアトはタフと言うか、F1というのはそんなに魅力があるもんなんかなあ、と感心。
 そう思うとニコ(・ロズベルグ)はホントにもう走りたくなかったんだなあ、ともはや懐かしく思ったり。

 お金が無くて困ってるスポーツは、RBグループとDAZNに相談するといいと思うよ。
 お相撲とかまるごと買ってもらった方がいいんじゃないですかね。
posted by 犀角 at 00:25| コンテンツ

2018年10月02日

風邪



「今年の夏は風邪引かなくて元気!」
と威張っていたのに、みごと秋本番、ひいちゃいました。
 まあ冬に向けての準備と考えましょう。
 風邪を引く度に野口晴哉先生の『風邪の効用』を思い出し↓



「熱を出してウィルスをやっつけるついでにガン細胞なんかもやっつけてくれてるんだ」等々、ええように解釈してジッとしてます。
 兵糧攻め(断食)もおすすめ。食欲があったら食べればいいと思いますが、無いのに押し込んだら身体に負担がかかって治りが遅くなる(気がします)。

 個人の感想です。

 せっかく奥さんに教わった「朝起きて1時間以内に朝食特に味噌汁を飲む」を実行して早寝早起きが実現されつつあったのに、また睡眠タイミングがグチャッとなりましたが、またやります。

 風邪は、ひかないように注意するのも大事ですが、ひいてからどのように自分の身体のケアをしようか考えたり感じたりする、その都度ごとに、これが大事ですね。

posted by 犀角 at 00:00| 雑記

2018年10月01日

台風24号


 21の爪痕が生涯初めてというぐらい酷いものですから、「同じクラス」と言う24が来るというので半泣きになりながら準備しました。

・夫婦でスーパーへ出かけてレトルトカレーやカップラーメンなどお湯だけで食べられるものを買ったり
(ごはんは母が備蓄)
・カセットボンベを補充したり
(品薄)
・乾電池を補充したり
(単一はもうない)
・雨戸のない小窓に窓割れ時飛散防止用に養生テープを「米」に貼ったり
 (家中ユニオンジャックがあって、ロックバーみたい)
・クルマのフロントガラスに気休めでダンボールを貼ったり
・バイク乗りだった頃持ってたコンパクト・ガスバーナーを久しぶりに点けてみたり
(ちゃんと点いた)

 21号被害で気づいたんですが、台風も停電を引き起こすと何日も日常生活に支障が出るもんで、準備は地震とあんまり変わらない。たいへんなもんです。これ終わったらLEDランタン買っておこう(と大阪地震の時に思ってAmazon行ったらめぼしい品が1〜2ヶ月お取り寄せででして……)

 ──幸い、ウチの近辺(大阪市南部)はすり抜けるように台風の北西側が通過して、ほとんど被害なしでした。

 翌日つまり今朝、台風一過のきもちよい風に吹かれながらカバー・ダンボールを片付けたりテープを剥がしたりして、ほっと一息。例の車庫のブルーシートも、なんとかもってくれた。

 こういう肌感覚をちゃんと後世に伝えていけるのだろうか。自分も体験しないと全然わからないですね。「50年ぶり」とかだと2世代前が居ないと甘く構えてしまう。

 さて25号も発達中。
 備えあれば憂いなし、みなさんもお気をつけください。
 風怖い怖い。

posted by 犀角 at 16:50| 雑記

2018年09月30日

焼きリンゴ


「日に1個の林檎は医者殺し」
と物騒に語られる果物ですが、最近我が家では焼きリンゴがブーム。
 いやなに、

・皮剥いて16分割して
・鉄板にクッキングシート敷いて並べて
・オーブントースターで焼く

だけです。温度と時間は「端っこがちょっと色づくぐらい」でお試しあれ。(ウチのオーブンには「グリル野菜」って便利なボタンがある)
 甘みがぐーんと増し、水分もほどよく抜けて量も食べやすい。
 林檎一個まるまる食べるのって結構たいへんですが、これならあっという間です。

 もちろん、焼いたあとバターを落としたり蜂蜜を垂らしたりしてもOK。でもそのままが酸味と甘味を両方感じられて一番、かなあ。

posted by 犀角 at 00:00| ごはん